アルゼンチンは、南アメリカ南部に位置する連邦共和制国家で、ラテンアメリカではブラジルに次いで、2番目に領土が大きな国です。
アルゼンチンと言えば、タンゴやサッカー、ワインそして数々の世界遺産と、海外旅行者にとっては、たくさんの見どころが揃っています。
首都ブエノスアイレスの街歩きが楽しいアルゼンチン
首都ブエノスアイレスには、カラフルな街並みで有名なカミニートや、ミュージカルや映画でもお馴染みエビータこと、エバ・ペロンが眠るレコレータ墓地がありあす。そのほかにも、ピンク色の美しい建築が印象的なカサ・ロサーダや、世界三大オペラ劇場に数えられるテアトロ・コロンなどの、観光スポットを訪ね歩くのをおすすめします。
よりアルゼンチンらしい文化に触れたい方には、タンゴが最適です。19世紀に発展した男女ペアで、艶やかに踊るタンゴと、素晴らしいミュージシャンによる生演奏を味わえる、タンゴバーがおすすめです。
ステージで優雅なタンゴ披露しているところや、客席の合間を踊りながら通ってくれるところなど、さまざまなタンゴバーがあります。ここでタンゴを体験すれば、この場所ならではこその海外旅行が楽しめます。
サッカーファンの方には、国内リーグの人気チームのボカ・ジュニアーズとリーベル・プレートは、ブエノスアイレスを拠点としていますので、それぞれのスタジアムに観戦に行くのもおすすめです。
肉食系グルメにとってはパラダイス
アルゼンチン料理は、日本人にとってはあまり馴染み深いものではありませんが、海外旅行の楽しみのひとつのグルメとして、美味しい地元料理を味わうのが良いでしょう。
中でもアサードは、日本と言ったら寿司というのと同様に、アルゼンチンと言ったらアサードと言われるほどの、おすすめの料理です。このアサードは、牛のアバラの部分のお肉を、炭火やオーブンで焼いたもので、日本で言うところの骨付きカルビの丸焼きと言ったものです。
このお肉に、サルサ・チミチュリやサルサ・クリオージャ、マヨネーズ、マスタードを付けて食べます。多くの一軒家では、アサード焼き場が必ずあるというほどの定番です。
前菜として人気のエンパナーダは、牛肉の角切りやミンチ、鶏肉をはじめ、ハムやチーズ、野菜などを具にし、パイにしてオーブンで焼いたり、フリッターにしてあげたりして食べるものです。どこのレストランでも必ずおいてあるもので、街中の露店でもお手ごろ価格で食べられる、日本のコンビニのおにぎりのような位置づけのおすすめ一品です。
郷土料理ロクロは、寒い冬に欠かせない料理で、お肉の角切りや豆類の沢山入ったクリーミーなスープです。冬季限定で、レストランやイベント会場などの露天で食べられるものです。
直行便がないため長旅のアルゼンチン
日本からアルゼンチンへは、直行便はなく丁度日本の反対側となるため、太平洋経由でもヨーロッパ経由でもほとんど所要時間にかわりはありません。
成田国際空港や関西国際空港、羽田空港と中部国際空港から1回の乗り継ぎで行く事ができます。成田からは、アメリカン航空でダラス・フォートワースで乗り継いで約22時間、ユナイテッド航空でワシントンDCで乗り継いで約23時間10分のフライト時間です。
成田・羽田・関空・中部から、ルフトハンザ・ドイツ航空でフランクフルトで乗り継いで約25時間50分のフライト時間がかかります。いずれも、乗り継ぎには、4時間から6時間ほどの時間がかかりますので、丸1日以上の到着するまでに時間がかかるということです。
LCCを使えば安く行かれると思われがちですが、乗り継ぎの回数も増えることや、ひとつのフライト毎に、航空運賃以外の受託荷物代や飲食代をオプションで追加することを考えると、アメリカン航空で1回の乗り継ぎで行ったほうが割安です。
LCCは、東南アジアのような近場な海外旅行には適切ですが、日本の反対側に位置するような遠い場所には、やはり時間的にも効率的ではありませんので、航空会社選びも慎重に行なうことが必要です。
変動が激しい両替レート
海外旅行は、宿泊先となるホテルや現地の雰囲気がどんなものか、ショッピングはどこでできるかなど、わくわくするものです。高い旅費をかけて海外旅行を快適に過ごすには、はやり現地の物価状況なども知っておくことが大切です。
日本円と比べて、現地通貨はどんなものかや、おおよその相場などを少しでも情報を得ておくと、失敗の少ない楽しい海外旅行が実現します。
アルゼンチンは、基本的に日本に比べ多少物価が安い国です。自国通貨のペソが流通しており、従来は1ペソが1ドルと言う経済体制だったため、南米でもヨーロッパ並みに高い物価でしたが、2001年の経済破綻により、物価が急落しましたが、現在は経済状況が再び悪化していることから、不安定な状況と言えます。
1ドルが約14ペソで、日本円で1ペソが約8円くらいですが、常にレートが小刻みに変動するため、こまめに銀行などでチェックすることが必要です。物価が日本よりも安いため、節約をすればそれなりに安く抑えられ、贅沢したければそれなりにお金はかかります。
飲食代や観光地の入場料、交通費を含めて1日あたり10,000円を目安にしておけば、一般的なレストランで美味しい食事ができ、夜は名物のワイン片手にタンゴショーを楽しめるでしょう。
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