何度でも読み返したくなる!涙を流したい人におすすめの小説3選

泣ける小説、ご存じですか。

涙とは、心をリフレッシュさせ、爽快感を与えます。そしてあなたも小説の主人公と気持ちを重ねて、違う世界の経験をしてみませんか。

泣ける小説、泣いてしまう小説のおすすめをそろえてみました。

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名作「アルジャーノンに花束を」

世界的な、名作です。著者はダニエル・キイス。何度か映画化もされていますし、日本でもドラマ化されているので、ご存じの方も多いかもしれません。

知性は、人間に幸せをもたらすのか。そんなテーマを取り扱った、小説でもあります。

しかし涙が出ることで、おすすめするのは、この小説の主人公であるチャーリイを襲う不遇の運命と、それに対して立ち向かったチャーリイが、最後に出した結論が素晴らしいからです。

知能指数が人よりも低いチャーリイは、ある実験に参加することで、飛躍的な知力を得ることになりました。

同じ手術を受けたのは、ネズミのアルジャーノン。彼の仲間は、アルジャーノンだけでしたが、やがて彼の知性は学会や研究家たちの知るところとなり、一躍時の人となります。

恋人もでき、幸せなチャーリイ。しかしそんな中、彼はアルジャーノンと己を研究した結果、恐ろしい結果を知ることとなります。それは、この実験の最終的な結果は、緩やかに自分たちの知性が、退化していくというものでした。

チャーリイは自分の知性の後退と、アルジャーノンの死、恋人との別れを経験し、そして次第にさまざまなことを忘却しはじめます。しかし彼は、それすらも受け入れることにしたのです。

何故彼は、己を受け入れることにしたのか。表題の意味が最後に読み手に伝わったとき、涙せずにはいられません。いつでも、おすすめの一冊です。

アルジャーノンに花束を〔新版〕(ハヤカワ文庫NV)

日本人の宗教とは「深い河」

遠藤周作という小説家は、日本人でありながら幼いころにキリスト教の洗礼を受け、キリスト教徒となった小説家です。しかし本人は、いつも「神」に疑問を抱き、許しとはなにか、愛とはなにかを問い続けました。

2016年には、マーティン・スコセッシ監督が、遠藤周作の代表作である「沈黙」を映画化して話題となりました。今回はその「沈黙」ではなく、晩年の名作「深い河」を、涙の小説としておすすめします。

誰のことも愛することができない女、成瀬。お人好しの神学者、大津を中心に物語は紡がれます。

自分の妻の生まれ変わりを探しに、歴史的スクープ映像を撮影するために、戦時中の友を思ってなどさまざまな理由でインド、ガンジス河に降り立った日本人たち。

その中には日本人女性、成瀬の姿もありました。成瀬は昔、からかい目的で大津というキリスト教の学生と付き合い、あえて別れて馬鹿にしたのです。

その大津は今、インドで奉仕しているという噂を聞き、成瀬はふらりとガンジス河へ立ち寄るのです。愛も絶望も感じられず、虚無な人生を送る成瀬に、大津の言葉が刺さります。

神学者の中でもつまはじきにされ、どこに行っても異端と呼ばれた大津は、それでもいいというのです。何が大津を変えたのか。絶望した大津に何があったのか。そして大津のたどりついた神、とは。

読んでいる最中から、涙があふれてとまりません。愛に乾いた、現代人必読です。

深い河 (講談社文庫)

キングの名作「ザ・スタンド」

ホラー小説家の大家であるキングですが、彼の人気作品を集計すると、近年まではダントツの一位だったのがこの「ザ・スタンド」です。

この作品も一応ホラーなのですが、人間愛、憎しみ、悲しみ、優しさなどさまざまな人間ドラマが渦巻く、大作となっています。間違いなく泣ける、名作です。

人類の8割が、あるアメリカの実験施設から漏れ出たウイルスによって死滅した世界。人々はやがて、夢の中で啓示を受けます。ある人はコーン畑で歌う老女の姿を。そしてある人は、砂漠に立つ金髪の男性を。

人々は、それぞれの啓示を受けて歩き出します。それが、善と悪の対決の始まりでした。

この中で出てくるキャラで主要人物は、何人か出てくるのですが、聾唖の青年ニックが素晴らしいです。ニックが信じたのは悪賢い女性ではなく、知恵おくれのトムでした。

しかし悪との対決の中で、ニックはつらい決断をすることになります。心を読むことができる悪魔に対し、対抗するためにトムを敵地に送り込むのです。彼なら、心を読まれないからです。

この決断の対価として、ニックは大事なものを失います。そして善と悪との対決は、たくさんの犠牲を出しながら進んでいきます。

最終的に待ち受けるものはなにか。もうこれは読んでもらわなければ、わからないほど多くの人間ドラマが詰まっています。長い小説なので、ゆっくり泣いてください。ラストは、ひたすら涙です。

ザ・スタンド(上)

シリアスなお笑い「統合失調症がやってきた」

著作は、松本ハウスというお笑い芸人コンビです。昔、テレビで破天荒な動きと、予想のつかない受け答えで一躍スターとなった松本ハウス。そのボケ担当であるハウス加賀谷は、実は重度の統合失調症でした。

やがて彼は仕事で多大なストレスを抱え、そっとテレビ界を去っていきます。そのとき、相方のキック松本は何を思っていたのか。そしてハウス加賀谷の半生とは。

お笑い芸人さんの書いた本で、しかもノンフィクションです。でも、とても泣ける一冊なのでおすすめします。ハウス加賀谷の家の話、発症のきっかけと恐怖は、読んでいて怖いものがあります。

しかし何故か泣けてしまうのは、ハウス加賀谷という人間がおそろしく「良い子であろう」という意思が強いことがあげられます。

そして、その彼が「芸人になりたい」と反抗していく過程は、もう涙が出るほど切ないです。しかもさらに泣けてしまうのは、相方であるキック松本さえも、世の中を儚むひとりであること。

加賀谷を見ても動じないのは、その虚無感がもとだからかもしれません。そして、活動を停止してからの悩み。 最後に待っている「復活」のあとも、涙が止まりません。

人の優しさや、耐えることについて考えさせられる一冊となっています。

統合失調症がやってきた

最後に

読んだことがある作品も、そうでない作品もあるかもしれませんが、こちらであげた本は全て実際に涙を流したことのあるものばかりです。

最近、心がキシキシ痛んだり、感動できなくなっていませんか。

涙はそんな心を必ず溶かしてくれますので、ぜひ一度読んでみてください。

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