水泳でバタフライが苦手で、タイムが伸びないという人が多く、レッスンコーチと呼ばれるような人でも、バタフライは苦手という人がいるほどです。
学校では、クロールや平泳ぎまで教えるものの、バタフライまで教えるというところは少数派であることから、苦手意識、間違った認識をバタフライに持っている人が多いと言えます。
バタフライで大事なのはキックである
バタフライで大事なのは、キックと言われています。腕を回すまでに、2回のキックが必要ですが、第一キック、第二キックの違いを言える人は、水泳をしない人ではまずいません。
第一キックでは推進力のために行い、第二キックでは体を浮かすために行います。このため、第一キックと第二キックでは意味合いがかなり異なり、力任せにやっているような人は、この部分でタイムを損しており、改善が求められます。
第一キックを行う際に、手で水をかくようなことをしてはいけません。水の抵抗を受け、推進力を得られないからです。キックで推進力を得て、その後に水をかいて、さらに推進力を得るのが効率的と言えます。
第二キックは、腕を回した後に行い、イルカのようなイメージでキックをします。足を90度に曲げ、手が斜め後ろに出て、水面から出てくるタイミングで行い、体を浮かせることができるようになり、前に進みます。
力いっぱい泳げばいいわけではないのが水泳であり、そこで力をロスするために、タイムがなかなか伸びないのですが、特にバタフライはこの傾向が強く、リズムで泳ぐということが求められます。
そのためにも、2種類のキックを使い分け、体で覚えていくことが必要になっていきます。
腕を回す際に心がけたいこととは
体が沈むような状態で腕を回すとなると、かなり強い力が必要となり、きれいに腕を回すことができず、ずいぶん不格好な腕の回し方になってしまいます。
体が沈む状態は、キックがうまく出来ていない時であり、背中の筋肉が劣っているということではありません。水面近くで泳ぎ続けるためにもキックは必要であるため、腕を回す際にも水面近くで泳げているかを、心がけることは大切です。
また、水面から腕を出していく場所というのも心がけていくことが求められ、なるべく斜め後ろから出していくことを、心がけなければなりません。
腕だけの力だとこれが出来ず、不格好な形になるため、腰を使うことが前提となります。腰をうねらせることで体が沈むのを最小限にし、ただ腕を回すだけで泳ぐことが可能です。
体が沈みがちという人は、腰を使っていないケースがほとんどであり、泳げる人、泳げない人の腰使いの違いも明らかです。腰を使う場合には、体を真っ直ぐにし、それでキックをすることが必要となります。
足首をしっかり伸ばし、体をムチのようにしてしならせることで爆発的な推進力、浮力を得られ、あとは腕の力でさらなる推進力につながります。
タイムが伸びない人は体に力が入っており、それが推進力につながらない、浮力を満足に得られない、腕の力に頼って疲れが早く出てくるといったことにつながることが言えます。
水泳選手は筋肉がすごく、背筋もあるからそうした筋肉が必要と思いがちですが、中高年で水泳を始めたという人も、簡単にバタフライをこなす人は結構多くいます。
フォームが間違っている、もしくは力が入りすぎていることを自覚することも大切です。
バタフライでも通用する水泳の法則
水泳では、しっかり浮くこと、水をかくこと、水の抵抗を出来るだけ少なくすることが大前提であり、バタフライでもこれらを守る必要があります。
バタフライで両手を水面から出すような場合、その前に多少潜っておかなければなりません。潜ることにより、浮力を得ることができ、自然と浮き上がるような力が働きます。
これを利用するため、第一キックでしっかりと潜ることが大切であり、浮上するタイミングで第二キックをすれば、楽に浮くことが可能です。速く泳ぎ、タイムを向上させたい場合も、第一キックが重要です。
出来るだけ呼吸のタイミングを少なくし、前に進むことを心がけてキックをすれば、自然と速くなります。加速させるために行うキックであるため、ここで手の動きを入れれば加速し切れないのは目に見えています。
そうならないためにも、リズムよく泳いでいくということも必要です。 浮く、水をかく、そして抵抗を少なくするの中で、抵抗を少なくすることをターンのときに心がけると多少速くなります。
ターンの時には一旦潜りますが、ここで多少深く潜ることを意識し、できるだけ長く潜水をすることにより、距離を稼ぐことができるからです。
世界で活躍する選手は、多くの選手が疲れている中でも平気で長い距離を潜水できるために、いいタイムを出せます。背泳ぎで、バサロ泳法が脚光を浴びた時代がありましたが、水中であればそれだけ抵抗を防ぐことはでき、速く泳げます。
これはバタフライでも同じです。
深く潜って長く潜水し、浮上して水面近くで泳ぐというのが、バタフライにとって効率的な泳ぎ方であり、これをするために、どの部分が出来ていないかを認識し、その部分を意識した練習をしていく必要があります。
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