「会計ソフト実務能力試験」に代わる資格とは

次々に、新しい資格が生まれる現代では、残念ながら廃止になってしまう資格もあります。

その一つが、会計ソフト実務能力試験です。

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残念ながら廃止になってしまった会計ソフト実務能力試験

以前までは、パソコン財務会計主任者試験という名称だった経理の資格です。実施していたのは、一般社団法人コンピュータソフトウェア協会という団体で、コンピュータを使った財務会計技術者のための資格でした。

財務会計ソフトウェアの、健全や普及と発展を目指して平成5年から始まり、終了までに6万人を超える人が受験した記録があります。

しかし、最近ではコンピュータソフトウェアの利用に移っていったことで、財務会計ソフトウェアが企業内に十分に普及したと判断されたため、当初の目的が果たされたということで終了が決まりました。

最終試験は、前期が平成27年9月27日、後期が平成28年2月21日に行われて完全に終了しました。

会計ソフト実務能力検定は、日商簿記2級を取得した後に取りたい資格として、人気がありました。会計ソフトを扱う仕事についている人には、とても役立つ資格だったということですね。

日商簿記2級の知識に、会計ソフトを使いこなせれば、経理の仕事はかなり効率化できます。中小企業の経理レベルであれば、日商簿記2級と会計ソフト実務能力試験の実力が身についていれば、ほとんど仕事は問題なくこなせたといっても過言ではありません。

パートで経理をやっていた人が、正社員に登用されるためのステップアップの資格としても役立つものでした。

十分に普及拡大の目的を果たしたので、廃止になったのは喜ばしいことではありますが、なくなってしまうと寂しいものですね。

会計ソフト実務能力試験はどんな内容だったのか?

会計ソフト実務能力試験は、廃止になってしまいましたが、資格としては今後も有効です。もし持っているならば、履歴書などに書いておけば職業によっては有利になる可能性があります。

会計ソフト実務能力試験で問われていたのは、会計ソフトを使うにあたり、期首残高などの初期設定や打ち込み、分析などでした。日商簿記2級と合わせれば、実務でかなり使える内容でした。

会計ソフトをパソコンにインストールして練習するといった感じで、過去の受験者は勉強していたようです。

会計ソフト実務能力試験は廃止されてしまいましたが、会計ソフト系の資格は、他に類似のものがあるので、今後受けたい人は、次の2つの受検を検討してみるといいでしょう。

1つ目は、日商電子会計実務検定(日本商工会議所主催)で、2つ目が、コンピュータ会計能力検定(全国経理学校協会主催)です。

1つ目の日商電子会計実務検定は、簿記の知識と理論をもとにして、会計ソフトを経営に役立てられるスキルの習得を目指すものです。受検資格は特になく、3~1級のどの級からでも受検可能です。

ただし、簿記の知識が身についていないと難しいので、まずは簿記の試験を受験しておいたほうがいいでしょう。

2つ目のコンピュータ会計能力検定は、企業で利用している会計ソフトを使った検定試験が行われます。

会計事務を日常的に行う人に最適です。就職試験でも、入りたい企業の会計ソフトが扱えることをアピールできれば、有利になるでしょう。初級~1級まであり、受験資格には性別・年齢・学歴・国籍などの制限がないので、誰でも受験することができます。

フリーランスの人にも、役立つ会計ソフトの知識と能力

会計ソフトを扱う仕事というと、企業の経理部というイメージがあります。もちろんここでも使いますが、自営業やフリーランスといった、自分で経理作業をしないといけない人たちにも、会計ソフトの知識と能力は役立ちます。

例えば、毎年必ず行う必要がある確定申告は、サラリーマンであれば、経理が代わりにやってくれます。しかし、自営業やフリーランスは、これを毎年自分で行う必要があります。

確定申告の直前になって、あたふたする人は少なくないでしょう。この時に会計ソフトを使いこなすことができて、日頃からこまめに経理作業をやっていれば、直前になって慌てふためくこともありません。

会計ソフトも万能ではありませんから、ある程度は人の手を加えることが必要ですが、手作業でやっていた作業の大半を自動化することができるので、作業を効率よく終わらせることができます。

そのためには、会計ソフトの扱い方を理解しておく必要があります。そして、その前には簿記の知識が必要です。会計系の資格を取りたいならば、まずは簿記の2級取得を目指して、それから会計ソフトの資格を取るように段階を踏むといいでしょう。

会計ソフト実務能力試験は廃止されてしまいましたが、代わりとして、日商電子会計実務検定や、コンピュータ会計能力試験を受けると代用できます。

今の時代に合わせた、新しいコンピュータシステムを導入しているので、新しく会計ソフトを使い始めたいという人にも向いています。

フリーランスなら、取得しておけば自分で行う経理作業の効率を大幅にアップすることができるので、実務に時間を割く時間を増やすことにもつながります。

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