飼いやすい小動物といえばハムスターやウサギが手頃ですが、もう少しレベルの高いペットを飼いたいなら、初心者にはシマリスがおすすめです。
慣れるととても愛くるしく、肩に乗ったり手から餌を食べるようになります。
小さい頃から慣らせばシマリスは懐きやすい
シマリスはリスの中でも一番ポピュラーな種類で、ペットショップで扱われているのもほぼこの種類です。
ペットショップであれば、子どもが手に入る可能性が高いので、初心者が飼うときには出来るだけ子どもを選ぶといいです。
ただし、赤ちゃんシマリスは2~3月の寒い時期に中国から輸入されてくるので、弱っていないかどうかしっかりチェックします。
風邪をひいていると肺炎になってしまう恐れがあるので、ペットショップで元気な子かどうかをショップの店員さんと一緒にしっかり確認することが大切です。
値段は大体7000円~10000円で、ハムスターなどに比べるとやや高いです。
これにプラスしてケージや、子どもであれば、大人とは違った子ども用の飼育設備が必要になります。
飼育環境はいきなり変えない方がいいので、ショップで売られていた時と同じ餌、おもちゃ、餌入れなどを用意すると安心です。
シマリスは木に登って移動する動物なので、大きくなったら高さがあるケージが必要になります。
赤ちゃんの頃は高さのあるケージではなく低いケージや水槽などで飼うこともできますが、成長にあわせて飼育環境を整えてあげられるようにしておきます。
赤ちゃん時代のシマリスは弱くて飼育が難しいので、初心者なら保育器具と離乳食から卒業する5月頃にお店にいる子どもを飼ってみると安全です。
かまいすぎないことが大切
ペット初心者がよくやってしまいがちなのが、念願のペットを手に入れた嬉しさのあまり、かまいすぎてしまうことです。
嬉しいのはわかりますが、子どものシマリスはまだ体が出来上がっていないので弱いですし、大人でもかまいすぎるとストレスになります。
特に飼いたての頃は、飼育環境がいきなり変わるのでストレスを感じていることが多いです。
ここでさらにかまいすぎてストレスを与えてしまうと、病気になってしまう危険性があるので、少なくとも最初の1週間は静かに様子を見る程度にした方がいいです。
必要な餌と水を与えて、新しい環境に慣れてきたようであれば徐々に慣らしていくようにします。
シマリスは素早くて跳躍力も高いので、一度ケージの外に出すと子どもでも逃げ回って捕まえるのに苦労する可能性があります。
いきなりケージから出すのではなく、大きめの衣装ケースのようなプラスチックケースを用意して、その中に入れて手から餌を与えるなどしてあげると適度な距離で慣らしていくことが可能です。
餌は野生では木の実を食べているイメージがありますが、木の実ばかりだと脂質が多いため肥満にさせてしまうことがあります。
栄養バランスを整えるためには、総合配合飼料のペレットを用意した方がいいです。
ペットショップでシマリス用の餌を探せば、いろいろな種類が見つかります。
ただし、ペレットはあまり美味しくないらしく、渋々食べる子も多いです。
これを利用して、ペレット以外の美味しいもの、例えばひまわりの種やかぼちゃの種、クルミなどをかまうときに手から与えると、この手が出てくるといいことが起こるということを覚えて、懐いてくれます。
手乗りや肩のりも可能
シマリスは警戒心が強くて、素早く逃げるので慣らすには時間がかかりますが、一度慣れてしまえば憧れの手乗りや肩のりにすることも可能です。
齧られそうで怖いと感じるときには、最初は軍手をはめて接してあげると万が一噛まれた時でも衝撃が少なくなります。
噛む力が強いので軍手を貫通してしまう可能性もありますが、手乗りや肩のりにしたいならばぐっと我慢します。
素手だと飼い主の手のニオイを覚えてくれるので、おやつを与えたときに「美味しいものをくれる人」と覚えてくれますが、怖くて手を出せない場合はまずは軍手をはめて様子をみていくといいです。
ただし、早く慣らしたいからといって長時間外に出して遊びすぎると疲れさせてしまいます。
特に子どものリスは体力がないので、15~30分程度遊んで疲れているようならばケージに戻してあげるようにします。
いきなりケージから出すと家中に逃げられてしまうので、リス用部屋を作るか、衣装ケースの中限定で遊ばせるようにすると安心です。
この空間で手から美味しいものを与えてあげると、良いことが起こる手と覚えて懐いてくれます。
猫や犬のように飼い主の感情を読み取って懐くというレベルにまでは至りませんが、良いことが起こる手の人と覚えてくれれば慣れてきた証拠です。
手から餌を食べるようになったら、手乗りにしたいなら手の上に餌を乗せて食べさせます。
肩のりにしたいときは肩の近くに餌を持っていき、リスが登ってくるのを待ちます。
初心者はリス系の飼育は難しいと言われることもありますが、愛情次第で手乗りや肩のりにすることも可能です。
無理強いせずに、我慢強く慣らしていくといいです。
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