難易度の高い国家資格とは?

資格勉強が難しくて悩む女性
難易度の高い国家資格とは何でしょうか。
ただ取得が難しいというだけなら色々ありそうですが、例えば大学で関連学部を卒業していないと受験できないとか、一定の実務経験がないと駄目である、などの資格はこの際除外しましょう。

資格試験のための勉強をすれば誰もがチャレンジできるものでないと、あまり意味がなさそうに思われるからです。

また資格を取得しても、利用価値が少ないというのもあまり意味がありません。

そのため、その資格さえあれば世の中にかなり通用するものである、ということも合わせて前提としましょう。

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中小企業診断士は取得難易度が高いが有用

上記の観点からすると、難易度の高い、いわゆる取得が難しい資格とは、「中小企業診断士」ではないでしょうか。

中小企業診断士とは、経営コンサルタントとしての今のところ唯一の国家資格です。

コンサルティング業を営むのにこの資格は必須ではありませんが、やはり独立開業するにはなくてはならない資格と言うことができます。

中小企業診断士の資格試験は、2つのステップからなります。

1つ目は一次試験であり、例年8月上旬に2日間に渡り行なわれます。

2つ目は二次試験で、10月下旬に行なわれます。

一次試験の内容は、経済学・経済政策・財務・会計・企業経営理論・運営管理・経営法務・経営情報システム・中小企業経営・中小企業政策という科目で構成されています。

いずれも大学の経済・経営学教室で学ぶ水準の知識が要求されます。

なお、これらの試験においては科目ごとに合否が判定され、合格した科目の有効期限は3年と定められています。

したがって、一次試験の不合格科目があった場合、3年以内に他の科目を合格すれば二次試験に進むことができます。

一次試験を知識や論理による試験と位置づけるのであれば、二次試験は応用的な能力を評価するための試験であると言えます。

二次試験の内容は「中小企業の診断及び助言に関する実務の事例」という問題解決のための論述であり、組織、マーケティング・流通、生産・技術、財務・会計、という4つのテーマについて問われます。

二次試験に合格すると、面接式の口述試験が行われます。

一次試験の合格率(全教科合格率)はこの15年間で15~25%、二次試験の合格率は18~24%です。

ちなみに、二次試験合格者数を一次試験全教科合格者数で割った最終合格率は4%程度となっているようです。

このことから、難易度はかなり高く、難しい試験であると言えるでしょう。

対策としては、やはり地道な自習を重ねるより他ありません。

年単位で目標を定め、確実に知識を積み上げていって実力をつけることです。

書店では各科目の参考書や問題集が多数取り揃えられています。

また、専門学校での講座や通信教育なども行なわれていますので、自習だけでは自信が持てない人はこれらを利用するのが早道かもしれません。

このように中小企業診断士は国家資格としては取得がとびきり難しい部類に属するものです。

しかし合格を果たした場合、大きな可能性が開けてくる資格でもあります。

まず、独立開業して経営コンサルタントを行なうことができます。

この場合、コンサルティング業務の他に、大学や専門学校での講師業・著述・講演・セミナー・企業研修の講師・通信教育のテキスト編集や回答添削など、活躍の場は多岐に渡ります。

しかし、資格を取得したからといって、普通はこのような仕事にすぐに恵まれるとは限りません。

そのため、会計事務所や経営コンサルティング事務所などに籍をおいて、キャリアを重ねていくという方法が考えられます。

また、企業に勤めながらこの資格を取得し、企業内で活躍するという道もあります。

かつて大企業の管理職に対し行われたアンケート調査では、部下に取得させたい資格のナンバーワンに推されたこともあります。

これは、この資格を取得できるような人材は非常に優秀なビジネススキルを持っていると評価されていることを意味します。

そのため、企業内では自己研鑽・自己啓発の資格取得としては、非常に価値のある国家資格であると言うことができます。

企業の内部に存在する問題点を見極め、それを適切な方法で解決するスキルをとりわけ高く持っているという評価が得られ、昇進・昇級のための大きな武器になることは間違いありません。

例えば、銀行などの金融業界では、顧客に対する融資を検討する際、顧客の経営状況を診断するという作業は欠かせません。

そのため、多くの金融機関では中小企業診断士の有資格者を擁しており、当然その資格に見合うだけの優遇がなされていると言えるでしょう。

最後に

冒頭に述べた通り、単に取得が難しいという国家資格はいくつもあります。
しかし、そもそも受験資格を問われるような資格ではなく、努力すればどのような個人でもチャレンジできる資格としては、やはり中小企業診断士が最有力であり、取得した後の活躍の場の広さを考えても、重要度がひときわ高い資格であると言えます。

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-仕事・資格, 国家資格

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