SF映画は現実を忘れさせてくれる最高の娯楽ですよね。
近年、撮影技術の向上によって、ますますリアルなSF映画が製作可能になり、現実とのギャップに心躍らされることも増えてきました。
おすすめの作品と見どころ
1.目や耳でも楽しめる『フィフス・エレメント』
中でもおすすめなのは、1997年に制作された『フィフス・エレメント』です。
『バイオハザード』シリーズですっかり日本にもおなじみとなったミラ・ジョヴォビッチが一気に注目を集めるきっかけとなった作品です。
近未来のアメリカでタクシードライバーをしていたコーベン・ダラス(ブルース・ウィリス)は、勤務中に偶然空から車中に落ちてきたリー・ルー(ミラ・ジョボビッチ)と出会います。
地球存亡の危機が迫る中、そのカギを握る歌姫の元へ向かうことから、舞台は宇宙へと展開していきます。
ブルース・ウィリスやゲイリー・オールドマンといった豪華キャストの脇を固めるのは、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでビルボ・バギンズを演じたイアン・ホルムや、ファンキーなキャラクターを演じさせたらピカイチのクリス・タッカーらです。
監督は『タクシー』シリーズでお馴染みのリュック・ベッソンが勤めました。
元々リュック・ベッソンが16歳の時に考えた物語をベースとして作られていることでも知られています。
見どころは、何と言っても随所に登場する近未来的な家具やアイテムの数々、そしてジャンポール・ゴルチエによってデザインされた斬新なデザインの衣装です。
オレンジ髪のリー・ルーが高所から飛び降りるシーンは、一度観たら忘れられない印象的なシーンです。
そして歌姫ディーバの圧倒的な歌声をバックに行われるスピード感あふれるアクションシーンは必見です。
どこか憎めない宇宙人たちや、クリス・タッカーらによってコメディ要素も随所に取り入れられているおすすめのSF映画です。
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2.アクションシーンも見ものの『マイノリティ・リポート』
ハリウッド映画のスーパースター、トム・クルーズが主演を務めた『マイノリティ・リポート』は、まさにSF感満載の大作です。
舞台は未来のアメリカ。
多発する犯罪を防ぐために、政府は未来を予想することが出来るプリコグたちの力を使って、犯罪が起きる前に犯罪者たちを捕らえていくという対策を導入します。
警察官であるジョン(トム・クルーズ)は、ある日、自分が殺人を犯すというプリコグの未来予想により、捕まえる側から一転、捕まえられる側になってしまいます。
彼は何故自分が殺人を犯す未来が見えてしまったのかを突き止めるため、プリコグのうちの一人、アガサとともに逃亡しながらも事実の追求に奮闘します。
あの手この手を使ってジョンを捕まえようと奮闘するウィットワー調査官を演じるのは、コリン・ファレルで、この作品で一気に知名度を上げました。
未来予想による犯罪抑制という、斬新な設定に驚かされた方も少なくないでしょう。
よく練られたストーリー展開で、多くの伏線が随所に張り巡らされています。
作中には、SF映画ではおなじみの空飛ぶ自動車、ホログラム、眼球承認機能などもたくさん登場してくるので、SF好きには堪らない作品になっています。
スタッフ陣も非常に豪華で、監督はスティーブン・スピルバーグが、音楽はジョン・ウィリアムズが担当と、それだけでも観てみたくなるような布陣ですね。
また、トム・クルーズといえばアクションは欠かせないものです。
肉弾戦はもちろん、カーチェイスシーンなど、見どころ満載です。
始終ハラハラしっぱなしで、現実世界を忘れてのめり込めるような作品です。
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3.地球を守るのは父か娘か?時空を移動する『インターステラー』
『インターステラー』は2014年に制作された、宇宙が舞台の作品です。
オープニングは非常に現実的な描写が続き、一体これがどう宇宙とつながっていくのかと謎でしたが、あれよあれよと、あっという間に3時間が過ぎてしまったという感じの映画です。
ストーリーは食糧不足に陥っている地球から、人類が移住できる星を見つける果てのない宇宙へ旅に出る…というもので、まさにSFの王道を行く内容になっています。
この作品の中ではクーパーの娘の存在が非常に大きく、父は宇宙で、娘は地球に残って人類の危機に立ち向かっていきます。
時空レベルで離れ離れになってしまった父と娘の絆を描いた作品でもあるのです。
この作品のすごいところはしっかりと科学や物理学に基いて構築されているところです。
宇宙、ブラックホール、ワームホール、タイムトラベル、相対性理論などが好きな方ほどのめり込める作品ではないでしょうか。
そして素晴らしい映像美も必見です。
まだ人類が実際に目にしたことのない、ブラックホール内部、別次元の世界など、非現実的なものがまるで本当にそこにあるかのような映像技術や音響効果は圧倒的なものです。
監督は『インセプション』も手掛けたクリストファー・ノーランです。
元宇宙飛行士クーパー役にはマシュー・マコノヒー、船員仲間のアメリア役にはアン・ハサウェイがキャスティングされており、アメリアの父親役には名優マイケル・ケインが起用されています。
第87回アカデミー賞では美術賞や音響編集賞など、さまざまな部門にノミネートされ、視覚効果賞では見事に受賞しました。
是非大画面で、大音量で観ていただきたい作品です。
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