将来的に独立ができる国家資格「行政書士」

国家資格にもいろいろありますが、手っ取り早く独立したい、自分の力で仕事を成り立たせたい、と思う人には、行政書士が狙い目です。

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国家資格「行政書士」

行政書士は、言わずと知れた国家資格で、法律系の資格の登竜門と言われています。

ただし、その合格率はまさに狭き門で、例年5%から10%前後で推移しており、受けた人ほとんどが不合格という難関資格です。

しかもチャンスは年に一度きりで、次のチャンスは来年とモチベーションの維持も大変です。

独立開業も可能

晴れて合格したら、都道府県の行政書士会に登録し、開業という流れです。

行政書士は、独立開業が容易である部類に入る国家資格です。
資格さえあれば、実務経験は皆無でも開業できます。

形にも決まりはないので、自宅兼事務所、という人も多いです。
既存の行政書士事務所に就職するという形は稀で、ほとんどの人は個人でやっています。

行政書士会に納めるお金を入れても、初期の出費は相当抑えることができるため、開業へのハードルは低いと言えます。

仕事内容

気になる仕事の中身ですが、一言では言えないほど、守備範囲の広い仕事です。

基本は役所に出す書類を作る人、とでも表現すれば分かりやすいでしょうか。
扱える書類は、2千種類とも3千種類とも言われています。

困っている人の代わりに、また困っている人と一緒に、許可や認可をもらいに行ったり、必要書類を提出するお手伝いをする仕事です。

法律系の仕事というと、真っ先に思い浮かぶのが弁護士です。
弁護士は、法律の専門家として裁判を戦うイメージがあります。

法で理論武装をして、依頼者を助けるのが主な仕事です。

司法書士も法律系の仕事です。
不動産の登記や会社の登記、訴訟に関する書類作成などが仕事として挙げられます。

比較的仕事の概略が見えやすい弁護士や司法書士と比べて、行政書士は少しわかりにくいです。
具体的に挙げると、建築業の許可申請、会社設立の手続き、風俗営業の許可申請、相続・遺言関係、自動車登録関係、外国人のビザ発行関係などがあります。

得意分野を作る

扱える仕事の種類があまりにも多いため、多くの行政書士は、自分の得意分野を作るという方法で専門性を持たせています。

「相続のことならこちらの行政書士事務所にお任せください」「外国人のビザ申請を主にやっています」など、何かに特化した仕事の仕方を進める人が多いです。

何を専門にするかは、その行政書士の自由です。
事務所のある地域の特性や、どんな人が住んでいるか、働いている人はどのような仕事をしている人が多いか、などの地域性や、今後伸びてくるであろう産業分野に関連付けた仕事を専門にして行う人もいます。

その仕事を選ぶことで、どれだけの利益が上がるのかという見積もりを細かく立てることも重要です。
なんとなく見切り発車をして、うまくいくほど甘くはないです。

センスや戦略は大切な要素です。
しかし逆に言えば、やり方次第で稼げる仕事とも捉えられます。

自らの才覚で、いくらでも頑張ることができるという意味でも、行政書士は狙い目です。

試験について

独立開業のハードルが低い国家資格であるところから、行政書士の資格を取得しようと、チャレンジする人は多いです。
毎年何万人もの人が試験に臨みます。

試験会場に行けば、学生からお年寄りと呼べる年齢の人まで、まさに老若男女の受験生を目にすることができます。

行政書士の資格試験は、毎年11月に行われ、午後1時から4時までの3時間です。
3時間もあるのかと思うかもしれませんが、それでも足りないほど試験は難関で、濃密です。

試験内容は法令等科目と一般知識に大きく分けられます。

法令等科目は、憲法、民法、商法などから出題され、マークシートがほとんどですが、記述式の問題もあります。
記述式の問題に得点のウェートが大きく配分されており、ここでいかに点を取れるかは重要なポイントです。

一般知識は、行政書士の業務に関連する一般知識とありますが、相当ハイレベルな内容です。
政治や経済、情報通信など的の絞りにくい出題です。

受験生を大いに悩ませるのは、この一般知識での得点が4割を下回った場合は、問答無用で不合格となる点です。
法律系で満点を取っていたとしても、一般知識で失敗すれば不合格です。

一般知識は、毎年14問出題されるので、最低でも6問は正解しないといけません。
毎年出題される文章理解や、個人情報保護法でいかに確実に得点できるかがカギです。

法令等科目で50パーセント以上、一般知識で40パーセント以上、全体で60パーセント以上、これをいずれも満たせば、晴れて合格です。
試験の難易度によって調整が入る場合もありますが、ほぼこの条件で決まりです。面接等はなく、試験一発勝負です。

最後に

独立開業に最も近い国家資格の一つである行政書士を狙い目と見る人は多く、今年もたくさんの人がチャレンジします。
難関試験をクリアすることができれば、それだけで自信になり、その後の人生にもプラスになる事は多いです。

また、合格に向けて毎日勉強した努力も、新鮮で刺激になります。

行政書士は他の法律系士業よりも身近で、街の法律屋さんというイメージです。
困っている人を、法律的な側面から助けることができる、やりがいのある仕事にすることができます。

やり方次第でいくらでも広げようがある業務内容も魅力の一つです。
将来独立を目指している人にとっては、狙い目の国家資格です。

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-仕事・資格, 国家資格
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