海で仕事をしたい人にピッタリの船舶関係の資格:内燃機関海技士

機関長や機関士のような機関部船舶職員が船舶に乗り組むために必要な国家資格として、海技士 (機関)があります。

海技士を所管しているのは国土交通省です。

内燃機関海技士は海技士 (機関)のうちの1つで、主に内燃機関の運転に限定された資格を指します。

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海技士 (機関)と内燃機関海技士の違い

大型船舶を運行するためには海技士の資格が必要です。

海技士の資格は航行する区域や船舶の大きさなどにより、航海、機関、通信、電子通信に区分されます。

さらにそれぞれの資格に等級があります。

海技士 (機関)の場合には1級から6級に加えて、機関当直3級と内燃機関2級から6級までが存在します。

内燃機関海技士とは、海技士 (機関)のうち内燃機関2級から6級までのいずれかを取得した者のことです。

それぞれの資格において乗り組める船舶の航行区域や推進機関出力、職員の階級が規定されています。

海技士 (機関)と内燃機関海技士の違いは、前者が全ての船舶を対象としているのに対し、後者は内燃機関を搭載した船舶のみに限定されている点にあります。

内燃機関とは、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンなどのことです。

一方、外燃機関には蒸気タービンや蒸気往復動機関、スターリングエンジンが存在します。

ガスタービンエンジンは国土交通省内でも部署によって解釈に違いがあります。

現在の船舶のほとんどはディーゼルエンジンを使用しているため、内燃機関海技士の免許でも運転が可能です。

内燃機関海技士の特徴について

内燃機関海技士はディーゼルエンジンなど船舶の内燃機関を運転するために必要な資格です。

2級から6級が存在しており、それぞれに異なる特徴があります。

現在の船舶の多くはディーゼルエンジンを使用しています。

一方、ボイラーを排気ガスで沸かして外燃機関である蒸気タービンを回し発電を行う場合もあります。

発電用の外燃機関が存在する船舶でも、船舶の運航に使用する動力源が内燃機関であれば、この資格のみでも対応できます。

その場合にはボイラーやタービンに関する知識が必要です。

各等級ごとに航行できる水域と推進機関出力に関する規定があります。

例えば6級の場合には、出力が750キロワット未満の内燃機関を有する沿海区域と平水区域を航行する船舶が対象とされます。

最高等級の2級の場合には、出力3000キロワット以上の内燃機関を有する遠洋区域を航行区域とする船舶と出力1500キロワット以上の遠洋区域を航行する船舶が対象です。

等級が上がると扱うことができる機関の出力が増大し、航行できる区域も広がります。

また全ての等級で免許を受けるためには、年齢が18歳以上であることが求められます。

国家試験を受験するには

国家試験を受験するには、等級ごとに定められた乗船履歴を満たす必要があります。

試験は年に4回行われており、全国11か所の地方運輸局が会場とされます。

試験の内容は身体検査と学科試験に分類できます。

身体検査では視力と聴力、眼疾患などの疾病の他に身体機能障害の検査が行われます。

学科試験では選択式の筆記試験と口述試験があります。

受験条件として特に年齢制限は定められていませんが、免許を取得するためには18歳以上であることが必要です。

乗船履歴については等級ごとに詳細な規定があります。

例えば6級の場合には総トン数5トン以上の船舶で、2年以上にわたって機関の運転に従事した経験が必要です。

学科試験のうち筆記試験については基本的に乗船履歴がなくても受験できます。

また国土交通大臣の登録を受けた養成施設の課程を修了者は、施設の種類に応じて筆記試験が免除されます。

国家試験を受験し免許を取得するまでのルートには、養成施設を経るものと経ないものの2種類が存在します。

養成施設を経ない場合には合格後に免許講習を受講する必要があります。

国家試験で問われる内容とは

学科試験のうち、筆記試験では様々な知識が問われます。

国土交通大臣の登録を受けた養成施設の課程を修了すれば筆記試験の免除を受けることができるので効率的です。

筆記試験の内容としては、機関に関する科目と執務一般に関する科目が存在します。

機関に関する科目では出力装置やプロペラ装置に関する知識の他に電気工学と設備、自動制御装置、甲板機械など様々な知識が求められます。

燃料及び潤滑剤の特性に関する知識には6級のみで問われるものと、それ以外の等級で問われるものがあります。

熱力学や材料工学などに関する知識は6級以外の等級で問われます。

特に製図に関する知識などは3級と2級のみで問われる知識です。

執務一般に関する科目では全ての等級で船内作業の安全について問われます。

6級以外では英語の試験も存在します。

口述試験は筆記試験の合格者を対象として行います。

合格率は非公開とされているため詳細は不明です。

多くの船舶では動力源として内燃機関であるディーゼルエンジンを使用しています。

試験に合格して内燃機関海技士の資格を取得すれば、等級に応じて大抵の船舶の内燃機関を運転できます。

最後に

現在では多くの船舶で内燃機関であるディーゼルエンジンを動力源としています。
内燃機関海技士の資格を取得すれば、多くの船舶で機関の運転が可能となります。
資格を取得するためには国家試験に合格することが求められます。
一方国土交通大臣の登録を受けた養成施設の課程を修了すれば学科試験のうち筆記試験を免除されるため効率的です。

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