当たり前をきちんと知る!日本語の資格「日本語教育能力検定試験」

日本語教育能力検定試験とは、日本語教員となるために学習している人や、日本の言語を教える教員として教育に携わっている人を対象に、その教育の実践に必要とされる基礎的な知識や能力が水準に達しているかどうか、現場において状況に応じて、すみやかな対応がとれるような基礎的な能力が、水準に達しているかどうかを検定することを目的としています。

この検定を実施するのは、公益財団法人・日本国際教育支援協会で、公益社団法人日本語教育学会が認定している民間の資格となっています。

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日本語教育能力検定試験の目的とは

国家資格や公的な試験ではありませんが、この試験に合格することにより、日本の言語を母国語としない外国の人々に対して、日本の言語を教える教師としての有資格者となることができます。

教師の適性としては、日本の言語を客観的に理解し、使える能力を持っていること、また、様々な国の人たちに接することになるので、あらゆることに対して決して偏見を持たず、また柔軟性があり、異文化に対しても、対応することができ、異文化コミュニケーションや、多文化共生に理解があることとしています。

そのほかにも、日本の政治・経済をはじめとし、日本の歴史やビジネスマナー、日本各地の代表的なお祭りやテレビ、アニメ、漫画などに至るまで、日本の文化に精通していることがあげられます。

日本の言語を教えるにあたり、正式な教員免許状等は交付されないため、教師の採用においては、日本語教師養成教育機関での履修課程を420時間以上履修し、日本語教育能力検定試験に合格していれば、学校に採用されることが多いとされます。

日本語教育能力検定試験を受けるには

この資格を取得するための検定試験は、毎年1回、10月に開催されます。

受験資格は特に制限を設けてはいないので、誰でも受験をすることができます。日本の言語教育に携わるにあたり、必要とされる基礎的な知識・能力が水準に達しているかどうかを検定します。

実施地は、札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡とされていまが、その年により違うこともあるので注意が必要です。

出願期間は、その年によって詳細な日程が違いますが、おおよそ試験の行われる年の6月から8月までに設けられており、出願書類などが入った受験案内は、例年6月中旬から、全国の主要書店で販売されています。

願書の提出先は、公益財団法人日本国際教育支援協会となっています。

試験は1日で全て行われ、試験Ⅰが午前中に、昼休みをはさんで試験Ⅱ・Ⅲが実施されることになっています。

試験の内容に関しては、試験Ⅰは制限時間が90分で、原則として出題範囲の区分ごとに出題され、日本言語教育の実践につながる基礎的分析的知識・能力を問う問題で、大問15問の全問マークシート方式で、配点は100点満点となっています。

試験Ⅱは、制限時間が30分で、試験Ⅰで求められる「基礎的な知識」および試験IIIで求められる「基礎的な問題解決能力」について、音声を聞いて解答する出題形式で測定され、配点が40点満点と配点率が高くなっています。

大問6問で、全問マークシート方式となっています。

試験Ⅲは、制限時間が120分で、原則として覚えた知識を活用し、考えて解答する設問により、熟練した日本の言語を教える教員として、現場での対応能力につながる、基礎的な問題解決能力を測定されます。

大問が16問で、マークシート方式と一部記述式となっています。

日本語教育能力検定試験に合格した後には

資格を取得すると、日本語学校、スクール、家庭教師、海外の大学や日本語学校、発展途上国などにおいて、日本語意外の言葉を母国語とする外国の人々に対して、日本語を教える教師となることができます。

教師は、国籍や年齢、生活習慣、文化や宗教などが異なる生徒たちに対して、学習を進めていくので、それぞれの個性や価値観を認めながら、高い日本の言語能力と、わかりやすく教える指導力やリーダーシップが必要となります。

このように様々な能力が必要とされるため、多くの日本語学校では教師の採用基準として、大学を卒業していることを前提に、この教育能力検定試験に合格していること、または、教師養成講座を420時間以上受けて修了することとしています。

仕事内容としては、国内外において、外国の人に日本言語の発音や文法、会話や読み書きなどを教えます。

特に日本の言語においての文法は、非常に難しい部分もあるのでな、専門的な知識や指導の技術が必要となります。

上手く理解できなかった場合には、外国の人がどうして理解できないのかを敏感に察し、わかりやすく教えることが必要となってきます。

また、生徒として来る人々は、ビジネスマンであったり、日本の文化に興味を持っている人であったり、日本の大学に進学したい人であったりと、日本語を学ぶ動機や目的、目標など抱える事情はさまざまなので、それぞれに合った勉強の進め方などを、事前に準備しておくことが必要となります。

生徒の学習能力や目的など、生徒についての情報を集めて分析し、学習目標を立て、コースデザインという教育計画を立てます。

このように、日本語教育能力検定試験に合格した後は、教師として活躍することができます。

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