ニッチな外国語の資格:大学用スウェーデン語検定(TISUS)


日本で受験できる外国語の資格試験には、さまざまな国のものがあります。

毎年、最も多くの受験者が受験しているのは英語能力に関する試験ですが、こうした試験は受験者が多い分、資格を持っている人も多いという特徴があります。

その反対に受験者があまり多くないため、ニッチな外国語の資格として、特定の会社や目的などで重宝される資格もあります。

スウェーデン語に関する資格などもそうしたタイプの資格です。

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スウェーデンの大学へ留学を希望している人のための試験

スウェーデン語の能力を検定するための資格としては複数のものが存在しますが、その中でもスウェーデンの大学に留学したいと考えている人にとっては欠かせない資格なのが、大学用スウェーデン語検定です。

通常のスウェーデン語の検定とは異なって、特にスウェーデンの高等教育機関に進学したいと考えている人が、自己のスウェーデン語の能力を証明するための試験です。

TISUSに合格することで、受験者はスウェーデンの高等教育機関での学習にも適応できる能力を証明することができます。

合格者はスウェーデンの大学に、スウェーデンの学生と同じような資格で入学することが可能です。

日本でもスウェーデンの大学への留学を考えている人が、毎年この試験を受験して合格をし、実際に留学をしています。

このように、特にスウェーデンの大学への進学を考えて、現地でしっかりとスウェーデン語で学習したいと考えている人を対象にしている試験です。

複数の能力が試される難易度の高い試験

日本では年に2回、5月と11月に開催されています。

TISUSで測定されるのは3種類あり、スウェーデン語で会話をする能力、文章を書く能力、文章を読解する能力です。

各個の能力を測定する試験には、それぞれ決められた時間が設けられていて、受験者はその時間内で問題に解答する必要があります。

読解力を判定する問題は、75分以内で解答する必要があります。
文章を書く問題の制限時間はその倍の長さの150分です。
そして会話の能力を測定するための試験は40分の時間をかけて行なわれます。

これらの試験で全て一定の基準を満たした受験者だけが、資格を取得することができます。

上で説明したように、この試験は全て合わせると4時間以上の時間をかけて受験する試験であるために、合格するためには非常に高いスウェーデン語の能力が必要とされる試験として知られています。

そのために毎年、この試験を受験して合格している人の数も限られています。

もともとスウェーデン語を学習する人が日本ではあまり多くなく、この試験の合格者の数は日本ではとても限られています。

スウェーデンの大学へ受験を考えている人にとっては非常に大きな意義を持っている試験です。

ディスカッションの能力も必要とされる

読解力の能力と文章力の能力はそれぞれ筆記で行いますが、会話能力の試験は口頭で行なわれます。

会話の試験が2種類あるのがこの試験の特徴です。

一つは受験者が個人単位で会話能力を試験するもので、もう一つはディスカッションを行なうことで会話の能力を測定するものです。

そのためにこの試験で合格するためには、聞かれた質問に答えることができるためのスウェーデン語の能力以外にも、ディスカッションをするための能力も必要になります。

ディスカッションの中で自分の伝えたいことをしっかりと頭でまとめて、スウェーデン語で瞬時に表現できる能力が必要とされます。

こうしたタイプの会話は日頃ディスカッションをしたことがない人には難しいため、受験者はスウェーデン語の能力とともに、ディスカッションを円滑に行なうための能力も必要になります。

特に日本人の学生は日頃ディスカッションをする機会には恵まれていないため、特にこうした対策が必要とされます。

3つの受験科目を全て合格することが求められていますが、一科目だけ基準に満たなかった場合には、一年以内に再度その科目を受験することも可能です。

最後に

スウェーデン語を教えている専門の学校の中には、TISUS対策の講座なども開講されているので、受験希望者はこうした講座を受講することで、試験の概要を把握できます。

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