プロ野球・不滅の記録は?|通算盗塁数・シーズン最多盗塁数

プロ野球には、実に様々な記録があります。

ホームランや打率・打点、投手なら最多勝利や登板数など、長い歴史の中で、多くの偉大な記録が残されてきました。

その中でも、最も更新が難しい不滅の記録の1つと言われているのが、盗塁の記録です。
盗塁に関する記録としては、通算盗塁数とシーズン最多盗塁数の2つが主になりますが、どちらも阪急に所属した、福本豊が記録を持っており、彼が引退してから30年ほど経った今でも、更新されていません。

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プロ野球!不滅の記録

日本プロ野球の盗塁に関する記録

通算盗塁数は、1位の福本豊が千個以上の盗塁を記録しているのに対し、2位の記録は600弱と、ダブルスコアに近い差がついています。

シーズン盗塁数も、トップ3は福本豊ひとりで独占しており、彼の記録がどれだけ飛びぬけているかがよくわかります。

盗塁は、成功すればランナーを先の塁に進ませる有効な作戦ですが、時代とともに対策されてきた技術でもあり、現代では、盗塁王を取るような一部の選手を除いて、シーズンに二桁以上盗塁をする選手は、昔に比べて減っています。

また、メジャーリーグ発祥のサイバーメトリクスの発展により、盗塁をすることによる、得点期待値やリスクを天秤にかけ、盗塁は数よりも成功率が大事だと言う主張を唱える人もいます。

実際、二桁盗塁をする選手が減った背景には、一部のトップランナーを除いて、自由に盗塁していいというサインを封印したり、足の速いランナーでも、状況によっては盗塁させなかったりという作戦が、一般的になっていることもあります。

通算盗塁数の上位選手を見ると、トップテンに入っている現代野球の選手は、9位の赤星憲広のみであり、いかに更新するのが難しい記録かがわかります。

福本豊とともに発展した盗塁を阻止する技術

通算盗塁数、シーズン盗塁数ともに更新するのが難しいと言われるのには、盗塁を阻止するための技術が発展してきた事実があるのは、上に書いた通りですが、その技術こそ金字塔たる歴代トップの記録を持っている、福本豊とともに進化を遂げた技術なのです。

どういうことかというと、盗塁を阻止するには大きく2つの要素があり、それは捕手の盗塁先への送球と、その前段階にあたる、投手の投球モーションと言うことができます。

捕手の送球は、ともかくとして、後者の投球モーションは、福本豊の現役時代にはまだまだ発展途上の技術でした。

現代野球では、塁上にランナーがいれば、普段大きい投球モーションをする投手も、腕の振りかぶりと上げる脚をおさえ、なるべく小さい動作で投球をする、クイックモーションが広まっており、新人の選手もプロ野球に入ってすぐに、プロの技術としてのクイックを習います。

素早い動作で投球を完了できれば、それだけ盗塁されるリスクも小さくなるこの投球動作は、今ではプロの投手必須の技術とされています。

福本豊が現役だった頃は、まだクイックモーションがあまり浸透しておらず、現代に比べれば、よほど盗塁しやすい環境にあったと言えるでしょう。

シーズン盗塁数の最高記録は、彼の106という数字が最高ですが、2016年のパリーグ最多盗塁数は、その半分の53、セリーグにいたっては3分の1未満の30です。

どれだけ今のプロ野球で盗塁するのが難しいことかよくわかると思います。
実はこのクイックモーションという技術は、福本豊の盗塁を阻止するために、当時南海に所属していた野村克也がその技術を発展させ、浸透させたテクニックなのです。

歴代最高の盗塁王を阻止するために生まれた技術だと言えば、記録更新の困難さにも頷けます。

通算盗塁数を更新するもう1つの難しさ

福本豊は、決して脚が速いだけの選手ではありませんでした。

二桁本塁打や、打率3割を何度も記録し、通算で2500本以上の安打を放っている大打者でもあるのです。

その気になれば、チームの中軸を打てる打力を持ちながら、持ち前の俊足を生かした華麗な守備で、現在のゴールデングラブ賞にあたる、ダイヤモンドグラブ賞を通算12度獲得しており、なんとこれも通算最多受賞回数を誇る大記録となっています。

現代プロ野球でも、稀な走攻守揃った偉大な選手だったと言えるでしょう。

福本豊が盗塁を量産し続けられた背景には、これまで書いてきたこととは別に、彼自身のスポーツ選手としての頑丈さがあります。

彼は約20年の現役生活中、目立った怪我をしたことはほとんどありません。
打撃の面でも、守備の面でも、チームに欠かせない戦力として活躍し続け、なおかつ怪我もなく、現役生活を全うできた結果が、通算盗塁数の記録だと言うこともできます。

現代野球では、作戦上のリスクだけではなく、プレーによる怪我のリスクも回避する傾向にあるので、彼と同じ能力を持つ選手が今後現れたとしても、彼と同じだけ盗塁を稼ぐのは難しいのではないでしょうか。

盗塁は、スライディングや相手野手との接触が多発するので、怪我の原因にもなりやすいのです。

また連続試合出場や、怪我をしてまで試合に出ることに対する意義や価値よりも、選手生命や怪我をしないことを選択して、欠場するのが当然という価値観が一般的になっていることを考慮しても、彼と同じだけ試合に出続けて、盗塁の記録を残すのはほとんど不可能と言えるでしょう。

彼の残した記録はそれだけ偉大で、まさに不滅の記録なのです。

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