日本は、有数のアニメ大国と呼ばれています。しかし一般ウケするアニメは、そう多くはありません。
深夜帯アニメは、まだまだオタクのものでしょうか?いや、この3作品は、一般ウケすること絶対です。
今回は、一般ウケしてハマるアニメを、ご紹介します。
芸能人が泣いた「魔法少女まどかマギカ」
いきなり一般ウケが、難しそうなタイトルです。しかしこの作品、実はお笑い芸人を中心に、普段アニメを見ない人たちの中でも、ハマる人が続出したアニメです。
まず代表的なのが、DAIGOさんと北川景子さんのご夫婦。「まどかマギカ」を見て、二人とも大号泣したことがツイッターで話題となりました。
お笑い芸人コンビ「おぎやはぎ」もリアルタイムで視聴し、自分たちのラジオに声優さんたちを交えてドラマまで展開することに。加藤浩次さんも「とりあえず3話まで見てくれ」と、コメントしています。
芸能人の方でもハマる人が続出した「まどかマギカ」ですが、あらすじはシンプルです。ごくごく平凡な日常生活を送るまどかの元に、白いきつねのような不思議な生き物である「きゅうべえ」が現れます。
「きゅうべえ」は、まどかに言います。「ぼくと契約して、魔法少女になってよ」。しかしそれを阻止するのは、謎の転校生の、ほむら。はたして、まどかは魔法少女になれるのか。
最終回はひたすら涙、涙しかない名作アニメです。とりあえず「3話」まで見ると、ぐんぐんハマること間違いありません。
珍しく一般ウケした魔法少女モノ、普通とは違う展開にぜひ泣いてほしいです。
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ジブリの大定番「天空の城ラピュタ」
一般ウケするアニメでまず筆頭となるべきアニメは、ずばりスタジオジブリのアニメでしょう。大人も子どもも楽しめる内容ですし、絵柄もかわいらしくてどこでも愛されています。
そんなスタジオジブリ作品からは「天空の城ラピュタ」を、一般ウケ作品としてオススメします。
毎回、夏休みなどのテレビ映画で放送されるたびに、ツイッターに滅びの呪文の「バルス!」が、大量発生するのはもはや伝統行事です。
少年パズーのもとに、空から降ってきた謎の少女シータが現れたところから、物語は始まります。シータは不思議な「飛行石」を持っており、政府の関係者から狙われている様子。
パズーは、シータを助けるためにあちこち奔走します。政府からも、海賊からも追われるシータの秘密、そしてラピュタとは?
天空だけあって、とにかく飛行シーンが多いのも特徴です。前半の追跡劇は、とにかくドキドキさせられっぱなしですし、海賊の元締めのドーラが味方になってくれる展開も素晴らしいです。
一度見ると話がわかっていても見てしまうのが、宮崎駿アニメの強いところです。もう一度、ラピュタに旅に出ませんか。
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気づいたら涙腺崩壊「夏目友人帳」
第5シリーズまで続いている、人気アニメです。これは少し認知度が低めですが、オタク要素がありません。基本的に、人間と妖怪の心温まる人情ドラマです。そして必ず、どこかで泣きの要素が入ってきます。
霊感の強い主人公、夏目。すでに亡くなった祖母の遺品から、「友人帳」をふとしたことで手に入れた夏目は、白い巨大な龍に襲われます。しかし何故か龍は、夏目の殺害に失敗。龍の名前は、斑。
「その友人帳がある限り、自分たちは自由になれない。名前を消してくれ」と、依頼するのでした。白い巨大な龍である斑が、実体化するために招き猫に取り付いてしまった姿「ニャンコ先生」が、とても愛らしいキャラクターです。
主人公夏目が次第に心を開いていき、友人を作っていく成長物語でもあります。そして、妖怪と人間の間に芽生えた友情、恋、約束。寿命のないものである妖怪と、あるものの人間。
この関係が、見ている側の涙を流させます。どのストーリーも、必ず感動ものですので、一般ウケアニメとしてイチオシです。
とくに刺激的、暴力的なシーンもなく、のんびりとした展開なのでご家族で、お子さんと一緒に楽しむのにも良い作品です。
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アニメにハマることは楽しい
基本的に何かに夢中になるというのは、楽しいことです。テレビドラマ、映画、小説、舞台、本などの文化系もそうですが、スポーツなら野球、サッカー、バスケなどどれ自分が楽しいと思えるものは、大事なものといえます。
アニメは少し前まで暗い、オタクの見るものであり、子ども向けのものという認識が強かったのですが、近年はそのアニメが世界的に評価されたり、宮崎駿のような優秀なクリエイターが出現することで、かなり一般化しました。
ごく普通の趣味としてアニメを見る人がいてもよいし、そうでない人もいますが、どちらの人が見ても面白いと思う作品は、本当に作品としてクオリティが高いものなのでしょう。
もっとそういった作品が出てくれば、いろんな人と楽しめます。最近はテレビドラマも、原作は漫画雑誌に連載中の作品だったり、実はアニメや漫画は、私たちにぐっと近づいてきているのかもしれません。
上記の3作品はアニメを知らない、見ない人でも楽しめること請け合いの作品ですので、絵柄や声にまどわされることなく、ぜひ見てもらえると良い経験ができることでしょう。
最後に
他にも一般ウケするだろうなという作品は、アニメ界でも増えてきています。
ただ、なかなか一般の方に意識してもらえるほど、人気に火がつくものが少ないのです。
どの人が見ても楽しめる、上質な作品がこれからもたくさん出てきてくれることを、期待したいです。