ドラマはただ見て楽しむだけではなく、主人公や登場人物に自分を重ねて共感することもあります。
そして、自分もそんな風になりたいと憧れたり、勇気づけられることもあります。
自分の生き方を考えるきっかけになるドラマ
1.「大草原の小さな家」は世の中の縮図のよう
西部開拓時代のアメリカが舞台になった海外ドラマです。
主人公は、家族で新しい土地での生活を求めて馬車で旅立つところから物語は始まります。
ウォールナットグローブの小さな町で繰り広げられる素朴な日常を時にはユーモアを交えながら生き生きと描いています。
小さな町ですが、学校や社会で起こる様々な出来事は現代にも通じるものがあります。
いつの時代にもどこにいても意地悪な人たちというのはいるものです。
そんな状況でも、負けずに前向きに生きていこうとする主人公の生き方は素晴らしいと感じられます。
童話などでありがちな因果応報のみで終わるのではなくて、同じ町に生きる者同士で分かり合っていく過程がとても面白いのです。
人間は一人では生きられませんから、自分とは考えの違う人がいても上手に付き合っていくことが求められるものです。
性格が合わないからと言って切り捨ててしまうのではなく、知恵を働かせてコミュニケーションをとっていくやり方を見せてくれます。
子供の世界では、それが単純明快に描かれていますが、実は大人の世界ではもっと複雑な事もこの海外ドラマからうかがい知ることができます。
何十年も生きてきた中で、個人の考えは凝り固まってしまうものです。
それが個性となって物語を楽しく彩ってくれる要素でもあるのですが、心を揺さぶられる出来事を通して改心していく大人の姿からは大いに学びがあります。
シンプルなライフスタイルの中に、喜怒哀楽がちりばめられていて人生に必要な生き方を教えてくれているようです。
周囲に生きる人々と共に笑い合える関係性を持つ良さを教えてくれる教育的影響も非常に大きな海外ドラマです。
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2.「アリー my Love」から影響を受けるポジティブな生き方
アリーは弁護士で適齢期の女性です。
彼女のポジティブな生き方からは、女性としてどう生きるべきかをすごく考えさせられます。
彼女の影響力は絶大で、ドラマを見ると自分も色々な人と出会って恋愛したり、仕事を頑張ってキャリアを積んでいきたいという意欲が湧いてきます。
恋愛に関しては、彼女は過去の初恋の相手がいつまでも胸にあるところから始まります。
再会した彼には既に綺麗な奥様がいて、まだまだ抜け出せない彼への想いから卒業しなければいけない状況に苦しみます。
それを見た私たちは、恋愛は全てがうまくいくものではなくて、本当のところはほとんどがうまくいかずに別れてしまうものだと悟ります。
結局そういうものだと思うからこそ、両想いになることは奇跡だと気づくことができるしうまくいかなくても立ち上がれないところまで沈み込んだとしてもまた立ち上がる勇気が生まれます。
仕事の面でも、女性が仕事で活躍する海外ドラマは、特に日本社会に生きる私たちにとっては知っておきたい物語です。
日本では、まだまだ女性が活躍できる環境が整っているとは言い難いですから、キャリアを築いていく時に多くの障害に見舞われます。
古くからある男性優位の価値観に負けないで頑張っていこうとするならば、彼女の仕事への姿勢や成功体験を通じて多くの良い影響を受けられるはずです。
彼女は事務所を解雇されて知り合いの新しい弁護士事務所に転職することからキャリアをリスタートさせています。
職場でも最初から好意的に受け入れられていたわけではなく、徐々に仲間を増やしていきます。
そういった事からも、女性が働く上で身につけたい影響力を学べる貴重な海外ドラマです。
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3.「ダウントン・アビー」に見る自分らしい生き方の見つけ方
古き良き英国を舞台に、独特の文化と慣習がある時代背景が忠実に再現された海外ドラマです。
主人公は英国貴族の一家と一族に使える労働者たちですが、時代と共に大きく変化する社会や価値観に戸惑いながらも懸命に生きていく姿に心を打たれます。
戦争という大きな節目も描かれているので、平和だった時代とその後の価値観の揺らぎと新しい時代へ移り変わっていく様子もしっかりと描かれています。
戦争は、これまで正しいと信じられていた信念が180℃変わってしまうようなことです。
時代が変われば、人々はそれに合わせて柔軟に生き方や考え方を考えていかないと生活が行き詰ってしまいます。
とりわけ年配の伯爵にとっては、いい時代を知っているだけに自分を変えることに大きな抵抗を感じてしまいます。
経済と社会の大きなうねりの中で、時には投資で大きな失敗もしてしまいますが、家族でこの危機を乗り越えるストーリーは多くの人に影響を与える内容になっています。
もう一つ着目しなければならないのは、当時のイギリスでは階級社会であったという点です。
貴族と労働者では、生まれた時から考え方も生き方も大きく異なっています。
貴族階級は、これまでの慣習やしきたりの中から無駄を排除し、新たに家計を回していく計画を余儀なくされます。
時代に合わせられないで古い考えを貫いた貴族たちはどんどん没落していきます。
使用人たちにとっても、新たな時代は良いことばかりではありません。
これまではただ貴族に仕えるしかなかったけれども、選択肢が増えた分、自分の将来を見据えて現在の生き方を見直す必要が出てきます。
私たちも時代の変化を見据えて、自分の生き方を考えることを教えてくれるような海外ドラマになっています。
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