愛知県には、活火山がありません。よって温泉旅館が建ち並ぶ地域はそれほど多くありませんが、魅力的な入浴施設がたくさんあります。
休日に日帰り入浴施設にマイカーで行き、日ごろの疲れをいやすのも楽しいでしょう。
西浦温泉をおすすめします
旅館で大浴場に行き、美味しいものを食べるのは旅行の醍醐味ですので、愛知県を代表する温泉旅館街を紹介しないわけにはいきません。
蒲郡市にある西浦温泉は、第二次世界大戦後に発見された、歴史の浅いところですが、名古屋からも近く、三河湾に囲まれた西浦半島は、風光明媚ということから「三河の熱海」と呼ばれるほどの地です。
アクセスはJR・名鉄の蒲郡駅からバスの便があり、自家用車であれば名古屋・豊橋方面いずれも、国道23号線のバイパスを走ることになります。名古屋市の中心部から、1時間もあれば着けるアクセスの良さが小旅行にはぴったりです。
季節ごとのトピックスですが、春はアサリの潮干狩りがおすすめです。三河湾は、アサリの産地として有名です。夏は、目の前の海岸で海水浴を楽しめます。西浦温泉パームビーチと呼ばれています。
また、蒲郡の沖合3kmにある三河大島という無人島が、夏の間だけ連絡船が運航されて、海水浴場としてにぎわいます。
秋から冬にかけては、蒲郡一帯は特産のミカンの収穫のシーズンですので、ミカン狩りをしたり、お土産で箱買いする楽しみがあります。また、冬は空気が澄んでいるので、夕陽・朝陽ともに美しいと評判です。
季節を問わないスポットとしては、蒲郡市立竹島水族館があります。建物は老朽化していて規模は小さいのですが、規模の小ささを逆手に取った集客戦略により、カピバラを飼育するなどユニークな方針を取り入れています。
よって、最近になり注目を集めています。
高速道路パーキングエリアでひと休み
刈谷パーキングエリアは、伊勢湾岸自動車道の豊田南インターと豊明インターの間にあり、愛知県内でも来客が多い施設です。観覧車があるパーキングエリアとして有名で、上り線からも下り線からも利用できます。
その中に天然温泉の日帰り施設があり、旅行の疲れをいやせるとして好評です。また、高速道路を使わない人むけにも開放しています。
こういう状況の施設をハイウェイオアシスといい、一般道側にも1000台分もの無料駐車スペースを設けているのが素晴らしいです。
一般道側のアクセスですが、車で行く方が行きやすく、バスの便も刈谷・知立駅から出ていますが、それほど本数は多くありません。お風呂の種類としては、露天風呂、内湯、韓国式チムジルバン、サウナ、リラックスルームなどがあり、食事をする施設もあります。
施設は、刈谷市の花、かきつばたをモチーフにした名前が、お風呂などについています。かきつばたは、在原業平がこの地でかきつばたに関する和歌を詠んだことに、ちなむとされています。
ハイウェイオアシスの中には、観覧車のほかに岩ヶ池公園という、ゴーカートやミニSLに乗れる遊園地のようなところや、愛知県の名物であるえびせんべいのテーマパーク、えびせんべいの里もあります。
ここでは、工場見学とか体験コーナーとか、えびせんべいを買い求めるだけでなく色々楽しめます。売店には、東海地方の名産が揃っており、中でも三河名産のあん巻きがおすすめです。旅行のお土産に、喜ばれることでしょう。
奥三河にある奥座敷もよいところです
2017年の大河ドラマの舞台となっている愛知県新城市は、鳳来寺という名刹があります。徳川四天王の一人、井伊直政が幼年時代にここに隠れ住んだと言われている地です。
この至近にある湯谷温泉は、宇蓮川という豊川の上流の美しい渓流に面した宿屋街です。歴史は古く、開湯は1300年前の奈良時代であるとされています。鳳来寺の開祖、利修仙人により発見されたという話が残っております。
泉質は塩化物泉で、効能は皮膚病、婦人病、リュウマチなどに効くとされています。
現地へのアクセスですが、新東名高速の新城インターからは国道151号線を20分、東名高速の豊川インターからは同じく50分、三遠南信自動車道の鳳来峡インターからは25分ほどの距離です。
電車では、JR飯田線の湯谷温泉駅から徒歩圏にありますが、特急などの列車は本数が少なく時間がかなりかかります。
周辺の観光地としては、上述の鳳来寺がまずあげられます。鳳来寺山パークウェイという元有料道路から行く場合は、山頂駐車場からのアクセスとなり、それほど大変ではありませんが、麓から1400段もの石段を登って行くことも可能です。
3代将軍徳川家光が、17世紀半ばに建立した仁王門は、国の重要文化財に指定されております。続いて、鳳来峡があります。湯谷温泉周辺に5kmほど続く渓谷で、川底に板を敷き詰めたように見えることから、板敷川と呼ばれることもあります。
秋の紅葉の景色はすばらしく、おすすめです。
最後に
愛知県は、温泉大国というわけではありませんが、海・山それぞれに有名どころがあり、旅行好きには楽しめそうなスポットです。
中でも、高速道路の中に充実した施設があるというのが、日本有数の車社会の愛知県らしい話だといえます。
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