テストストレーションはどんなゲーム?
テストストレーション(Telestrations)は世界中で愛されている、伝言ゲームとお絵かきを融合させたボードゲームです。
大変手軽で簡単なルールなので、小さなお子さんでもすぐに参加できます。
オフ会やボードゲームカフェなどの場で、知らない人同士でもすぐに始められ、打ち解けあえます。
指定されたテーマの絵を描いて、隣の人に伝えます。
次の人は描かれた絵が何なのかを文字に書き、さらに次の人へと伝言ゲームの要領で回していきます。
次の人に正しくイメージが伝わればポイントが加算されるルールです。
また、印象的な出来栄えの絵にもポイントがプラスされますが、絵が上手い人が印象的とは限らないこともこのゲームの魅力です。
絵に自信が無い人でも、その場を沸かせることが出来ればポイントを稼ぐことが出来ます。
わいわいと騒ぎながら遊ぶことでより楽しく盛り上がれるので、大人数で遊ぶことがオススメです。
小さなホワイトボードのようなスケッチブックを使って、何度でも描いたり消したり出来て、長く楽しむことが出来ます。
簡単な絵を描けばいいことから、小さなお子さんでも参加でき、家族で楽しく遊ぶのにも向いています。
テストストレーションの遊び方・ルール
プレイ人数は4~8人まで、プレイ時間は大体30分ほどです。
パッケージには、スケッチブック、テーマが書かれたカード、さいころ、ペン、絵を拭き消すためのスポンジ状の道具、砂時計が入っています。
各プレイヤーにペンとスケッチブックを配ります。
表紙に自分の名前を書きましょう。
全員にテーマカードを1枚ずつ配り、さいころを振ってお題を決めます。
最初のページに、自分のお題を文字で書きます。
そしてページをめくり、1ページ目にお題の絵を描きます。
この時、砂時計を使って制限時間を計ります。
描き終わったら隣の人に渡します。
受け取ったスケッチブックの絵を見て、何を表しているかを2ページ目に文字で書き、次の人に渡します。
そして受け取ったスケッチブックの文字を見て、3ページ目にそれを表す絵を描いて、次の人に渡します。
これを繰り返して、一周したら終了です。
イメージが隣の人に正しく伝わっている場合にはポイントが与えられます。
印象的な絵に対する投票で、さらにポイントがもらえます。
自分の書いたものが他の人に見えないよう注意して書きましょう。
これを3ラウンド繰り返して行い、最もポイントが多かった人が勝利となります。
絵を描くのが好きな人はもちろん、苦手な人でもその場を盛り上げることが出来ればポイントが貰えます。
むしろあまり上手でない人がいたほうが盛り上がるため楽しいとさえ言えます。
テストストレーションの魅力
絵を描いてイメージを伝えていく単純なルールですが、ポイントが入るのは隣の人にイメージが伝わった時、というところが魅力でもありミソです。
絵を描く人は、隣にいる人がどんな人なのかを考えて、それをもとにしてどんな絵にするかを考えるでしょう。
幼い子供であれば、その子でも分かるような絵を、大人であれば少しトンチの利いた絵を描くかもしれません。
相手に分かりやすいように思いやって色々と考えるところに、このゲームのよさがあります。
絵の伝わりやすさは絵の上手い下手にはよりません。
その人を良く知っていれば、その人が思い浮かべやすいようなモチーフを使って絵を描くでしょう。
知らない人同士でも、うまく自分の意図が相手に伝わることで、思いがけない喜びを味わうことが出来るでしょう。
意外に気が合う人を見つけることが出来るかもしれませんね。
ルールは簡単ですし、工夫次第でオリジナルな味付けも可能で、多くのバリエーションを生むことが出来る夢のあるゲームです。