大相撲の基礎知識:競技方法


テレビなどで大相撲を見る機会があっても、競技方法やルールをよく知らずに見ている方もいるのではないでしょうか。

大相撲を伝統芸能と見る向きもありますが、基本的にはスポーツであり、競技方法もルールもしっかりと決まっています。

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大相撲の競技方法とルール

相撲は15尺、直径5メートル弱の土俵の中で戦いを繰り広げます。

足以外の部分が土についてしまえば負け、また反則をしても負けとなります。

こうした判定を基本的には行司が行いますが、それが正しいのかどうかを見極める審判が土俵の下におり、勝負審判と呼ばれています。

立合いでは仕切り線と呼ばれる白線に拳を置き、お互いが両方の手をついた瞬間に始まります。

この立合いはお互いの力士の暗黙の了解で始まり、抜け駆けをすることや行司が開始の合図を出すということがなく、世界でも珍しい競技方法とされています。

大相撲では昭和後期にこの立合いがあまり完全なものではなく、拳をほとんどつけていないような状態で取組が始まるということが常態化していました。

このため、平成に入り競技方法の見直しを行い、しっかりとした立合いをするという取り決めがなされています。

勝敗の決まり方

大相撲において勝ちが決まるのは、足以外の場所に土がついた時、もしくは反則をした時とされています。

どのようなやり方でも相手の体を土につけさせればよく、まげが土俵についても負けです。

以前、まげが土俵について負けになるケースがあり、投げの打ち合いになり、こらえる際に思わずついてしまったなどの例があります。

他のスポーツの競技方法では、相手の背中が地面につかないと勝ちにならない、いわゆるフォール勝ちが一般的ですが、リングを出たからすぐに勝敗が決まるということも、他のスポーツの競技方法ではあまり見られません。

大相撲の戦い方

立合いでは、攻め手と呼ばれるやり方で戦いを優位に進めようとし、これもまた大相撲の魅力となります。

ぶちかましやのど輪、突っ張り、張り手など相手の動きを止める、威嚇する、躊躇させるなどの狙いがあります。

突っ張りだけで勝とうとする力士もおり、見事に決まったときは会場中が拍手に包まれることもよくあります。

しかし、こうした例は少なく、あくまで戦いを優位に進める目的で使用されます。

他の攻め手としては、組み合った状態で押す、まわしをつかんで押す、まわしをつかんで引き寄せて寄る、相手が突っ込んでくるところをかわすなどがあります。

この中でお互いにまわしをつかんで組み合うことを四つ身と言います。

大相撲の力士の多くは得意の四つ身の体勢を持ち合わせています。

お互いに四つ身で組み合うことをがっぷり四つとも言います。

ここでの攻防が大相撲での醍醐味とされています。

まわしを相手の腕の外からつかむのを上手、相手の腕の内側でつかむのを下手と言いますが、上手からつかむ方が力が出やすく、上手をつかもうとします。

上手をつかまれたらどうしようもないという力士も多く、いかに上手をつかませないか、上手でつかんでいる状態を解消させるか、まわしを離させるかが大事です。

この技術がうまいかどうかも大相撲をより面白くさせます。

勝敗を決した技・決まり手

勝負がどのような形で決したかを示すものとして決まり手があります。

昔はマスコミがそれぞれで決まり手を決めて、報道をしていましたが、戦後、日本相撲協会の公式発表として決まり手が発表されるようになりました。

決まり手を決めるのは行事であり、すぐに決まり手が発表されることもあれば、どの決まり手で決まったか微妙な場合にはだいぶ間をおいてから発表されたり、一度発表されたものを訂正するということもあります。

この場合は、決まり手係と呼ばれる親方に判断を仰ぐことになります。

珍しい決まり手で勝つ力士が注目を集める傾向にあり、身体能力の高さで珍しい決まり手を決める、もしくは偶然のなせる技で決める力士など様々です。

決まり手には勇み足や腰くだけといった技ではない決まり手も存在します。

勇み足は相手の体を土俵外に出す前に自分の足が出てしまった場合、腰くだけは技もかけられていないのに体勢を崩して負けた場合に使われます。

最後に

相撲となると、お互いに組み合わなければならないと思っている人も多くいますが、それだけが相撲ではありません。
突っ張りで勝つ、体当たりで勝つ、相手の勢いをかわして勝つ、様々なやり方があります。
だからこそ、体重別にせず無差別で行われ、小さい力士が大きな力士に勝つ醍醐味を味わうことができるのです。

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