将来的に独立ができる国家資格「建築士」

建築士には、技術を要する学校、病院、映画館などの、複雑・高度な建築物を含むすべての建物の工事・設計業務を行うことができる一級建築士、一定の規模以下の建築物の工事・設計業務を行うことができる二級建築士、そして、木造建築物であって、延べ面積が300平米以内で、二階以下の建物の工事・設計業務を行うことのできる、木造建築士の三種類の資格があります。

それぞれ国家試験を受けて取得することのできる国家資格です。

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難関資格「建築士」

受験資格

建築士試験は、国家資格の中でも比較的難しい方だと言われており、その合格率は、1級建築士試験が10%、2級が20%、木造建築士が40%ほどと言われています。

また、これら資格を受験するためには、その受験資格を満たす必要がありますが、木造建築士及び二級建築士は、建築実務の経験7年以上が受験資格になりますが、国土交通大臣が指定する、建築に関する科目(建築設計製図、建築計画、建築環境工学、建築設備、構造力学、建築一般構造、建築材料、建築生産、建築法規、適宜その他の合わせて40単位)を修めて卒業した場合には、この実務経験については免除されます。

一級建築士の受験資格は、二級建築士として建設実務4年以上が必要となります。
これらを満たして、建築士試験を受験し、合格した後に建築士となることができます。

試験内容

なお、建築士試験は、学科試験と設計・製図試験に分かれており、学科試験に合格した人のみが設計・製図試験に臨むことができます。

二級建築士は以前から、一級建築士についても平成21年度以降は、学科試験については一度合格すると、本人の申請により翌年と翌々年の2回学科試験が免除され、翌年と翌々年は設計・製図試験のみ受験することができるようになります。

一級建築士試験は、平成21年以前は学科試験の免除は、翌年にしかされませんでしたので、より狙い目な資格になったと言えると思います。

なお、学科試験は、マークシート方式、設計・製図試験は5時間以内に課題の図面を作成する試験になっています。

学習方法

勉強方法は、似た問題が出題される傾向がありますので、書店で過去問題のテキストを購入して勉強する必要があります。

設計・製図試験の課題については、事前に発表されますが、試験時課の5時間というのは非常にタイトでシビアな時間設定となっているため、時間がないことへの焦りなどで不合格となってしまわないように、繰り返し練習することが、合格への一番の近道であると言えます。

これらの対策として、多くの専門学校が開かれており、特に設計・製図試験は慣れが必要なことから、それらの専門学校に通うことも合格への近道になると言えます。

就職先

建築士の資格取得者は、通常工務店、設計事務所、建築会社などの建築関連の企業に就職することが一般的で、そこで設計業務をしたり、工事が図面通りに施工されているかを確認する、工事現場の監督業務などを行います。

大手の企業であれば、社員のほとんどが資格保有者であるとも言われており、資格を取得することが奨励されています。

現在の建築業界の現場では、法律上でもこれらの国家資格者を置くことを求められることが増え、その存在が不可欠なものとなってきていることから、現場の経験があるだけではなく、その会社が行う事業の範囲において、法令等によって求められる資格を取得していることも、採用のときには重要視されるということが言えます。

東日本大震災からの復興事業や、アベノミクス等による公共投資の復活、またマンション、アパート又は新築の一戸建ての建設ラッシュが続いており、さらに2020年に実施が予定されている東京オリンピックの競技場などの建設などから、人材不足が続いており、人材へのニーズが高まっている状況にある現在の建築業界においては、建築士の国家資格を有している者にとっては、待遇や給与を増やすことを目指しての転職を可能にしてくれるものとなり得るためや、自分のやりたいことを実現させるために、独立して開業することも可能な資格であるため、難関ではあるものの、現在非常に狙い目の国家資格であると言われています。

最後に

年齢を重ねてから取得することになった場合であっても、建築士の資格は無駄にはなることはありません。
資格を取得していれば、取得後も定年までは安定して働くためにそのまま企業で勤め続け、定年退職を迎えた後に独立して自分で会社を立ち上げたり、設計業務や現場管理業務を請け負うといった働き方を選択することも可能になります。

また、仮に現在これらの資格を取得していない場合であっても、これら国家資格の保有者の指導の下で仕事を積み重ねたり、資格を必要としない改修工事などの業務に携わることで実務経験を積み、さらにその間に国家資格の取得を目指す方法があります。

人手不足の現在の建築業界においては、未経験者でも歓迎とする求人も出てきているので、これから資格を取りたいと考える人にはそういった求人が狙い目であると言えます。

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