ヘビと言えば獰猛なイメージですが、コーンスネークは性格が穏やかでめったに人を噛むことがないため、ペットとして人気があります。
コーンスネークの特徴
コーンスネークは、別名アカダイショウと言われるナミヘビ科のヘビで、原産国はアメリカです。
初期費用や餌代があまりかからず、飼いやすいため、初心者にもお勧めです。
体長は約120cm~150cmほどにまで成長します。
寿命は約18年前後ですが、中には32年生きた個体もいます。
人に慣れやすく大人しい性格なので、手に乗せる「ハンドリング」も可能です。
毒を持たないヘビですので、安心して飼うことができます。
コーンスネークは簡単に交配ができることから、頻繁に品種改良が行われてきました。
そのためカラーの種類はとても豊富で、赤やピンク、白など様々です。
カラーによって価格にばらつきがあり、ノーマルと言われるオレンジ色の模様がはっきりしたタイプは5,000円~8,000円ほど、珍しい色は10,000円~30,000円ほどとなっています。
全身真っ白な「スノー」や、模様がなく、全体的に赤い「ブラッドレッド」は希少で人気があるため、高額で販売されています。
コーンスネークは、ヘビの中でも特におとなしく、触られることをあまり嫌がりません。
こちらから何か仕掛けない限り、威嚇をしてくることもありません。
初心者でもとても飼いやすいヘビです。
しかし、人間に個性があるように、ヘビにもそれぞれ個性があります。
好きなカラーを選ぶのも良いですが、中にはハンドリングが嫌いな個体もいるので、よく見極めて相性の良いタイプを選ぶことが大切です。
コーンスネークを飼うために必要なもの
飼育に必要なものは次の通りです。
ゲージ
プラケースか、アクリルケースを用意しましょう。
大きさは60cm以上あれば大丈夫です。
床材
ウッドチップや新聞紙、キッチンペーパーなど基本的に何でも大丈夫ですが、お勧めはペットシーツです。
排泄物の水分をしっかりと吸収してくれます。
パネルヒーター、温度計
元々の生息地は温暖なため、あまり寒いとおなかを壊してしまうことがあります。
保温のためのヒーターは必需品です。
パネルヒーターはゲージの内側ではなく、下に敷いて使います。
ゲージ内の温度を測るため、温度計も用意しましょう。
水入れ
水を飲んだり、浴びたりするために必要です。
入ってトグロを巻けるくらいの大きさで、あまり深くないものを選びましょう。
水は常に綺麗な状態を保つようにしてください。
特に、脱皮の時期になると頻繁に水浴びをするようになります。
水が汚れていると病気になってしまうこともあるので、注意しましょう。
シェルター
体に溜まった熱をクールダウンさせるため、または隠れ場所として、シェルターも必要となってきます。
特に飼い始めで警戒心の強い個体やベビーには必需品です。
ペットショップで購入しても良いですし、木の箱を置いても構いません。
餌、ピンセット
コーンスネークは、冷凍ピンクマウスのみで飼育が可能です。
餌を与える頻度は1週間に1~2度だけで構いません。
冷凍ピンクマウスはペットショップやネット通販で購入できます。
ピンクマウスは3時間ほど放置して自然解凍します。
急ぐときはビニール袋に入った状態でお湯につけたり、電子レンジで解凍してください。
解凍後に長時間放置しておくと腐ってしまうことがあるので注意が必要です。
コーンスネークの飼い方
コーンスネークの飼い方は難しくありません。
他の爬虫類に比べても簡単にお世話ができ、初心者にも向いています。
ただ、飼育するにはいくつかの注意点があります。
ゲージ内の温度は25℃~28℃に保つ
寒さに弱い生き物なので、ゲージの中の温度は25℃~28℃、パネルヒーターの上は35℃前後を保つようにしましょう。基本的に冬眠は必要ありません。
冷凍マウスは完全に解凍させる
冷凍ピンクマウスを与えるときは、ピンセットで顔の近くまで持っていくと食いついてくれます。
もし食べないようなら、ゲージの中に置いてしばらく見守ってみましょう。
冷凍ピンクマウスは十分に解凍させましょう。
中が凍った状態のものを与えてしまうと、おなかを壊してしまうことがあります。
餌を与える頻度は、ベビーなら週に2回、成体なら週に1回で大丈夫です。
ハンドリングは食後を避けて
とても大人しい品種ですから、ハンドリングが可能です。
しかし、食後に腹部を持ち上げてしまうと、刺激となって吐き戻してしまうことがあります。
食後を避けて触れてみましょう。
個体によってはハンドリングを嫌がることがあるので、無理強いせずに見守るようにしてください。
脱皮の時期はデリケート
脱皮の時期が近づくと、目や体の色が濁り、水浴びを繰り返すようになります。
排泄も不規則になり、初心者の方は不安になってしまうかもしれませんが、あまり構いすぎず、見守りましょう。
脱皮後の皮は取り除くようにしましょう。
最後に
飼いやすく、餌代もかからないコーンスネークは、爬虫類飼育の初心者にはピッタリのペットです。
最近では、ヘビが苦手という女性の方も、その魅力に取り付かれることがあるようです。
気になる方は、ペットショップでぜひチェックしてみてください。
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