兵庫県神戸市内からバスとケーブルカーで楽に行ける六甲山牧場は、「人と動物と自然とのふれあいの場」として長らく親しまれてきました。
そして、ここでは、実際に牧場ならではの様々な体験をすることができます。
食卓におなじみの食材を作ってみましょう
牧場内には「まきば夢工房」という名前の建物があります。
「触れて・遊んで・学んで・知って」の牧場体験をするための施設で、畜産から得られる乳製品から実際に食品を作ります。
チーズやチーズタルト、バター、アイスクリーム、フローズンヨーグルトなど、お店で買ったことしかないようなものでも、六甲山牧場では手作りを楽しむことができます。
会場は「まきば夢工房」内にある広くて清潔なキッチンです。
屋内ですから、天候に関わらず楽しむことができます。
山の上ですので、天気予報が「兵庫県南部は晴れ」と言っていても、実際に六甲山上では雨(時には雪)のこともあります。
そんなときでも、ここを予定に組み入れておくと安心ですね。
チーズやバターが牛乳から作られるという知識としてはあっても、実際に作ったことのある人はなかなかいないでしょう。
特にバターは「牛乳を容器に入れて振り続けていれば出来る」と知っていても実行に移せません。
そんなことをしなくてもお店に並んでいますし、本当に出来るかどうか考えると時間の無駄に感じられるでしょう。
ここでは、指導してくれる係の人のもとでじっくり取り組めます。
生クリームをシャカシャカと小一時間振っていると、途中で音が変わります。
ドロッとして容器の内側に張り付いて音がしなくなったら、あともう少しです。
振っているうちに、個体に変わり、コロコロと容器の中を転がる音がします。
出来上がったものは、もちろんバターです。
普段食べているものと同じ、いえ、それ以上にフレッシュで美味しいバターが出来上がります。
持ち帰れるので思い出になります。
ファンタジーの登場人物になってみましょう
六甲山牧場では、乗馬体験も楽しめます。
ファンタジーや時代物のアニメや漫画では登場人物が馬に乗っていることが多いものです。
「自分も乗ってみたいなあ」と思うお子さんも多いことでしょう。
大人だって、子供の頃のあこがれを実行してみたいものでしょう。
六甲山牧場では、土曜日・日曜日、祝日、春休み・夏休みに、子供(4才以上小学生)がポニーに乗ることができます。
時間帯によっては、在来種の大きな馬(木曽馬や道産子)で大人も乗馬体験が楽しめます。
親子で乗る機会もあります。
アニメやドラマのように駆け回ることはできませんが、馬の背中に揺られるというのも街中ではまず出来ない体験です。
馬にまたがっただけでも、その視点の高さに驚くでしょう。
動き出すと、馬の筋肉の動きが伝わり、生き物の背中に乗っているという実感がわきます。
そして、なんといっても周囲の雰囲気が違います。
馬に乗ったというだけで最初は緊張しますが、余裕が出たら周囲を見回してみましょう。
緑の山の谷間に、赤レンガで出来たクラシックなサイロ、赤い屋根の畜舎はまるでヨーロッパの農村のような光景です。
そんな中で、馬に乗っていると、都市部の喧騒から全く離れて、異世界ファンタジーの住人になった気がしてきます。
小さいお子さんは怖がるかもしれませんが大丈夫です。
ちゃんと台を用意してくれますし、係の人が綱を引いてくれます。
安全面でも配慮されています。
1度でもこのような体験をしていれば、これからいろんな物語に触れても、いっそう臨場感を持って楽しむことができるようになるでしょう。
お子さんにも、童心を忘れない大人にもおすすめの体験です。
動物たちが喜んで待っています
六甲山にはいろいろな動物がいますが、子牛やウサギ、ヤギに餌をあげることができます。
自分の手から、動物がおいしそうに餌を食べてくれるのは、こちらにとっても楽しいものです。
一気に動物たちに親しみが湧く体験です。
実は、動物たちも楽しみに待っています。
係の人によると、人間が近寄ってきただけで「動物たちは何が起こるのか分かっています」とのことです。
待ち構えていてくれていると思うと、がぜんこちらの意気込みもわいてきます。
子牛の餌は、子牛用のミルクです。
大きな哺乳瓶で飲ませます。
まだ小さなお子さんが、両手で大きな哺乳瓶を抱えて子牛に差し出している様子は微笑ましいものです。
だって、少し前まで、自分が哺乳瓶を咥えていたのですから。
お子さんにとっても、動物に餌を与えることで「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」のような気持ちになれるのではないでしょうか。
ウサギへの餌やりにはウサギ小屋に入ります。
もふもふとしたウサギたちを触ることもできます。
ヤギは、放牧されています。
餌を買って歩いていると、急斜面を軽々と駆け下りてきておねだりしに来ます。
兵庫県の都会でも、例えば学校などにウサギなどの家畜が飼育されているかもしれません。
もちろん、子供たちはそこでも動物と触れ合っているでしょう。
でも、この六甲山牧場ならではのヨーロッパのムード満点の景色の中で、動物と触れ合う体験は格別です。
人間たちの世界で動物が飼育されているのではなく、動物たちが毎日暮らす「まきば」に人間たちが訪れることになります。
より自然に近い形で動物たちを触れ合う体験は、下山後もずっと素敵な思い出となって残ることでしょう。
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