初心者におすすめのペット:文鳥

ペットとして一般的に飼育されている鳥類の中でも、日本で昔から人気があり現在でも愛好家が多く、飼育情報も入手しやすくて安心な種類が、スズメに近いフィンチ類の一種で、鮮やかな赤いくちばしがかわいらしい文鳥です。

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文鳥の特徴と基本的な飼い方

文鳥は性格がおだやかな個体が多いため初心者にも飼いやすく、えさや飼育用品なども比較的安価で、インコ類と比較して鳴き声がそれほど高くないことなどから、住宅密集地や集合住宅でも飼うことが可能です。

餌は穀類の配合飼料を主食とし、小松菜やチンゲンサイなどの青菜とボレー粉、そして新鮮な水をいつでも飲めるようにしておきます。

水浴びを好むため、小判型の専用の水浴び容器があれば、自分で水浴びして羽を清潔にします。

設備としては一般的な小鳥のケージに餌入れや止まり木などもセットされていることが多く、水浴び用や青菜用の器などを少し買い足すだけなので、必要なものをそろえることは難しくありません。

鳥類を扱っているペットショップや、ホームセンターなどで全て購入することができるため、あらかじめ準備しておくことも可能で、または生体と一緒に購入してもかさばりません。

フクロウなどの一部をのぞき、鳥類は基本的に昼行動し、夜は寝るため、室内でも夕方になって日が落ちたら部屋を暗くしたりケージに布をかけるなどする必要があります。

雛から育てることでよく馴れて、手乗りになるのも大きな魅力です。

なつくと、肩や手にずっと乗っていたり、手から餌をたべるようになったり、リラックスしているときのかわいらしい仕草をみせてくれたりして、家族の一員のように親しみがわく、たいへんに魅力的な鳥といえます。

文鳥がペット初心者におすすめな理由

まず文鳥は、飼育されてきた歴史のあるペットなので、情報が多く、初心者でも書籍や動物病院などで飼育方法を調べることが容易です。

その方法も、市販されている穀類の配合飼料や青菜、水など、入手しやすいものを与えることや、冬場のペット用器具による保温のような温度管理といった基本的なものなので、多くの家庭で、適した環境を整えることができます。

雛を購入したり譲り受けたりして育てる場合と、店舗で育った鳥を購入する場合があり、どちらでも初心者にとって難しいものではありませんが、雛を育てる場合は一定時間おきに餌を与える必要があるため、家にいる時間がとれない場合はある程度育った鳥を飼いはじめるのが適しています。

店舗で雛の状態で入荷した文鳥は、ほぼ手乗りに育っていることがあるため、そういった個体であれば、ペットとしての楽しみをより味わうことができます。

また、ペアで飼育して繁殖をして、雛鳥の誕生や成長を楽しみたいと考えている人にも向いています。

それは、スペースが比較的小さくて済むことや餌が安価であること、個体の性質がおだやかなことが多いことなどから、繁殖して数が増えたとしても犬や猫などに比べて出費がおさえられる傾向にあり、そのぶんの費用をいざというときの医療費や設備の改善などに使うことができるためです。

初心者であっても、最後まで責任を持って飼いたいと思ってペットを選ぶ人がほとんどですが、そのためにも、飼育の容易さと維持費などが出しやすいかどうかなどを考慮することが大切です。

また、あらかじめ鳥類の診察可能な動物病院を調べておくと安心です。

奥の深い文鳥の世界について

その起源はインドネシアのジャワ島などの島々にあり、中国やインドなどに移入して定着、やがてハワイのオアフ島などでも野生化しました。

日本には江戸時代から入ってきて、愛鳥家のあいだで飼育下で繁殖して、愛知県弥富市では全身が白くてくちばしの赤が印象的な白文鳥が作出されたという歴史があります。

現在では、野生個体と同じ色のナミブンチョウとハクブンチョウ以外では、灰色の部分が淡いシルバー文鳥や、薄茶色のシナモンブンチョウ、白い頬のサクラブンチョウなどが日本国内で流通しています。

成長過程も面白く、ひな鳥は最初、くちばしを含む全身が茶色がかった灰色や黒っぽい配色になっていて、目立たないような地味な見た目によって巣が見つかりにくいようにして身を守っていますが、成長するにつれて親鳥のような濃淡のある配色が出てきて、くちばしも珊瑚を思わせるピンクや赤のグラデーションに色づいてきます。

そして、なんといっても、初心者でも手乗りに育てることができるという点が、このペットの飼育をしていて最大の魅力といっても過言ではありません。

手乗りにするためには、生後5日から18日程度の雛を親鳥から離して人工飼育する必要があります。

ふいごといわれる雛用の入れ物や、保温した飼育容器を用意して、専用のスポイトやヘラを使い、毎日やわらかくした雛用の餌を与えることで、雛鳥が人間のことを親鳥のように認識して、よく馴れるようになります。

やがて成長すると親鳥と同じような色になり、だんだんと飛べるようになってくるので、成鳥用の大きさのケージに移して、ふれあいのときに出すようにします。

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