徳島県は、古くは阿波国(あわのくに)と呼ばれた場所です。
400年の歴史を持つ阿波踊りは日本三大盆踊りの1つとされており、これを目当てに夏休みの観光で徳島を訪れる旅行者も少なくありません。
しかし、徳島県にはメジャーな観光スポットの他にも、穴場スポットもたくさんあります。
夏の徳島県で家族旅行しよう
1.徳島県北部にある鳴門市
徳島県の北部に鳴門市があります。
地図で見ると、四国の一番右上にある場所で、瀬戸内海を挟んですぐのところには兵庫県の淡路島があります。
兵庫県の神戸市や明石市などからは、神戸淡路鳴門自動車道という高速道路を使って行くことができます。
ここ鳴門市は、瀬戸内海の「鳴門の渦潮」など、旅行者を楽しませる観光名所がたくさんあります。
その一例が「鳴門市ドイツ館」です。
現在の鳴門市には、大正時代、第一次世界大戦で捕虜となったドイツ兵の収容所が置かれていました。
しかし、ドイツの捕虜たちが過酷な扱いを受けることはなく、地域の人々との交流さえあったと言います。
ここではベートーベンの有名な交響曲第九番が、日本で初演奏されました。
アジアでも初となる第九の全楽章演奏コンサートだったそうです。
鳴門ドイツ館では、そうした歴史にかかわる史料に触れることができます。
なお、この関連施設としては、収容所跡地に整備された「ドイツ村公園」や、道の駅「第九の里」などがあります。
鳴門市の特産品には、鳴門金時というサツマイモや鳴門わかめなどがあります。
また、鳴門市の西部はうどんで有名な香川県と境を接していることもあり、鳴門うどんもご当地名物です。
市内にはそのようなうどん店もたくさんあります。
そして、夏休みの家族旅行で運転役を務めたお父さんであれば、鳴門のドイツビールを自分用のお土産に買って帰るのも良いでしょう。
2.クルーズを楽しめる徳島市
鳴門市を南下すると、徳島市にたどり着きます。
鳴門市と隣接してはいませんが、距離的には近い場所にあります。
徳島県の県庁所在地で、こちらもやはり瀬戸内海に面しています。
徳島県は、日本で唯一、電車が走っていない県です。
県内を走る列車は電化されておらず、ディーゼルで走っています。
徳島市内にはJRの3つの路線が通っており、駅の近くや線路際などからは、電化されていない列車の走るのどかな風景に出会えます。
JR徳島駅周辺は、徳島県内で最も繁華な場所です。
しかし、ここから歩いて数分の場所には、夏休みの家族旅行にもうってつけの穴場スポットがあります。
徳島駅から南へ向かい、両国橋を渡ってすぐの場所に「新町川水際公園」があります。
ここから周遊船に乗って楽しめるのが「ひょうたん島クルーズ」です。
乗船料は無料ですが、保険料として一人200円を払うことになっています。
「ひょうたん島」というのは、吉野川の分流(新町川・助任川・福島川)に囲まれた中洲のことで、これらの川を巡りながらひょうたん島を1周するのがこのクルーズです。
川面の美しい景色を楽しめるほか、徳島を代表する山「眉山」の姿にも出会えます。
クルーズを楽しんだ後には、その眉山方面に行ってみるのも良いでしょう。
山頂までは自家用車でも行けますが、「眉山ロープウェイ」に乗って景色を楽しみながら登る方法もあります。
ロープウェイの窓からは、緑あふれる眉山の自然と徳島市街が見渡せますが、山頂の無料展望休憩所からも周囲を一望できます。山頂から見る夜景も絶景です。
3.徳島県南部の太平洋に面した町々
瀬戸内海沿いにある鳴門市や徳島市とはまた違った風情を楽しめるのが、太平洋沿いにある町々です。
県南部にある美波町から高知県方面に車で下って行くと、海岸沿いの道路から太平洋の雄大な姿を見渡せます。
「室戸阿南海岸国定公園」の一部を成す海岸線で、新日本観光地100選にも選ばれています。
この場所を訪れるのは旅行者だけではありません。
美波町の海岸には、アカウミガメが産卵に訪れます。
そのため町内には、世界的にも珍しいウミガメの博物館があります。
「日和佐うみがめ博物館」です。
こうした環境にあることから、ここ美波町は、NHK連続テレビ小説「ウェルかめ」の舞台となりました。
2009年(平成21年)の秋から半年間、放送されました。
そして、ウミガメ館から車で数分の場所には、道の駅「日和佐」があります。
JR日和佐駅のすぐそばです。
この道の駅は、徳島県南部の交流拠点ならびに情報発信基地となっています。
ここには足湯も整備されており、無料で利用できます。
もちろん、地元の土産品をここで買うこともできます。
美波町を海岸沿いに南下してゆくと、牟岐町および海陽町を経て高知県に至ります。
牟岐町は漁業が盛んで、町内には「モラスコむぎ」という貝類に関する水族館(資料館)があります。
そして、海陽町には道の駅「宍喰温泉」があります。
文字通り温泉を楽しめる道の駅です。
いずれの町も魚介類が特産物で、地元の海産物を使った「海賊料理」が名物です。
最後に
徳島県は北部の瀬戸内海側から、南部の太平洋沿いの地域まで、観光名所が至る所にあります。
夏休みの旅行に最適な穴場スポットも満載です。
家族みんなで徳島県を存分に味わって、夏の楽しい思い出を作ることができるに違いありません。
Title
[…]we like to honor quite a few other world wide web sites around the net, even though they aren’t linked to us, by linking to them. Beneath are some webpages worth checking out[…]