学生の時にとっておきたい資格:調剤事務管理士

調剤薬局
誰でも受験できますし、比較的取得しやすい資格なので、将来に対して具体的になりたい職業を決めていなければ、この資格を取得しておくのもいいでしょう。

薬局での仕事だけでなく、社会のしくみの一つを知るきっかけにもなります。

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保険調剤薬局が増えてきている今だからこそ調剤事務管理士

医薬分業が進み、保険調剤薬局が増えてきています。

また、患者さんの薬の飲み忘れによる残薬など薬の管理の面からも、調剤薬局に役割として求められるものも増えてきました。

調剤薬局に担うものが増えてくるということは、それだけ調剤薬局に勤める薬剤師に負担が出てきます。

これまで以上に調剤や服薬指導に時間を割くことになるでしょう。

薬剤師の負担を軽減するためにも、保険調剤のしくみについて理解した調剤事務管理士の存在が必要になってきます。

保険調剤とは、いわゆる健康保険が使える調剤のことで、医師の処方箋に基づき調剤を行い、その調剤に対する技術料や薬代を保険者に請求するものを指します。

国で決められている計算方法に基づき、患者さんからは一部負担金を受け取り、全体にかかった費用との差額は調剤報酬請求書という書類で保険者に請求します。

この計算や請求書作成を行うのが調剤薬局の事務員です。

また、このほかにも受付、会計、お薬手帳に薬剤師からの指示で内容を示したラベルを貼ったり、薬袋の準備を手伝ったりといった業務も行います。

調剤薬局の事務になるには特別な資格は必要ありませんが、一般の事務と異なる特殊性を理解していないと難しい部分があります。

そのときに役立つ資格が調剤事務管理士というわけです。

調剤事務管理士の試験について

学生のうちに取得しておこうと思っていても、どのような試験なのかがわかっていなければ対策は立てられません。

そこで、どんな試験なのかを紹介します。

比較的取得しやすい資格と先述しましたが、この試験は隔月に実施されています。
奇数月の第4土曜日です。

国家試験のように年に1回しか実施がない試験と比べ、実施回数の面からも取得のしやすさがうかがえます。

試験会場も全国各地にあり、受験しやすいです。

試験内容は、関連法規や薬の知識を問う学科試験、処方箋からレセプトと呼ばれる調剤報酬請求書を作成したり、点検したりする実技試験があります。

学科試験はマークシート式で10問です。

実技試験はレセプトの点検問題が1問、作成問題が2問あります。
実技はボールペンで回答しなければならないのが、この試験の特徴です。

制限時間2時間以内に学科と実技を解答しなければなりません。
そういう点では時間配分が鍵を握る試験です。

学科、実技のそれぞれで70%以上の正解で合格です。
テキスト類の持ち込みが可能な試験なので、前もって持ち込み資料の対策を行えば不安も解消されるでしょう。
合格率は60%くらいです。

試験問題のサンプルは調剤事務管理士試験を実施している技能認定振興協会のホームページ上で公開されています。
また、過去問題集も発売されているので、参考になるでしょう。

試験の申込については、インターネットやコンビニ端末で手続き可能です。

資格取得のための期間と勉強方法について

資格取得のための勉強方法ですが、一番いいのは、協会がすすめる通信講座の活用が便利です。
通信講座のテキストがそのまま試験対策のテキストとして使えます。
学習期間が標準3か月とありますが、医療事務の勉強をした経験のある人なら1か月くらいでマスターできます。

そのほかのテキストでも学習は可能ですが、その場合、過去問題集に目を通しておきましょう。
学科では出題パターンがある程度決まっているので、前もって出題されやすいところの対策ノートを作っておくと試験時間中の時間節約となり、実技に時間を割くことができるようになるでしょう。

金銭的に余裕があれば、自宅で受験できる模擬試験を仕上げにやっておくのも効果的です。

実技に関しては、実際の試験でボールペンと筆記具が指定されているので、ボールペンに慣れておく必要があります。
しかも試験で指定されているものは、消すことができないボールペンです。
修正液の使用も禁止されています。
もしも、書き間違えた場合は、二重線での訂正です。

本来、レセプトは公的書類であるというところから、この試験のルールが生まれています。
筆記具を誤ったり、修正液を使用したりすると、それだけで採点対象から外され不合格となります。
普段から慣れておけば試験本番でも冷静に対処できるでしょう。

そのほか実技問題では、時間外・休日・深夜加算のあるケースや同一医療機関の2つの診療科の処方箋のケースが出題されやすいです。
苦手パターンの処方箋に対する対策ノートの作成も有効です。

最後に

調剤事務管理士は履歴書に書くことができる資格です。
ぜひチャレンジしてみてください。

調剤事務管理士公式サイト

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更新日:

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