大注目!大相撲の行司さん

スポーツの審判にあたる大相撲の行司は、注目してみると大相撲が一段と楽しくなります。

力士には下から序の口、序二段、三段目、幕下、十両、前頭、小結、関脇、大関、そして最上位の横綱という階級があり、力士の階級のことを番付といいます。

大関から横綱に昇進するとニュースになったり、横綱の土俵入りなどが注目されるので、細かい番付を知らない人でも、力士には番付があるのはよく知られています。

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知らない魅力が満載!行司の世界

力士と同じように階級がある

行司も、力士と同じように階級があります。下から序ノ口格、序二段格、三段目格、幕下格、十枚目格、幕内格、三役格、そして最高位が立行司となります。

十枚目格以上の行司の定員数は、当面2名とされ、立行司の2名は木村庄之助と式守伊之助と名乗ります。
木村庄之助は、結びの一番のみをさばき、式守伊之助はその次位に位置することになります。

木村庄之助が引退し、空位になったときには、式守伊之助が結びの一番をさばくことになります。
行司の横綱は木村庄之助、大関は式守伊之助というイメージになるかもしれません。

他の階級には決まった名前はありませんが、必ず、木村か式守を名乗らなければいけません。

一般のスポーツの審判と違うところは、最後の一番をさばくのは木村庄之助だけです。
木村庄之助が空位の場合は、式守伊之助がさばくこともありますが、基本的には木村庄之助ひとりです。

多くの行司の中で木村庄之助になる人は限られるため、木村庄之助になるのはとても大変なことだといえます。

評価は年1回

毎年9月場所後に理事会で行司の勤務状況を評価し、翌年の階級及び待遇が決められるので、9月場所後は行司にとっては力士の番付発表を待つような心境かもしれません。

階級が上がると、装束が豪華に

行司の階級は上がると、装束が豪華になっていくので、見た目で階級がわかります。

序ノ口格、序二段格、三段目格、幕下格までは軍配の房色と、菊綴は黒または青で素足で土俵に上がります。
装束は木綿地で、差し袴のすそはひざ下でくくるため、ふくらはぎが見え、テレビでよく見る行司と比べると、動きやすそうな格好をしています。

十枚目格は、軍配の房色と菊綴は青白で、白足袋で土俵に上がりますが、土俵控えまでは草履を履いています。
装束は夏は麻薄地、冬は絹厚地で、差し袴のすそはそのままの状態になります。

幕内格は、軍配の房色と菊綴は紅白で十枚目と同じ格好をしています。

三役格は、軍配の房色と菊綴は朱で白足袋に草履を履いて土俵に上がります。
装束は幕内と同様に夏は麻薄地、冬は絹厚地ですが、右腰に印籠があります。

立行司の木村庄之助と式守伊之助は、軍配の房色と菊綴はそれぞれ総紫と紫白で白足袋に草履を履いて土俵に上がります。

装束は三役と同様に夏は麻薄地、冬は絹厚地、右腰に印籠がありますが、左腰に短刀があります。
立行司の装束は大相撲の結びの一番をさばくだけのことはあり、とても豪華にみえます。

掛け声に注目

大相撲の取り組みを見ていると、行司の掛け声を聞きますが、注意深く聞くと、個々によって、言い方が違います。

両力士が仕切りに入るときに、立ち合いの呼吸を相手に合わせるようにという意味で、掛け声をかけます。

大相撲をあまり知らない人でも聞いたことがあるのが「見合って」だと思いますが、他にも「見おうて」、「見合して」、「構えて」、「油断なく」などがあります。

対戦中の両力士の動きが鈍ったり、止まったりしたときに、奮起を促すために「発気揚々」という意味で掛け声をかけますが、「はっきょい」、「はっけよい」、「はっきようい」など個々によって微妙に発音が違います。

一般のスポーツの審判は、試合の判定をする立場が強いですが、行司は試合の判定だけでなく、力士が集中して対戦できる環境を作るのも重要な要素とされるため、何を意味するのかわからないほど掛け声が違うと問題ですが、多少の違いであれば、良しとされます。

同じ掛け声でも、アクセントやテンポが違うこともあるので、対戦中の掛け声に注意して聞いてみると、個性があることに気付き、大相撲がさらに面白くなります。

採用基準

行司の採用基準は、義務教育を修了した満十九歳までの男子なので、健康な男子であれば誰でもなれる条件ですが、師匠と行司会会長連名の採用願と、行司会会長の添え状を協会に提出しなければいけないので、各相撲部屋に入門して、しっかり相撲の伝統などを学ばなければいけません。

採用されても、3年間は見習いとして、審判法や実務を学びながら、序の口の行司を務めることになります。

最後に

大相撲の本場所のテレビ中継は、幕内が始まる16時頃から放送されますが、実際は朝早くから開始され、番付の一番低い、序の口の取り組みから始まります。

大相撲のファンで、時間にゆとりがある人はまだまだ力不足だと感じる力士を見ながら、将来の横綱になる力士を観戦します。

行司も同様に、序ノ口では頼りないように見えますが、的確な判定と力士が集中して対戦できるような掛け声を身につけ、将来の木村庄之助になる人を見てみるのも面白いと思います。

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