ときめいてますか?笑っていますか?泣いていますか?これらの要素を全部持っているのが「少女漫画」です。
もう少女とは言えないけれど、女子となら言えると信じたいという女性たちにも、おすすめできる漫画を選んでみました。
絶対モテるしかない男「俺物語!!」
「別冊マーガレットsister」で、読み切りを描いたところ人気に火がつき、そのまま連載が決まったという作品です。連載は「別冊マーガレット」で2012年からスタートし、2016年に無事終了。
全13巻の、読みやすさもおすすめです。主人公の剛田猛男は、男性からは慕われているものの、女性には全くモテない。親友の砂川誠は、異常なまでに女子にモテている。
そんなある日、電車で痴漢を助けた剛田と砂川。彼女は大和凛子という女性で、剛田の目から見ると、明らかに砂川に一目ぼれの状態だった。ところが実は、凜子が恋に落ちたのは、剛田のほうだったのです。
ガチムチで単純な脳細胞だけれど、凜子のことを大好きな剛田と、少女らしく可愛らしい凜子のデコボコなカップルが繰り広げる恋模様が、面白い少女漫画です。
女子でも読めるというのは、実はこの漫画はラブコメでもありながら、かなりギャグの色が濃いところです。
甘い話ばかりではなくて、剛田のありえないほど頑丈な身体が、火事現場から人を救出したり、山で遭難したところを剛田の力で無事帰還したり、笑えるエピソードもたくさんあります。
で、恋のほっこりもある、優秀少女漫画です。テレビアニメ化や、映画化もされています。
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女の子だって世界を救う「魔法騎士レイアース」
人気漫画作家集団の代表的作品です。当時は「ASUKA」などの、ゴシック系な少女コミックに漫画を掲載していたCLAMPですが、まさか突然の少女漫画「なかよし」に、連載開始と知ったときにはとても驚きました。
今でもリバイバルブームが起きて、製品が作られたり一定の人気を常に保っています。獅堂光、龍咲海、鳳凰寺風という三人の少女が、東京タワーで出会ったところで物語は始まります。
突如東京タワーが光で包まれ、視界を見失うと三人は異世界にいました。そしてであった、導師クレフにこう言われるのです。
「魔法戦士としてこの世界セフィーロを救え」と。
異世界に飛ばされるという形式は、今では浸透していますが、当時少女漫画、しかも「なかよし」でハードな作品が始まったなと思いました。
もちろん旅の行く先々で、三人は魔法騎士として成長を遂げ、最後にはラスボスザガードを倒します。 しかしここからの急展開、そして結末はあまりにもつらいものでした。
テレビアニメ版でもヒットを飛ばし、とても有名な作品ですので、ぜひ一度お手にとってご覧ください。愛蔵版もあります。もちろん続編の「魔法騎士レイアース2」も、おすすめです。
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実は実写化もしていた「動物のお医者さん」
この漫画のおかげで、一時期モデルとなった大学の獣医学部の倍率が膨れ上がったと聞いています。作家は、ギャグ漫画と柄の繊細さでは業界上位の実力を持つ、佐々木倫子です。
連載が始まったのは1987年の「花とゆめ」。通常のコミックスでは全12巻、文庫版では全8巻、愛蔵版では全6巻。どれを読んでも、当然面白いです。
内容は、獣医を目指す個性的な学生の日常を、コメディタッチに描いた作品です。
キャラの個性が強すぎるのも面白く、ネズミが大嫌いなのに獣医学部に入ってしまった二階堂、奇妙な体質で血液を洗うのが大好きな菱沼さん、アフリカを愛している漆原教授など、そばにいたら大変かもしれないけれど、漫画で見るには、本当に面白い人たちが、ドタバタを繰り広げるというパターンが本当に毎回面白いです。
ラストには、いつも主人公と一緒にいた二階堂が、ついに独立を考え始めたりして、ちょっとした青春群像も味わうことができます。
2003年には実写ドラマ化され、実写のシベリアンハスキーの愛らしさには、身もだえしたものです。動物好きのニーズに応じつつも、しっかり笑いもとっていく、佐々木倫子の実力がいかんなく発揮された作品です。
男性でも読めるということでも、有名です。
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今なお美しく光り輝く「ベルサイユのばら」
アニメで見たという方や、お母さんの本棚に全巻そろっているのを見たという方がいらっしゃることでしょう。
1972年に「マーガレット」にて連載され、1973年に連載が終了したものの、人気は全く衰えず、今でも宝塚劇団で何度も上映される演目ですし、2014年にはコミック愛蔵版が新しくリリースされるなど、人気がおとろえることがありません。
マリー・アントワネット王妃を、命をかけて守るという近衛士官オスカルは、実は女性でありながら将軍の家で生まれたため、男性として武術や馬術をたたきこまれて育てられたという過去を持つ男装の麗人。
しかしフランス革命という悲劇が襲い、ルイ16世とアントワネット王妃を巻き込んでいきます。オスカルも当然歴史の激流に流されるが、その手をしっかりと握る者がいた。幼馴染のアンドレでした。
真の愛に目覚めたオスカル。しかしアンドレと結ばれたあと、アンドレは死亡、オスカルもまたフランスに散るのでした。
女性の憧れの要素、宝石、ドレス、パーティと、悲劇、許されない恋、失恋、陰謀が渦巻く世界は、今でも多くの読者を中世のフランスに導いてくれます。
圧倒的なドラマと、美麗な絵にハマります。
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最後に
最近は、大人女子でも漫画を読んでいて、その作品がヒットするなど、漫画業界からはますます目が離せない状況が続いています。
ドラマの原作が漫画だったということもかなりありますので、あなただけのお気に入りの漫画をぜひ探してみてください。
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