映画はフィクションだけではなく、実際の人物を基にした作品もあります。
その中でもおすすめの3作品を紹介します。
おすすめの作品とあらすじ
1.夫婦の伝記映画「The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」
今も民主化のために働き続けているアウンサンスーチーの半生をつづった伝記映画です。
東南アジアの国ビルマ(現ミャンマー)。
スーチーは建国の父とあがめられた偉人アウンサン将軍の娘として生まれました。
1947年クーデターにより父を暗殺された彼女は成長後ミャンマーを離れ、イギリス人のマイケル・アリスと結婚します。
専業主婦として二人の息子とともに幸せに暮らす彼女でしたが、母の病気の看病のため、再びビルマへと戻ります。
帰国した彼女を待ち受けてきたのは民主化運動を盛んにおこなう若者たちでした。
しかし激しい弾圧を受け、民主化への道のりは果てしなく遠いものとなっていたのです。
彼女の帰国を知った民主化運動家たちは、自分たちの旗印としてスーチーに選挙への出馬を要請します。
国を思い、国の未来を思う彼女は、身の危険を顧みず選挙への出馬を決めます。
しかしそれは、軍事独裁政治をしいている軍部にとって目障りな存在でしかありませんでした。
愛する夫や子供と会うこともままならない日々、危うく命を落としそうになる日々がリアルに描かれています。
スーチーだけでなく、夫のマイケルも「愛する人のために自分が何をするべきか」を追求し、彼女がノーベル平和賞の受賞者にすることによって、世界中に彼女の活動を知らしめることに成功します。
夫もまた、隠れた偉人と言えるでしょう。
しかしスーチーとマイケルには悲しい試練が待っていました。
スーチーがいつも花の髪飾りをつけている理由を知り、そのしなやかな強さはまさに偉人と言えるでしょう。
![]() |
2.フランス幼いエリザベス女王の姿が見られる?「英国王のスピーチ」
現イギリスの女王エリザベスの父親、ジョージ6世の伝記です。
兄エドワード8世が離婚歴のあるアメリカ女性との結婚を望み退位した後、ジョージ6世は国王の座につきます。
幼いころから言葉が詰まる吃音のあった彼は、人前で話す際に現れる吃音に日々苦しんでいました。
現在ほど研究が進んでいなかった当時、呪術まがいの方法や口の中にガラス玉を入れてしゃべるなど、治療とは程遠い方法を試すしかありませんでした。
もちろん効果はありません。
妻の思いとは裏腹に、イラついて彼女にあたる始末です。
そこで妻は、評判の言語療法士ライオネル・ローグを訪ねることを進めます。
王に対して横柄な態度のローグに、はじめは起こるジョージ6世。
しかし帰り際に渡された自分の声が録音されたレコードを聴いてみると、そこには詰まることなく言葉を発している自分を発見したのです。
父ジョージ5世が亡くなった後、兄はいったん王位を継ぐ者のすぐに退位してしまいました。
いよいよ国民の前で話さなければならない立場になって苦しむジョージ6世。
ローグの治療を受け、必死に吃音を克服しようとする彼と、その様子をあたたかく見守る妻の様子が切なく、けなげでいとおしいという感想を持ちます。
少しずつ成果を上げていくにつれ、ローグに全面的な信頼を置くようになっていき、ついにラジオの生放送で国民を前にスピーチをすることに…。
ジョージ6世の伝記であると同時に、言語療法士ローグの伝記であるともいえるでしょう。
王に対しても、患者としてほかの人間と同じように接するローグのひょうひょうとした貫禄は、名優ジェフリー・ラッシュならではといえます。
また、内気ながら頑固な英国王にコリン・ファースとキャストも豪華です。
![]() |
3.イギリス音楽界の偉人「アマデウス」もう一人の主人公サリエリ
モーツァルトといえば軽妙で明るいクラシック曲が多く、今でもCMで使われて耳にする機会も多いですね。
でも彼の本質は一体どんなだったのかを舞台化、さらに映画化された作品です。
この作品を見てモーツァルトという偉人が生きた時代に思いをはせてみましょう。
幼いころから天才的な才能で名をはせていたアマデウス・ウォルフガング・モーツァルトがとうとうオーストラリアの宮廷に招かれます。
右往左往する宮廷音楽家たちの中で、サリエリだけは彼の才能を見抜きます。
自分には音楽の才能がないのに、モーツァルトの音楽の素晴らしさだけはわかってしまう、彼の葛藤は尋常ではありませんでした。
一方のモーツァルトは、妻コンスタンツェとの遊興の日々に明け暮れ、子どもが生まれてからも派手に遊び歩くことをやめません。
多額の借金もあることを突き止めたサリエリは徐々にそこにつけこみ、モーツァルトを貶めようとしていきました。
しかし、そんな中でもモーツァルトの作る楽曲のすばらしさに打ちのめされる日々です。
とうとう、サリエリは素性を隠してモーツァルトに作曲を依頼します。
それはレクイエム、すなわち葬儀の際に演奏される曲です。
モーツァルトを亡き者にし、自分が作曲したかのようにこの曲を演奏するという、恐ろしい計画をたてます。
しかしモーツァルトは素性を隠したサリエリの風体に、厳格だった父の幻影を見て、本当に弱っていくのでした。
モーツァルトの死には謎の部分が多く、さまざまな憶測が飛び交った中での「フィクション」も含まれていますが、当時の宮廷や音楽をめぐるやり取りは非常に興味深い映画です。
冒頭とラスト、老いさらばえたサリエリが語るのは嫉妬の恐ろしさでした。
![]() |
Title
[…]very handful of internet sites that transpire to be detailed below, from our point of view are undoubtedly effectively really worth checking out[…]