知っていますか?お寺の正式な参拝方法

お寺で参拝する女性
初詣や観光の折に訪れることもあるお寺ですが、なんとなくお参りしている方がほとんどなのではないでしょうか。

そもそもお寺と神社の違いはなんでしょう。

また、正式な参拝方法もそれぞれ違っていることはご存知でしょうか?

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お寺の参拝方法を知っておこう

お寺は仏様を祀り仏教をひろめるための場であり、神社は日本古来の八百万の神様方を祀った場所です。
参拝方法も異なります。

山門の前で一揖する

まず、お寺には神社のように鳥居はなく、入り口には山門と呼ばれる門があります。
山門は聖域と外界の境目となっています。

まずは山門の前で、一揖(いちゆう)します。

一礼は30~40度の角度のお辞儀、一揖はそれよりも角度の浅いお辞儀です。

神社では鳥居の前で一礼しますが、お寺では一揖となります。

ただし宗派によっては、一礼を参拝方法として挙げているお寺もあるようです。

山門を通る時は真ん中ではなく、端を歩きましょう。

手水舎で身を清める

次に手水舎(ちょうずや、てみずや)で身を清めます。
この点は神社の参拝方法と同じです。

右手で柄杓を持ち左手を洗い、持っていた柄杓を左手に持ち替え、右手を洗います。
さらに右手に持ち直し、左手で水を受けて口をすすぎます。
柄杓を縦にして柄の部分を流す。
これは持った柄杓の柄の部分を洗ってきれいにする意味もあります。
そして、もとの場所に柄杓を伏せて置きます。

水は汲みなおしなどをせずに、一度で汲んだものを使って全行程をすると動作も美しいです。

正式というわけではありませんが、マナーとして柄杓で汲む水はなるべく貯めてある水ではなく、注がれているものを汲むようにしましょう。

口をすすいだ水はもちろん、下水の方へ捨てます。

他の参拝客の方が不快にならないように、口もとを隠せばよりよいでしょう。

※梵鐘を撞く

次に、梵鐘(ぼんしょう)を参拝者が撞けるところは少数ですが、参拝前に梵鐘を撞くのが本来正式な参拝方法ではあります。

お参りに来たことを知らせる合図のようなものです。
神社の鈴のような役割ですね。

有料で可能なお寺もありますが、撞く必要は必ずしもありません。
逆にしないでもらいたいと衝けないようにしているお寺もあります。

参拝するお寺のルールに従いましょう。

もし撞く場合は、参拝の帰りに撞いたり、面白半分で撞くのはひかえましょう。

線香を立てる

次にお線香を立てます。

お線香がない場合は省略してもかまいません。

立てる場合は、宗派によって立て方に違いがあるので注意しましょう。

お線香を立てることには、身を清める意味があります。

お賽銭を入れて祈願する

一揖し、静かにお賽銭を入れます。

お賽銭は神社であってもお寺であっても、静かに入れるのがマナーです。

投げるものでも、上から弧を描くように箱に入れるものではなく、正式には滑り込ませるように入れるものと言われています。

昔、お賽銭は流通する金銭ではなく、お米などをお供えしていました。
つまり、命の糧となるものを献上するというものです。

無造作に投げ入れることは、本来は失礼にあたってしまうのです。

お賽銭の金額に決まりはありません。
金額が多いほうがいいというわけでも、もちろんありません。

ただ、よく語呂合わせで好まれるのは、ご縁があるように5円、5円を2枚10円で重ねてご縁があるように、3枚15円で十分なご縁がるように、4枚20円または415円で良いご縁があるように、などがあります。

お賽銭を入れましたら、帽子などは脱ぎ、鞄など手に持っているものは置きます。

仏様の名前を確認し、胸の前で合掌し祈願します。

その際に、仏様の名前を唱えながら祈願します。

阿弥陀様なら南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)、薬師如来様なら南無薬師瑠璃光如来(なむやくしるりこうにょらい)、観音様ならば南無観世音菩薩(なむかんぜおんぼさつ)となります。

南無とは「こんにちは」の意味があります。
きちんと仏様に挨拶をしてから願いを聞いてもらうのですね。

次に御真言を唱えます。
御真言とは呪文のようなもので、〇〇ソワカなどの言葉です。

ご本尊の近くに掲示されていることが多いです。
ただ提示されていなかったり、わからない場合は省略してかまいません。

それらを唱えてから、自身の住所氏名を唱え、参拝出来たことへの感謝の気持ちを持ってから、「病気が治りますように」や「家内安全」など願いごとを伝えます。

そして改めて一揖します。

柏手は打ちません。
柏手を打つのは神社での参拝方法となり、お寺では行いません。

帰るとき

帰りに山門を通る時は、改めて本堂の方を向き、一揖をしましょう。

これらのすべてをおこなっての参拝となります。

最後に

正式な参拝方法をこうして見てみると、知らなかったことだらけではないでしょうか。
作法は様々ありますが、最も大切なものは気持ちです。
外界から仏様のいらっしゃる聖域へ行き、お願いごとをきいていただくと言う真摯で謙虚な気持ちが、一番重要なのです。
正式な参拝方法と言うのは、神様仏様を慕い、敬い、感謝の気持ちを伝える行為でもあるのだと思います。

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