炊飯器を使用して時短で作れる魚料理のレシピを紹介します。
鮭やサバなどの魚の缶詰を材料にする方法
魚の缶詰を使えば、最初に面倒な下ごしらえをする必要がなくなり、煮汁の濃厚な旨味を移すことができるのが利点です。
骨が多い魚を美味しく食べるためにも最適な方法ですので、試してみてください。
鮭の炊き込みご飯
材料
・鮭の水煮缶
・お米
・昆布ダシ汁
・薄口醤油
・日本酒
・お好みの薬味
2.米を炊飯器の中に入れて、昆布の風味が特徴になるダシ汁も入れていきます。
3.缶詰に入っている鮭を煮汁と一緒に混ぜます。
4.薄口醤油と日本酒を入れておくと、炊き上がった段階で素晴らしい風味が生まれます。
5.炊飯器のスイッチを入れて、炊けたら蒸らします。
6.お茶碗に盛って、ショウガやネギなどの薬味を添えて完成です。
鮭の水煮缶は旨味が濃厚なため、控えめな状態にするのが美味しくするコツです。
イタリア風のサバのトマト煮込み
材料
・サバの水煮缶
・トマト
・塩
・ケチャップ
・お好きな野菜
・お好みで香辛料
1.炊飯器の中に水煮缶のサバの身を入れます。
2.細かく切ったトマトと炒めた野菜類を加えます。
3.味付けは塩を基本にしますが、ケチャップを少しだけ入れるとコクが出ます。
4.炊飯器のスイッチを入れて、炊けたら完成です。
臭みを抑えるために、バジルやニンニクなどの香辛料も加えておくと上手に作れます。
下ごしらえの手間がかからない刺身を使う方法
余計な小骨や皮が取り除かれている刺身を使えば、さらに便利に本格的な料理を作れます。
スーパーの見切り品で半額になった場合や、夕食の後に残ってしまった刺身も使えますので、とても経済的に作れることも魅力的ではないでしょうか。
マグロの刺身を使ったレシピ
マグロの刺身を使いますが、基本的には江戸料理のネギマ鍋を作りやすい形でアレンジしたものです。
マグロはどの部位でも大丈夫ですが、肉質が緻密で旨味も豊富な赤身は特におすすめです。
材料
・マグロの刺身
・ネギ
・日本酒
・ショウガ
・濃口醤油
・昆布ダシの素
2.臭みを消して美味しくするために、日本酒とショウガを加えます。
3.味付けのベースとして濃口醤油を入れて、旨味を付け足すために昆布ダシの素も加えます。
4.炊飯器のスイッチを入れて、炊けたら完成です。
この料理は香り高くて旨味も濃厚ですから、ビールなどのおつまみとしても最適です。
カツオの刺身を使ったレシピ
マグロとは違ったコクがあるカツオを使う魚料理も紹介します。
材料
・カツオの刺身
・大根
・醤油
・日本酒
・みりん
・ショウガの薄切り
2.調味料を加えて、風味を良くするためにショウガの薄切りも入れましょう。
3.炊飯器のスイッチを入れて、高温の蒸気で蒸し煮の状態にしていきます。
こうすることで、カツオと大根の美味しさが凝縮して、絶品の煮物が完成します。
この料理は味わい深く、冷めても美味しいのが特徴ですので、お弁当のおかずとしてもおすすめできます。
魚を丸ごと使っても時短レシピにすることが可能
丸ごとの魚を普通の鍋で調理するためには相当な時間と手間がかかりますが、炊飯器を使えば簡単に時短レシピにできます。
高温の炊飯釜の中で調理することで、骨の部分にまで熱が完璧に行き渡り、生臭さを抑えた状態で調理できるのも利点です。
秋の時期に旬を迎えるサンマは、丸ごとの状態で用意して炊き込みご飯にすると美味です。
サンマの炊き込みご飯
この時短レシピでは、スーパーのお惣菜として売られているサンマの塩焼きを利用します。
材料
・サンマの塩焼き
・和風ダシ
・薄口醤油
・日本酒
・砂糖
・針ショウガ
・ネギのみじん切り
2.サンマの塩焼きを加えます。
3.味付けは薄口醤油と日本酒を基本にしながら、隠し味として砂糖を少しだけ加えます。
4.炊飯器のスイッチを入れて、炊けたら十分に蒸らして旨味を馴染ませます。
5.蓋を開けたら、サンマの骨と頭の部分を丁寧に取り除いて、ご飯と身を混ぜます。
6.お茶碗に盛って、針ショウガとネギのみじん切りを添えて完成です。
鯛めし
先程の時短レシピをアレンジして、今度は豪華な鯛飯も作ってみてはいかがでしょうか。
最初から焼き魚の調理をすると多少の時間がかかりますが、市販の鯛の塩焼きを利用すれば、基本的には炊飯器を使うだけで本格的な鯛飯を作ることができます。
鯛は最初に切り込みを入れて、直火で焼いてから炊飯釜の米と一緒にしていきます。
基本の作り方はサンマを使う場合と同じですから、作業はとてもシンプルです。
炊き上がった段階で、骨を取り除いてから混ぜれば完成します。