一年の試合はどうやって決まる?プロ野球の試合の仕組み

プロ野球における、一年間の日程をどのように決めていくかは、まず各球団、球場の事情を知るところから始まります。

例えば、阪神は夏場、高校野球が行われる関係で、長期間甲子園を使うことができません。
このため、この時期はロードゲームが続き、死のロードとも呼ばれ、この時期に調子を落とすことが続きました。

最近は、京セラドーム大阪を使ってホームゲームを行いますが、この場合は、フランチャイズ権を持っているオリックスとうまく調整をする必要があります。

ヤクルトのように、東京六大学野球のリーグ戦や高校野球の予選などが神宮である場合には、時間を繰り下げて試合を開始するなど、色々な事情が見られます。

他にも、ライブをどれだけ入れるかということも考えなければなりません。

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もっと知りたい!プロ野球の仕組み

開幕戦は2年前の順位が左右する

開幕戦のカードは、セリーグは2年前、パリーグは3年前のペナントレースの順位によって決まります。

原則として、1位チームと最下位チーム、2位チームと5位チーム、3位チームと4位チームとなります。
しかし、2017年の場合、本来3位の阪神は、ホームでの開幕戦のはずでしたが、4位の広島と入れ替わる形となっています。

これはその時期に、選抜高校野球をやっており、順調にいけばギリギリ間に合うものの、雨などで順延する可能性もあるため、利用することができません。

しかも、2014年にオリックスがAクラスだった関係で、京セラドーム大阪を使うこともできないため、広島と交換する形で開幕戦を迎えることになりました。

各球団が抱える事情が、一年間の試合を大きく左右し、各球団への配慮なども一年間の日程に色濃く反映されることになり、非常に興味深いことがわかります。

交流戦や日本代表戦をめぐるプロ野球側の事情

交流戦は2005年にスタートし、ファンの間でも定着しました。
しかし、試合数はなかなか定着せず、当初はホーム18試合、ロード18試合の36試合で行われていましたが、これが削られ12試合ずつで24試合に、さらに削られ、9試合ずつで18試合になっており、2年おきにホームゲーム、ロードゲームが交互に来るようになっています。

この背景としては、様々なことが考えられます。
まずは交流戦の結果が、ペナントレースに影響を与えるというものです。

傾向としては、パリーグがとても強く、ほとんどの年でパリーグが勝ち越すような状態になっています。
このため、2015年のシーズンはセリーグの全チームが借金を抱える異常事態となってしまいました。

数が多ければ、当然影響も大きくなるということで、セリーグは削減に前向き、パリーグは削減に反対というような状態になっています。

一方、日本代表の試合が、一年の日程に大きな影響を与えるケースもあります。

4年に1回行われるWBCは、3月中旬に行われる関係で、いつもより1週間遅らせることになっています。
また、11月には日本代表の強化試合を行うため、あまり伸ばすこともできません。

こうしたことから、日本代表が一年の日程に大きな影響を与えていることがわかります。
サッカーワールドカップが日本で開催された際は、プロ野球の日程もずらすようなことが行われ、2020年の東京オリンピックでは野球が正式競技となることから、プロ野球としても協力体制を整えることになります。

交流戦や、日本代表戦の事情を考えながら日程が決まっていきます。

場合によってはダブルヘッダー、打ち切りも

基本的には、予定してある日程はすべて消化するのがプロ野球の前提となりますが、場合によっては、うまくいかないこともあります。

最近は、ドーム球場のおかげで中止になることが減りましたが、天候によっては中止になるケースが増えることも考えられ、9月後半になると移動日なし、毎日日替わりでホームとロードをこなす日々が続くことがあります。

これがさらにひどくなると、ダブルヘッダーも検討しなければなりません。
以前はダブルヘッダーは頻繁に行われていましたが、ドーム球場がかなり少なかったため、天候の影響を受けやすいことも理由となりました。

ダブルヘッダーでも消化しきれないとなると、途中で打ち切りということも起こります。

最近では、ストライキ騒動があった2004年に一部の日程をこなすことなく打ち切りとなりました。

ペナントレースが終わっても、すぐにポストシーズンが始まるため、日程に余裕がなくなっているのも事実です。

そのため、最終的にはやらないということも考えられます。
アメリカでは、ポストシーズンに影響のないようなゲームは最初からやらないということが行われており、あえて行わないということをするケースもあります。

最後に

一年間の日程を決めるのはコンピューターであり、その予備段階で様々な調査を行い、なるべく負担がどこも同じような形になるよう調整されます。

ただ、それでも偏りが出るのは現状となっており、以前は巨人はほとんどデーゲームをやらないという時代もありました。

パリーグのように北は札幌、南は福岡だと簡単に往復するような日程も組めないため、最後はコンピューターで決めていきます。

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