大相撲の基礎知識:番付

大相撲の番付表
どのプロスポーツにも、いわゆる順位というものが存在します。

野球やサッカーのようなチームスポーツであれば、チーム単位の順位があるわけです。

一方で、テニスやゴルフのような個人スポーツの場合は、選手ごとにランク付けがされています。

大相撲でも似たようなシステムとして、番付というものが存在しています。

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大相撲の番付について

1番下が「序の口」と呼ばれており、前相撲を取って出世することで、この地位の番付に載ることができるのです。

その後、「序二段」「三段目」「幕下」へと上がっていきます。

ここまでは、いわゆる関取ではない番付となり、その上の「十両」になることで、初めて関取として扱ってもらえるのです。

そして十両から昇進すれば、いよいよ幕内力士になることができます。

幕内では、「前頭」「小結」「関脇」「大関」、そして大相撲界の頂点である「横綱」と区分されます。

番付はどのように上がる?

大相撲で番付を上げるためには、当然ですが勝ち星を積み上げていく必要があります。

ただ、どれぐらいの勝ち星をあげれば昇進できるかは、明確な基準は定められていません。

その他の力士の成績であったり、上の番付の力士がどれぐらい下に落ちるか、あとは引退力士がいるかどうかなど、状況によって左右されるのです。

したがって、安定して成績を残してもなかなか昇進できないこともありますし、1回好成績を上げれば一気に昇進できることもあります。

ただ、仮に昇進することができても、そこでまた結果を残せなければ、すぐに降格することになってしまうので、上位の番付になればなるほど安定した強さが求められるのです。

番付で待遇が変わる

幕下以下の力士

大相撲では、幕下までが力士養成員の扱いとなり、十両から一人前の関取力士として扱ってもらうことができます。

したがって、幕下までは給与は支払われず、場所ごとの手当のみとなります。

また、所属部屋でも大部屋で過ごすことになり、関取力士を世話する付き人をしなければなりません。

他にも、部屋の掃除や料理の支度といった、全般的な業務も行う必要があります。

給与がもらえないことから、生活面は大丈夫かどうか疑問に思う人もいるかもしれませんが、部屋に所属しているため衣食住は保証されているので、その点は問題ありません。

十両以上の力士

一方で、十両以上の関取力士となれば、待遇面が一気に良くなります。

まず、給与が支払われるのはもちろん、場所ごとにもらえる手当も幕下以下よりも遥かに多くなり、他にも褒賞金などを受け取ることができます。

最も下位の番付である十両力士でも、年収は最低1000万円以上はもらえるのです。

また、部屋で暮らす場合は個室を与えてもらえますし、別居することも可能となっています。

さらに、付き人に世話をしてもらうことができ、部屋の雑用業務全般も免除されるのです。

したがって、大相撲の世界では、まずは関取になることが最初の大きな目標となるわけです。

幕下と十両では天と地ほどの差があるので、そこを目指してどの力士も日々努力を重ねているのです。

もちろん、同じ関取でも十両よりも幕内、同じ幕内でも前頭よりも小結、小結よりも関脇、関脇よりも大関の方が待遇は良くなります。

横綱になれると

そして横綱になれば、あらゆる面で破格の待遇を受けることができ、収入に関しても懸賞金や後援会からの援助も含めれば、年収は1億円を軽く超えるのです。

怪我は大敵

そんな大相撲の世界で最も怖い存在が、やはり怪我なのです。

以前は公傷制度が認められていましたが、それが廃止されたことによって、一場所休むことで全敗扱いになってしまうのです。

そのため、小結や関脇だった力士が、二場所休んだことで十両に転落してしまうこともあります。

あるいは、去年まで幕内上位で相撲を取っていた力士が、怪我によって休場を余儀なくされ、今年からは幕下からのスタートになるケースもあるのです。

つまり、厳しい大相撲の世界で生き残るには、ただ結果を残すだけでなく、怪我をしないための体作りも大事になってくるのです。

番付を上げることだけに意識を向けてしまい、基礎体力の向上を疎かにしてしまうと、結果的に大相撲の世界で生き残れなくなってしまうのです。

むろん、逆に無理をしてまで出場して、怪我をさらに悪化させるのもダメですから、たとえ番付は下がっても怪我の治療に専念することも大事になってきます。

最後に

どの力士たちにとっても、番付はとても気になる要素でしょうし、特に瀬戸際の力士にとっては毎回の番付発表をドキドキしながら待っているかもしれません。

逆に幕下よりも下の力士にとっては、ひたすら上を目指すだけですから大きなモチベーションにもなるわけです。

ただ、いずれにしても番付というのは場所ごとの結果によって変動するものですから、力士たちは毎場所ごとに全力を出すしかありません。

極端に言えば、負け星よりも勝ち星の方が上回っていれば、基本的に番付が上がることはあっても下がることはないのです。

だからこそ、どの力士も目の前の取り組みに全神経を集中させているわけですし、先のことよりも目の前の勝負が第一なのです。

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