公務員になるための試験:労働基準監督官

労働基準監督官になるための試験や仕事内容について紹介します。

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労働基準監督官とは?

労働基準監督官はどんな仕事?

労働基準監督官は、管轄内の事業所が労働に関する法律を守っているかどうかの確認を行い、違反している事業主や事業所に対して指導や、悪質な場合は逮捕して送検することもあります。

労働に関する法律に携わる公務員という立場で、身分は国家公務員になります。

事業所が正しい労働基準で運営しているかどうかの確認をするために、事業所に直接訪れることもあり、外出することも多い職業です。
もちろん労働に関する事務作業を行う内勤の仕事もあります。

勤務先としては、全国の労働局や労働基準監督署になります。
職員と地方企業との癒着を防ぐために、数年に一度は転勤があります。
経験を積めば、厚生労働本省や都道府県労働局に転勤を命じられることもあります。

勤務時間は、原則1日8時間労働になっており、朝の8時から夕方の5時までの勤務になっています。
毎週土日は休むことができ、祝日もカレンダー通り休むことができます。

有給の取得もしやすい環境です。
公務員のため、産休や育休などの福利厚生が整っているので、女性にも人気がある職種でもあります。

基本的に残業は少ない傾向にありますが、調査を行う事業所が飲食店や風俗店のような夕方から深夜に営業している場合は、時間外の調査を行うこともあります。
また、業務量が増える年度末から年度初めの時期は多少残業することもあります。

給料に関しては、大卒採用であれば初任給は20万前後になり、それに交通費や超過勤務手当などの諸手当がつきます。
公務員のため共済年金に加入することができ、一般の会社員よりも手厚いです。

労働基準監督官採用試験について

受験資格は、受験する年度の4月1日の時点で21歳以上で30歳未満の方と、21歳未満でも大学を受験年度の3月までに卒業する見込みのある方です。

大学の学部に関しての決まりはありません。
毎年の合格者は平均400人ぐらいです。

労働基準監督官採用試験は、1次試験と2次試験に分かれています。

1次試験は公務員として必要な基礎的な知識を問う問題と、労働基準法や労働安全衛生法などの実際に仕事をするうえで必要になってくる法律や知識について問われる問題が出題されます。

労働に関する試験は、大きく分けて専門試験として文系科目に分類される労働基準監督Aと、理系科目を課される労働基準監督Bといった2つになります。

労働基準監督Aは労働法や民法、刑法などの法律科目や経済学などの文系の学部出身者に有利な内容になっています。
逆に労働基準監督Bは、電気分野や応用数学、物理などの工学に関わる内容が出題されます。

2次試験は個別での面接と身体検査になります。

試験に合格しても、必ずしも労働監督官として採用されるわけではなく、試験の成績上位者から採用する制度になっています。
そのため、なるべく良い成績をとることを目標にしなければいけません。

試験対策としては、労働基準監督Aと労働基準Bに関する過去問題を繰り返し、基礎知識をしっかり理解することがポイントです。

労働基準監督官になるには

労働基準監督官になるためには、労働基準監督官採用試験に合格し、成績上位者になる必要があります。

学力は大学卒業程度を要するものとされていますが、高校を卒業して社会人経験のある人でも試験に関する知識や学力があれば可能性はあります。

採用試験では法律と理工学の基礎知識がある人が有利になりやすいです。

社会人経験がある方は、実際に働いた経験から労働に関する思いや考えが学生よりも2次試験の面接時に試験官にアピールしやすいです。

労働基準監督官の業務や知識と似たものとしては、社会保険労務士があります。
目指す人の中には、この社会保険労務士の資格を取得して採用時のアピールポイントにすることもあります。

社会保険労務士は事業主に対して労働基準に関するアドバイスや手続きを代行する仕事のため、労働基準監督官と業務内容が重なりやすく、資格勉強で身に着けた知識は労働基準監督官の試験や仕事に役立つことが多いです。

労働基準監督官に向いている人の適正としては、事業所に出かけて事業主や労働者と接することが多いため、コミュニケーション能力が求められます。
また、会社や工場などに出向くことが多いため、ある程度の体力も必要となります。

場合によっては労働者の権利を守るために事業主と対立することもありますので、精神力も必要です。

転勤も多い仕事なので、環境の変化に対応できるかどうかも大事な適正にポイントになります。

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-仕事・資格, 公務員

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