イベント好き必見!作品作りの関わる資格「MIDI検定」

電子楽器の演奏データを保存したり、送受信するための世界共通規格として、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)が用いられてきました。

MIDI形式のファイルは汎用性が高く、市販のパソコンやスマートフォン・タブレット端末、携帯電話(ガラケー)で簡単に再生することができます。汎用コンピュータの端末以外にも、電子楽器や一部のゲーム専用機でも、MIDIやこれに準ずる信号のファイルが利用されています。

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音楽ファイルの世界標準規格であるMIDIの特徴

私たちの身近な所であれば、携帯電話やスマートフォンの着メロも、MIDI形式のファイルが用いられています。MP3など、他のフォーマットに変換された音楽ファイルの多くも、MIDIで作曲されたものが多く存在します。

コンピュータで作曲をしたり、既存のメロディーを演奏・編曲したりする際は、MIDI形式のファイルを編集する技術が求められます。MP3などの一般的な音声ファイルには、音の波形データが記録されています。

これに対して、MIDI形式のファイルには音の波形データではなく、楽譜と音色(楽器)が記述されています。一般的な音声ファイルを再生する際は、音の波形データを忠実に再生します。ところがMIDI形式のファイルを再生する場合には、楽譜のデータに従って、コンピュータが「演奏」することで曲が流れます。

MIDI形式のファイルには、楽譜と音色の情報が格納されているため、同じ曲であっても音声ファイルよりも、ファイル容量が非常に小さいというメリットがあります。さらにMIDIファイル内の音色の情報を変更するだけで、演奏する楽器を自由に変更することができ、フリーソフトを利用すれば初心者でも簡単に音色や音の強弱・速さを変更することができます。

MIDIファイル作成技術を仕事に生かす方法

MIDIは、音楽をコンピュータで作成・編曲する際に広く使用されている規格なので、楽器メーカーや音楽関係の会社の他にも、多くの業種で技術者が活躍しています。MIDI形式のファイルを作成・編集する技術があれば、メロディーを扱うような会社で仕事をすることができます。

MIDIは昔から利用されてきた規格なので、趣味で作曲をしたり既存の楽譜をコンピュータで編曲・演奏して楽しむ人もいます。MIDIで作曲をしたり編集をする技術を持っている人であれば、MIDIに関する資格を活用して、仕事に生かすことができます。

幅広い分野で利用されているMIDI規格に関する資格として、「MIDI検定」という資格があります。

MIDI検定は、社団法人音楽電子事業協会が試験・認定を行う民間資格で、MIDIを理解して活用することができる人材を育成することを目的としています。このため、一番難易度が低い4級の試験に受験する際は、初心者向けの講習を受講することが求められています。

MIDI検定の資格は、MIDIに関する知識や技術を持っていることを、証明するために利用できます。さらにMIDI検定合格を目標にして学習を進めることで、MIDIに関する知識や技術を体系的に身に付けるために、活用することもできます。

MIDI検定は、コンピュータ関連の資格としては歴史が古く、10年以上前から実施されています。このため一部のコンテンツ制作会社や楽器メーカーなどでは、採用条件としてMIDI検定の取得が必須の会社もあるほどです。

必須ではないものの、MIDI検定を社内での実力評価の対象としている会社もあります。MIDI検定は、イベント系や音楽系の資格として広く知られているため、音楽関係の仕事に就くことを希望する人におすすめの資格です。

MIDI検定の種類・受験資格と試験内容

MIDI検定は、難易度が高い順に、1級から4級まで4段階に分かれています。3級と4級は誰でも受験できるため、MIDIについて知識を持っている人は、3級からチャレンジすることができます。

試験方法ですが、3級と4級は筆記試験のみ、2級は筆記(1次)試験と実技(2次)試験、1級は実技試験によって合否の判断が行われます。2級には受験資格があり、3級の合格者は2級の1次試験に、2級の1次試験合格者は2級の2次試験に進むことができます。

2級に合格すれば、1級の実技試験に受験ができます。1級と2級の実技試験は、課題曲(楽譜)を、自宅などでMIDI形式の音楽作品に仕上げてから提出します。

試験の出題内容ですが、4級はMIDIの基本的な知識(オーディオとの違いやパソコンで楽しむ方法など)が出題されます。3級は音楽情報を数値化したり、数値化されたデータを音楽情報として捉えるために、必要な知識が問われます。

2級に合格するためには、音楽制作現場で業務レベルとして、MIDIに関する制作や監修ができる知識・技術が求められます。1級の実技試験では、プロとして楽譜のデータから音楽作品を完成させることができる技術が問われます。

1級または2級に合格すると、業務として音楽作品を仕上げる技術を持っていることを示すことができます。MIDI検定試験の日程ですが、毎年12月上旬頃に3級の試験(筆記)が実施されます。

3級の試験に合格すると、翌年12月上旬頃に実施される2級筆記(1次)試験に受験できます。2級の1次試験に合格すると、翌年2月下旬頃に実施される2級の実技(2次)試験に受験できます。2級に合格すると、8月下旬に実施される1級(実技)試験にチャレンジできます。

4級については、MIDI検定認定指導者が実施する講習会と試験が、年に何度か実施されています。

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