作品、主題歌、演者すべてが有名となるきっかけとなった映画「タイタニック」は、何年経ってもその人気が衰えることを知らず、不朽の名作の1つとして、世界から認められています。
これは、実在の物語をもとにしているからこそとも言えます。
タイタニックのあらすじ
ジェームズ・キャメロン監督・脚本による映画「タイタニック」は、ある豪華客船を舞台にした映画です。
とあるトレジャー・ハンターが、タイタニックと共に沈んだと言われる「碧洋のハート」を求めて探索していると、見つけた1つの金庫と女性の絵でした。
この発見をテレビで報じたところ、ある一本の電話が鳴ります。その声の主というのは、奇跡的に沈没から生還し、更にはその絵のモデルであるという女性でした。
ハンターのブロックは、その女性のもとを訪れ、豪華客船で一体何が起こったのかを語り始めます。
画家志望のジャックと、政略結婚のためにアメリカに向かう最中であった、上流階級の娘ローズの運命的な出会いと、情熱的な恋の物語には、決してハッピーエンドは存在しませんでした。
思い合う2人に訪れたのは、豪華客船が氷山に激突したことによる沈没事故。
2人の運命と、トレジャー・ハンターが追い求めるブルーダイアモンドの行方は、沈没から無事に生還し、現在では100歳をこえるローズの記憶の中に眠っています。
情熱的かつ切ないラブストーリーは、世界中の人々の胸に残る作品となりました。
主人公ジャックを演じたディカプリオ
本作の主人公ジャックを演じるのは、レオナルド・ディカプリオです。
1993年に出演した映画「ギルバート・グレイプ」で、アカデミー助演男優賞にノミネートされ、若い頃からその才能を発揮していました。
ディカプリオの名を、世界に知らしめるきっかけとなった作品が、このタイタニックです。
若き画家志望の少年の、夢に満ち溢れた姿や、身分違いだと知っていても、女性を愛した1人の男の姿をしっかりと演じ切りました。
この作品は海外だけではなく、日本でも放映され、その人気は爆発的なものでした。
もちろんストーリーも高い評価を得ていたのですが、レオナルド・ディカプリオの存在が、日本の多くの女性たちを魅了しました。
「レオ様」とも呼ばれ、その王子様のような整った顔立ちと、金髪はまるでマンガの世界から出てきたかのような雰囲気で、世界中で熱狂的なファンが生まれました。
この作品の魅力というのは、作品そのものにありますが、それだけでは成り立ちません。
輝く才能を持った、魅力的なキャストが演じていることによって、見る者を映画の世界に引き込んでいるからだと言っても良いでしょう。
ストーリー以外の着目点
豪華客船で繰り広げられる、若き男女のラブストーリーがメインとなる作品ですが、実はそれ以外にも評価されるべき点があります。
それは、この船に在中している演奏家たちの姿です。船が氷山に激突し、大きな損傷をおった船の末路は、もはや沈没以外にありませんでした。
大海原で船が沈没するという絶望に打ちひしがれた乗客たちは、泣きわめく者、パニックを起こす者で溢れ、混乱状態でした。
これから訪れる死に対する、恐怖があったからです。もちろんそういった気持ちを抱いたのは、乗客だけではなく乗組員も同じです。
同じ人間なので、誰もがパニックに陥りました。そんな中で最後まで自分たちの姿であり続けたのが、船に乗っていた演奏家たちです。
豪華客船での食事には、楽器の演奏というのは欠かすことができません。
そのため、数人の演奏家が乗船していたのですが、彼らは混乱する人々で溢れている中でも、自分たちの演奏を続けました。
自分の恐怖心よりも、自分たちの演奏で、人々の心を癒したいという気持ちを行動にうつした彼らの姿は、まさに演奏家の鏡と言っても良いでしょう。
その姿に、鑑賞者は胸をうたれました。
未だ謎に包まれたタイタニック
実在するタイタニックには、いくつかの謎があります。
まず1つ目は、本当は別の船だったのではないかというものです。
当時豪華客船には、タイタニック号だけではなく、姉妹船となるオリンピック号という船が存在しました。
よく似ていたのですが、格で言えばオリンピック号の方が上だったので、当時もっとも豪華な客船はオリンピック号の方だったと言えます。
1911年に、イギリス海軍の巡視船と衝突したことをきっかけに、莫大なお金が動くこととなり、困り果てたモルガンが、このよく似た2つの船をすり替えて、難を逃れようとしたのではないかと考えられています。
次にタイタニック号では、双眼鏡が紛失するという事態が起こっていたという点です。
双眼鏡があれば、氷山を事前に発見することができ、回避することも可能だったのですが、誰かの陰謀で隠されたのではないかとささやかれています。
また氷山警告を無視していたという記録や、船長による不可思議な行動が、この謎をより深めています。
映画では、2人のラブストーリーに重点をおいているように見えますが、実はこうした謎をにおわせるような発言も、セリフとして組み込まれているので、それを見つけるという見方ができるのも、この映画の魅力です。
最後に
ラブストーリー、ミステリーと様々な楽しみ方が魅力のタイタニックは、その多すぎる謎がより作品を面白くしていると言っても、過言ではありません。
どういった点に魅力を感じるかは人それぞれですが、世界から賞賛されたこの名作は、この先何年経っても愛され続ける作品となるでしょう。
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