インテリアや建築方式において、日本でブームとなっている北欧ですが、モダンなデザインと趣き深いレトロな街並みがマッチしたデンマークも、海外旅行先として非常に人気が高いスポットです。
さらに、見どころがたくさんあるにも関わらず、街自体が広大ではないため、一日で回りきることができるのも大きな魅力です。
デンマーク観光は市庁舎とチボリ公園がおすすめ
まずは、赤レンガ造りが美しいコペンハーゲン市庁舎をチェックしましょう。絵本や童話の世界に出てくるような建物は、市の象徴的な存在であり、市内でもっとも高い建築物です。また、市庁舎前の広場には、アンデルセンの像がたてられており、こちらもお忘れなく。
作家・アンデルセンのお気に入りであったとされる、世界最古のチボリ公園にも訪れましょう。コペンハーゲン市庁舎のすぐそばにあります。中央駅に隣接した8万5千平方メートルもの広大な敷地内には、観覧車・メリーゴーランド・ローラーコースターといったアトラクションはもちろん、野外劇場にてパントマイムやコンサートなどの、エンターテイメントも楽しむことができます。
ファストフードやレストランも充実しており、夜はイルミネーションによるパレードもあります。
デンマーク観光にははずせないグルメ
ロイヤルコペンハーゲンに併設されている、中庭付きのお洒落なカフェ「ロイヤルカフェ」をおすすめします。内装には花柄模様や雑貨が飾ってあり、北欧でのティータイムを満喫することができます。世界的な陶磁器メーカーである、ロイヤルコペンハーゲンの食器がふんだんに使われているので、北欧インテリア好き、ロイヤルコペンハーゲン好きの方には必須です。
大抵のガイドブックに掲載される名店「ニューハウン・ファーゲクロ」も外せません。特に人気があるのは、地元食材であるニシンのビュッフェです。新鮮なニシン料理が何種類も用意されており、フレッシュな魚料理が好きな方は、ぜひ観光の際にお立ち寄りください。
また、ランチはニシンですが、ディナーはサーモンやステーキといったメニューに変わるため、時間帯を変えて訪れるのもありです。
コーンゲンスガード内にある老舗レストラン「イーダ・デェイヴィッドソン」もおすすめです。コペンハーゲンの代表的な料理・スモーブローが提供されるお店です。ショーケースの中にあるサーモン・海老、肉など、200種類の食材の中から好きなものを選んで頼み、サンドイッチの中に挟むというスタイルです。
観光客はもちろんのこと、地元の人々にも愛されるお店で、一度は立ち寄りたいお店です。
デンマークへのフライト時間の目安
デンマーク・コペンハーゲンへの飛行機は、成田から直通便が出ている以外は、一ヶ所ないし二ヶ所以上の経由地を経た、乗り継ぎが必要となります。
まず、成田からの直行便は乗り継ぎがなく、最短で11時間35分です。運行機材やフライトスケジュールなどや空港の混雑状況によって変動するため、12時間~12時間半は見ておいた方が良いでしょう。
次に経由地を経て乗り継いでいく場合、フィンランド航空とブリティッシュ・エアウェイズのどちらかを使用することになります。成田は、いずれの航空会社も便が出ています。中部・関空・福岡空港からは、ヘルシンキを経て飛ぶフィンランド航空しか選択肢はありません。
ヘルシンキまでが10時間半ほど、ヘルシンキからコペンハーゲンまでが1時間半ほどで、フライト時間自体は12時間ほどです。ただし、乗り継ぎにかかる時間も入れると、もう少し時間がかかります。
成田や羽田から出発するブリティッシュ・エアウェイズの場合、ロンドン経由となります。ロンドンも立ち寄る必要がある場合は、こちらが好都合でしょう。フライト時間は、ロンドンまでに12時間半、ロンドンからコペンハーゲンまでは2時間ほどかかります。
ヨーロッパで三番目に物価が高い国
デンマークは世界的に物価が高く、ヨーロッパ諸国の中でも三番目に高いと言われています。
通貨は「DKK(デンマーククローネ)」であり、1DKKは約16~17円です。たとえば、空港からコペンハーゲン市内までをタクシーで移動すれば約4000円ほど、電車で移動すれば600円ほどです。ただし、移動時間が12~13分であることを考えると割高と言えます。
観光のプランに、移動は電車を中心に考えているなら、電車プリペイドカード「Rejsekort」を購入し、交通費を割安にさせた方がかしこいでしょう。
食品類は、外食に頼ると日本の物価と比べて2~3倍はします。ステーキのセットだと、約3000円するようなお店もあります。ガイドブックや海外渡航サイトなどで、事前に安くておいしい、コストパフォーマンスの高いところを、厳重に調べておく必要があります。
ただし、お酒は日本よりも安いです。 宿泊費も、通常~中級クラスのシングルで1万円前後~3万円ほどと開きはあるものの、全体的に高い傾向にあります。
インターネットによる予約割引を利用したり、ツアーによるプランをしっかりと吟味して、安価におさえられるよう、各自工夫をする必要があります。