プロ野球・不滅の記録は?|シーズン最高防御率

近年、プロ野球のシーズン最高防御率でも、1点台が目立つようになり、特にパリーグはハイレベルの争いが繰り広げられています。

しかし、プロ野球のシーズン最高防御率が0点台、かつ規定投球回数以上となると、かなりの偉業となります。

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プロ野球!不滅の記録

シーズン最高防御率が0点台の選手が延べ11人

延べ11人が、シーズン最高防御率が0点台を記録しており、複数回記録している人もいます。
そのほとんどが、1リーグ制の時代であり、プロ野球の創成期の記録ばかりです。

プロ野球で、最初にシーズン最高防御率0点台を達成したのが景浦将さんです。
1936年、当時立教大学の投手として活躍していた景浦さんは、大学を中退し大阪タイガースに所属し、最初はタイガースの中心打者として四番を打っていました。

投手もできる景浦さんは、人員不足を理由に登板することになり、1936年秋のシーズンでは防御率0.79、勝率10割の記録を打ち立てました。

翌年も春は投手として活躍し、防御率0.931で再び防御率0点台をマークしましたが、この時から打者での活動を本格化させ、1937年秋のシーズンでは首位打者にも輝きました。

1937年春には、沢村栄治さんも防御率0点台を記録し、歴代3位の防御率0.81をマークしています。
しかし、沢村さんと景浦さんはともに戦争に召集され、戦地で手りゅう弾などを投げさせられ、肩を酷使し、戻ってきた時には往年の姿を見せることができませんでした。

そして、沢村さんも景浦さんも共に戦地で戦死し、その雄姿を見ることはできなくなりました。

こうした優秀な選手が多く戦争に召集され、酷使させられて戻ってくるのが多いのも特徴です。

プロ野球のシーズン最高防御率の記録は藤本英雄さんが持っている

プロ野球のシーズン最高防御率は、藤本英雄さんが持っています。
この記録が樹立されたのは、1943年、プロ野球が戦争によって休止する直前のことでした。

明治大学の投手として活躍した藤本さんは、当時のキャプテンで、後に巨人軍の監督となる水原茂さんが召集されたこともあって、期待の新人として大々的に宣伝され、1942年シーズン途中の入団ながら10連勝をマークしました。

翌年完投39完封19、34勝防御率0.73という前人未到の記録を打ち立て、1944年には25歳の若さで兼任監督して活躍しました。

藤本英雄さんの大偉業として有名なのが、日本球界初の完全試合の樹立です。
このころの藤本さんは、故障がちであり、今までのような投球ができず、スライダーを習得してカバーしていた時でした。

予定されていた先発投手が体調不良を起こしたことで、代わりに先発投手を任された藤本さんは、あれよあれよという間に打者を打ち取り、完全試合を達成しました。

この時、藤本さんは32歳で達成しており、現在まで残る最年長記録となっています。
この記録が達成された青森市営球場には、記念碑が建っています。

複数回の防御率0点台を達成したのはもう1人、野口二郎さんがいます。
野口さんは、法政大学を中退し、東京セネタースに入団すると、初年度から完投38とフル回転し、翌年に1回目の防御率0点台を達成し、その翌年も2回目の防御率0点台をマークしました。

後に戦争に召集されることになりますが、野口さんは生還し、戦後のプロ野球でも一定の活躍をするなどして200勝を達成し、コーチとしても活躍しました。

最後に防御率0点台を達成した投手

最後に、シーズン最高防御率0点台を達成したのは、村山実さんです。
戦後唯一の記録でもあり、しかも34歳で達成した記録としても話題となりました。

関西大学で活躍した村山さんは、阪神に入団すると、初年度からフル回転で活躍し、防御率1.19をマークして最優秀防御率のタイトルを獲得しました。

この年に話題となったのが、天覧試合です。
長嶋茂雄さんに、サヨナラホームランを打たれた際には、晩年まであれはファールだったと発言し続けたのも、多くの人の記憶に残っています。

ここから、村山さんと長嶋さんのライバル関係が出来上がっていき、数々の名勝負が繰り広げられました。

その後の村山さんは、血行障害に苦しみ、江夏豊さんが主力となるなど段々と往年の輝きが失われていきましたが、シーズン防御率0点台はこのさなか、1970年に達成されました。

3000イニング以上も投げて暴投がほとんどなく、死球も少なかった村山さんは、大量得点があっても全力投球を怠らず、最後まで投げ続けました。

後年は、兼任監督としても活躍しましたが、1970年はまさに兼任監督の初年度ということもあり、その事実もまた記録をさらに印象付けるものとなりました。

防御率0点台は、中継ぎ投手であったとしてもなかなか達成できるものではなく、10イニングで1点以上の成績が求められるかなり厳しい条件です。

それでも防御率1.21をマークした田中将大投手など、その記録に近づこうとする人は近年あらわれています。

投手有利の時代にもう少しなっていけば、今後防御率0点台の先発投手が出てきたとしても、不思議ではありません。

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