福島県は、東北地方の南部にあり、都内からの新幹線で90分と、週末にも行きやすい距離にあります。
そんな福島県のおすすめスポットを、いくつかご紹介いたします。
福島へ行くなら、ここがおススメ!
会津地方全般をおすすめします
福島県は、日本で3番目に大きい面積の県で、一番西側の内陸部分を会津地方(旧会津藩の領内)、真ん中の東北新幹線や東北自動車道が通っている盆地部分を中通り、いわき市などの沿岸部を浜通りと、3つのブロックに分けて呼んでいます。
天気予報も、風土も全然違います。
福島県旅行では、もっともおすすめなのが、最初に名前があがった会津地方です。
つい最近、大河ドラマで有名になった地ですが、その中心となった鶴ヶ城がある会津若松市は、自ら「サムライシティ」を名乗り、「ならぬものはならぬ」の精神が、今も残っている、地元の人の気風が表れているとのこと。
戊辰戦争での激戦が繰り広げられた鶴ヶ城は、勿論再建されたものですが、近年に当時と同じような赤い瓦に交換され、独特の雰囲気を見せています。
建物の中は資料館となっており、会津松平家の繁栄、戊辰戦争にまつわる写真・衣装などが展示されています。
武家の空気を味わうのにふさわしいスポットとして、会津武家屋敷も人気があります。
幕末の家老、西郷頼母(さいごうたのも)の屋敷を中心としており、中を見学することができます。
当時の衣装を借りて記念撮影ができるコーナーがあるので、江戸時代にタイムスリップした気分を味わえることでしょう。
会津若松と新潟を結ぶJR磐越西線では、週末を中心にSLの観光列車「ばんえつ物語」号が走っています。乗ってみるのもよし、走る姿を撮影するのも、どちらも楽しめます。
会津第二の都市、喜多方はラーメンと蔵が有名な街です。人力車に乗って街を巡ったり、ラーメンの名店でランチを取ったりするのも楽しいです。
会津は、地酒が有名な地域です。宿泊先で、色々な銘柄を飲み比べてみるのも楽しいです。
会津は。小中学生の修学旅行先としても人気があります。昔行ったことがある人も、いることでしょう。
桜、果樹園、紅葉、ウィンタースポーツ
福島県は広大なので、桜の咲く時期が各地バラバラです。特徴的なのは、桜前線は通常南から北に向かって進むのですが、中通り地方は、北側の福島市の方が南側の郡山市よりも標高が低いため、反対方向の北から南に向かって、桜前線が進む年が多いです。
中でも有名なのが、三春の滝桜と呼ばれる名木です。三春という地名は、梅・桜・桃が同時期に咲く、つまり3つの春がやってくる、というのが語源と言われています。
また、会津鶴ヶ城も桜の名所として有名です。こちらは中通りよりも、1週間から10日開花が遅く、都市によってはゴールデンウィーク前半まで、楽しめることがありますので、遠方からの旅行客は、思いがけず花見ができることもあります。
福島市の周辺は、日本有数の果物の産地です。リンゴ、桃、サクランボなどが栽培され、とりわけ桃が有名です。
収穫シーズンになると、桃狩りや直売所でとれたての果実を買い求めたりと、夏の味覚を大いに味わうことができますので、立ち寄ることをおすすめします。
自然豊かな福島では、紅葉の名所が数多くあります。
福島市から猪苗代町までを行く磐梯吾妻スカイライン、磐梯ゴールドラインなど福島市から磐梯山にかけての山々には、観光の有料道路があり、紅葉の時期は実に見事な景色が広がります。
ドライブ旅行が、最も楽しめる時期です。
福島の冬は、浜通りは海流の影響で東北地方としては温暖な地域で、あまり雪も降らないのですが、会津地方は日本海側の気候です。
奥会津と呼ばれる只見などの南西部は、日本でも有数の豪雪地帯です。
この地域を走るJR只見線は、赤字路線ながら豪雪のため、道路が通行止めになるということで、廃止を免れている状態で、雪を観ながらの旅行は冬のおすすめでしたが、数年前の大雨で線路が流されてしまったため、バスによる代行運転となっています。
地酒、果物、赤べこ、三春駒
会津の名産品としてまず名前があがるのが、地酒です。
冬の寒さが厳しいこともあり、寒い時期の熱燗は、さぞ美味しいことでしょう。町の酒屋さんで、お店の人のおすすめの品を買って帰るのも楽しいです。
重たいし割れたら困るので、電車で来た人は宅配便にするべきです。
先ほども触れましたが、喜多方ラーメンは、福島を代表するご当地グルメです。縮れた麺に大きなメンマ、分厚いチャーシューが盛られ、醤油だしのスープが特徴です。
朝ラーと呼ばれる、朝食にラーメンを食べるのが好きな人も多く、朝からオープンしているお店があります。
お土産になるお菓子というと、郡山の「ままどおる」、バターのたっぷり入ったミルク味の餡を、生地で包み焼き上げた和菓子と、会津の「天神さま」、様々な味のブッセが有名です。
ここのメーカーは、会津地方にしか店舗がなく、商品の名前にも会津の様々なものに因んだものが付けられています。
外国人は大喜び、日本人でも心が和む民芸品があります。まずは会津赤べこ人形です。
べこというのは牛のことで、お寺を建てるときに、重たい石や材木を運ぶのに皆が困っていた時に、どこからか赤い牛が現れて働いてくれたという伝説が、由来です。
赤べこ人形は、首をゆらゆらと振る張り子です。縁起物として、人気があります。
続いて、起き上がり小法師です。何度倒しても起き上がる、七転び八起きの精神が込められており、転じて無病息災を願うことにもなります。
地元の人は、家族の数より1つ多く購入し、家族が増えるようにと祈ります。
三春駒は中通りの玩具です。坂上田村麻呂が戦の際にこの地で木馬に助けられたことが、由来とされています。
商売繁盛・お守りなどいろんな意味が込められており、直線を基調とした美しい姿は、お土産としても人気があります。
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