パーティーメニューで人気があり、豪華さが出る料理といえばローストビーフですね。オーブンやレンジを使ってローストビーフを作ると手間がかかり、案外上手にできません。
そこで炊飯器を使って、簡単かつ時短で作れてしまう方法を紹介します。
まずは材料と道具を準備します
用意する材料は、牛ももブロック約300グラム~500グラムをひとつ準備するだけです。お好みとなりますが、お肉の質はあまり問題になりませんので、比較的お手頃なお値段のものを使うといいでしょう。
味付けで、塩とこしょうを適量、また調理用にサラダ油を適量準備してください。次に準備する道具として、まずは主役の炊飯器となります。これは、家庭用のごく一般的なもので、保温機能がついていれば問題ありません。
炊飯器の大きさですが、5.5合炊きであれば準備した牛ももブロックがしっかり入るので、問題ありません。これよりも小さい炊飯器の場合は、お肉が入らない可能性がありますのでご注意ください。
炊飯器の他に、ジップロックの中くらいのものを1袋、ストローを1本、ラップとキッチンペーパー 、フライパンを準備してください。
主役のお肉以外は、簡単に準備できるものばかりとなっていますが、しっかり確認をして準備をしてください。料理を時短で作るためには、確実な準備が大切です。
それではいよいよ、調理にとりかかっていきましょう。
では調理をはじめていきましょう
最初に、牛ももブロックに塩とこしょうを振りかけてください。全体になじませるため、牛ももブロック全体をラップで包み、冷蔵庫の中で30分程度置いてください。
時間が経ちましたら、冷蔵庫から牛ももブロックを取り出して、牛ももブロックの表面に出てきた水分をキッチンペーパーでしっかり拭き取ってください。
フライパンにサラダ油をなじませ、強火にかけてください。牛ももブロックの、表面を焼いていきます。牛ももブロックを焦がさないように、こまめに返しながら短時間で、焼き目を付けていきます。
あまり時間をかけてしまいますと、牛ももブロックが固くなってしまいます。また中心まで熱が通ってしまうと、ローストビーフ特有のうまみとやわらかさがなくなってしまいます。
目安としては、赤い部分がなくなり、表面に焼き目がついてくれば問題ありません。この時にフライパンに出ました肉汁は、あとでソースに加えますので、取り分けておいてください。
焼き目がついた牛ももブロックは粗熱をとるため、フライパンからお皿に取り分けて15分程度冷ましておいてください。
ここで炊飯器が登場します
見た目はローストビーフっぽくなってきましたが、ここからが、この調理の時短テクニックが発揮されるところとなります。
ジップロックに、牛ももブロックを入れてください。ジップロックの封をする際に、ストローを挟み込んで、密閉状態にしていきます。ジップロックをしっかり密封してから、中に残った空気を出していきます。
チャックをギリギリまで締めたところで、ストローを差し込み、口から空気を吸い出していきます。ここで、思わぬ人力作業となりますが、非常に手軽で有効的な方法ではあります。
時短テクニックとなりますので、恥を忍んで作業を行ってください。
ここまで準備ができましたら、いよいよ炊飯器の登場となります。炊飯器の釜に70度のお湯を入れてください。温度計がない場合には、沸騰したお湯を1リットルと、冷水を0.2リットルの比率で混ぜてください。
釜の中に、ジップロックに入った牛ももブロックを入れて、このお肉が完全に浸かるようにお湯を入れてください。炊飯器に釜をセットしてふたを閉め、30分保温してください。あとは、待つだけです。
盛り付けとソースを作れば完成です
時間が経ちましたら、炊飯器から牛ももブロックを取り出します。出てきた肉汁が赤褐色になっていれば、熱がしっかり通っている目安となります。
心配な方は、炊飯器の釜のお湯の温度を少し上げ、再度保温状態にしてください。 炊飯器から取り出した牛ももブロックは、粗熱を取ってから、冷蔵庫で1時間程度冷やしておいてください。
ジップロックの中に残った肉汁は、あとでソースを作る際に使いますので、捨てずに取っておいてください。
冷やしている間に、ソースを作っていきます。
フライパンに、牛ももブロックを焼いた時にでた肉汁と、ジップロックの中に残った肉汁を入れ、赤ワインを50㏄とはちみつを大さじ1杯、しょうゆを大さじ1杯、酢を大さじ1/2、塩を少々加えて火にかけていきます。
焦がさないように、混ぜながらに立たせていきます。とろみが出てきたら火を止め、冷ましておきます。
冷蔵庫で冷えた牛ももブロックを薄切りにして、大きめのお皿に付け合わせの野菜などと一緒に盛り付けてください。
最後に、まんべんなくソースをかければ完成となります。
最後に
初心者には難しく、手間のかかるローストビーフ作りですが、炊飯器を使うことで、簡単に失敗することなくつくることができます。
豪華さで目を引きますので、ちょっとしたパーティーで出してみると、皆さんから称賛されることでしょう。
ぜひ、挑戦してみてください。