いつもの刺し身が美味しくなる!昆布締めの作り方

昆布締めはもともと富山県の郷土料理で、北海道から仕入れられていた上質の昆布を使って作られていました。

作り方には様々ありますが、家庭でも簡単に作ることができるので、作り方を覚えておくと粋な和食としてお酒の席などでも重宝します。

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一手間かけてさらに美味しく

昆布の旨味を刺身に移して得られる効果

使われる食材は鯛やヒラメなどの白身の魚が一般的ですが、海老やタコ、牛肉などでも作られることがあります。

旬を過ぎた魚や余ってしまった刺し身などを昆布締めにしておくと美味しさが増し、日持ちもよくなるので便利です。

美味しさが増す秘密は、昆布に含まれるグルタミン酸などのうま味成分が刺し身に移ること。

淡白な白身魚と昆布の相性は抜群なので、いつもと違った味わいを楽しみたいときに作ってみましょう。

また、塩を振ることと、魚から出た水分が昆布に吸収されることで刺し身の日持ちが良くなります。

とはいえ、生ものを扱っているので、衛生管理には気を使わなければいけません。

冷蔵庫で一晩寝かせてからは、早めに食べるようにしましょう。

昆布を剥がしたときに糸を引く場合がありますが、これは昆布の粘り成分ムチンによるものなので心配ありません。

ただし、異臭や異変を感じた時にはこの限りではありませんので気を付けましょう。

新鮮な刺し身は日本人にとって欠かせない好物であり、世界的に見ても生で魚が食べられる環境、食文化はほかにありません。

その中で、日本人が少しでも生の魚を美味しく、そして安全に、より日持ちするようにと工夫して生まれたのが昆布締めです。

うま味という調味料を巧みに利用した素晴らしい料理をぜひ家庭でも作ってみましょう。

美味しい昆布締めの基本の作り方

まずは、昆布締めに使う魚を用意しましょう。

家庭で作る場合には余った刺し身などで十分ですが、この場合はサクの状態ではなく、切り身にしておくことをおすすめします。
サクの状態では、仕上がったときに切り分けるのが大変だからです。

もちろん大きな魚が一匹手に入ったときや、多量にあるときなどにも活用できます。
魚の大きさによって3枚卸などにさばいてから皮をはぎます。
小さ目の魚で、皮もきれいなものであればそのままで構いません。

魚を好みの厚さに削ぎ切りをし、バットなどに並べて薄めに塩を振りましょう。塩を振ってから約30分、塩が溶けるのが目安です。

きれいな布巾かキッチンペーパーで水分をふき取ります。
水で洗ってはいけません。

昆布は乾燥したものの表面をさっと拭いておきます。
酒や酢で表面をぬぐう作り方もありますが、水で戻したりする必要はありません。

バットなどに昆布を敷き、その上に塩で絞めた刺し身、そしてまた昆布、と重ねます。

昆布が魚の水分を吸い取り、その水分と昆布の旨味が融合し、また魚に戻されるという工程が大事なので、必ず昆布で魚を挟む、というのがポイントです。

絞める時間は1時間程度から2日間まで、好みで調整しましょう。

基本的に、短めだと昆布の香りが移る程度で上質な魚を上品に食べたいときに向いています。
長めだと水分が程よく抜け、表面の色があめ色になり濃厚な味に変化します。

淡白すぎる味の魚や、たくさんあるときなどに向いていて、日持ちが一週間ほどするようになりますが、生ものには変わりありませんのでなるべく早く食べるようにしましょう。

昆布締めで使った昆布の再利用はできるのか?

昆布締めで使った昆布は魚の水分と塩分を吸って柔らかくなっていますが、魚の臭いも吸収しているので、基本的には捨ててしまうものです。

食べれないことはないので、もったいないと思うならば再利用を考えてみましょう。

そのまま細かく切って酢の物などにアレンジできますが、魚の風味が残っていますので、魚嫌いの人には避けた方が無難です。

茹でたり水にさらすなどで臭いは軽減しますが、たくさんの昆布を消費するためには塩昆布にしておくと保存性も高まり、ごはんにあうおかずになります。

塩昆布の作り方

まず、やわらかい昆布を細切りにして酢水に一時間ほどつけておきます。

頑丈な鍋に昆布とそれが浸るくらいの水、醤油、酢、みりん、酒を入れて火にかけます。

弱火で一時間ほど煮詰め、水分がなくなったら出来上がりです。

意外と簡単なので、出汁を取った昆布を冷凍しておいてまとめて作るのもおすすめです。

昆布は水分を持ったままだと腐ってしまいますので、冷凍するか早めの処理が必要なので覚えておきましょう。

最後に

昆布締めの作り方を覚えておくと、刺し身が余ったときや、おしゃれな一品を用意したいときに役立ちます。

元は保存性を高めるために工夫された調理法ですが、魚の種類や状態によっては刺し身で食べるよりもうまみが増し、一手間かけたその工程がお客様のおもてなしにもなる上品な一皿になります。

日本人にとって欠かせない魚文化とうま味文化が融合した昆布締め。

コツをつかめば難しいことはなく、白身魚以外の食材で作ってみることで、色々な味の変化の発見もあるはずです。

ぜひ、家庭でも作ってみましょう。

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