アナポリスはメリーランド州の州都であり、独立したころにはしばらくはアメリカの首都でした。
そういった歴史的な部分も色濃く残っている街であり、建造物が数多く存在します。
アナポリスで観光をするのなら
州会議事堂は アメリカで最古の建物であり、街の中心のシティ ドッグの近くに海軍兵学校があります。
メリーランド州会議事堂は今でも使われている庁舎としてアメリカで最も古い建物で、1772年に建設が始まり、最初の州会が1779年に開かれました。
その後もずっと使われています。釘を使わずに作られた庁舎の屋上のドームは、アメリカで最大規模を誇ります。
その北側にはサーグッド・マーシャルの像があります。
マーシャルはボルチモア出身の弁護士で、裁判官に転身した人物でした。
さらにアナポリスのシンボルともいえるのが米海軍兵学校になります。
19世紀に陸軍基地の敷地内に建てられたものであり、今は敷地すべてが海軍兵学校のキャンパスとなっていて、キャンパスツアーなどで見学をすることができるようになっています。
アナポリスは植民地時代の姿が残っていて、細く曲がりくねった道があったり、港町特有の魅力もあり、アメリカの都市らしくない不思議な雰囲気を出している街並みになっているので、観光をしてみるとその良さを感じることができます。
メリーランド州で名物料理といったら
ワシントンDCから東に位置しているアナポリスあたりでもチェサピーク湾、メリーランドを中心に味わうことができるブルークラブを挙げることができます。
これは新鮮な状態でゆでたりすることで食べることができるカニ料理です。
それに加えて、いろいろな調理方法で食べることができる海鮮の料理があります。
代表的なカニ料理としてはクラブケーキがあるので観光をする際には食べるといいでしょう。
これは日本ではかまぼこにあたるものであり、カニの入ったすり身を調理したものになります。
有名店では店内でカニを潰して加工をしているくらいの新鮮な食材を使っていてカニ肉ぎっしり入っているものになります。
このほかにもホタテやエビ、クラムや特区フィッシュなどをフライにしたものなどもあります。
しかしながら、カニ料理は時期があるので注意が必要です。
また、アメリカらしい食事を味わうこともできるお店もあります。
アメリカ料理としてはステーキ肉を豪快に楽しむことができるレストランもアナポリスには数多くありますし、バーガーやポテトなどを気軽に食べることができるお店もあります。
いずれにしても量がかなりあり、ボリュームがあるので、加減して注文をすることをおすすめします。
日本からワシントンDCへ、そしてアナポリスへ
日本からアナポリスに行くにはまずは最寄りの国際空港としてワシントンDCに行くのが最も速やかに行ける方法になります。
日本では成田空港から12時間半程度の時間がかかります。
これは往路であり、復路になると、14時間程度をみておくといいでしょう。
3月から11月までのサマータイムでは13時間の時差があるので、日本を出発する時間が午前中ならば、日付変更線をまたぐので、到着も当日の午前中になりますし、午後であれば同じような時間の到着になります。
復路では翌日に到着になるので、翌日の少し進んだ時間帯に着くことになります。
冬時間になると、時差は14時間になります。
ワシントンDCに到着してアナポリスに行くには、ボルチモア・ワシントン国際空港からは32km、ワシントンダレス国際空港からは80kmの距離になります。
地下鉄とバスを乗り継ぐ方法とレンタカーやタクシーなどで行く方法があります。
地下鉄とバスで乗り継ぎには少し複雑になっており、グレイバウンドの直通バスは曜日指定になるので、事前に調べる必要があります。
観光に車では1時間ほどで行くことができるようになっているので便利ですが、タクシーでは少し運賃がかかります。
メリーランド州の物価の水準
アメリカ全土で見てもメリーランド州は平均的な水準よりも高めになります。
アメリカの州の中では上位2割程度に入ります。
これはワシントンDCなどの大都市が近くにあったりすることも影響しています。
しかしながら、地方都市であるアナポリスは大都市ほどは高い水準ではありません。
レストランとしてはランチで10ドルから20ドルの間、ファーストフードでは5~10ドル程度、ディナーでは20~40ドルくらいになりますが、レストランの場合ではチップとしてサービス料が15~20%ほどプラスでかかると思った方がいいでしょう。
生活をしていくのにスーパーで買い物をしようとすると、ジャンルによってもかなり違いがあります。
日本と比較をしても同じか、少し高いくらいの水準になります。
生活雑貨では日本よりもかなり高いものもありますし、食品も野菜や肉などは日本よりも安かったりします。
ですから商品や購入する場所にもよります。
また交通費としては、ガソリンが日本よりも安いので、電車やバス、タクシー、そしてレンタカーを借りた時のガソリン代も日本よりもリーズナブルに済むことが多いでしょう。
観光をする際には現地で行動する費用とお土産代などに影響をするものです。