イタリア旅行の定番といえば、ミラノ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ローマ、ナポリの5大都市です。
これらの都市が観光客に好まれるのは美術館、観光名所、ブランドショップが揃った大都市であるということもありますが、それ以上にそれぞれの町自体が持つ町並みの美しさが訪れる人たちを魅了するからです。
世界遺産に指定された美しい都市
実際、ミラノ以外の4都市は町全体や歴史地区がユネスコの世界遺産に登録されています。
海外旅行が初めての方でも何度も経験されている方でも、この中でもおすすめしたいのは、フィレンツェ、ローマ、ヴェネツィアの3都市です。
フィレンツェは町の規模がこの3都市の中で一番小さく、観光名所が狭い範囲の中にギュッと凝縮されていて、徒歩での観光がとてもしやすい町です。
ルネサンス時代の栄光を伝える荘厳で美しい町並みはまるで舞台セットのようです。
ロマンチックで幻想的な風景を堪能したいという人には、ヴェネツィアがおすすめです。
アドリア海の女王と呼ばれるヴェネツィア。
中世のままのスケールを残し、車の通行が全くないヴェネツィアの街は、朝、昼、夜とその時間ごとに表情を変え、見知らぬ異世界に迷い込んだような錯覚を覚えてしまいます。
街の中心サンマルコ広場には、金色のモザイクで飾られた美しいファサードを持つ聖マルコ大聖堂と、貿易で栄華を極めたヴェネツィア共和国の政治の中心であったドゥカーレ宮殿などの美しい建物に囲まれ、いつも観光客で溢れています。
そして永遠の都と呼ばれるローマもおすすめです。
古代ローマの遺跡とバロック建築が混在するローマの町並みの美しさは格別です。
コロッセオやフォロ・ロマーノ、トレビの泉、スペイン広場、バチカンの聖ピエトロ教会など有名な名所巡りやショッピングが楽しめます。
イタリア料理は地方料理が魅力的
海外旅行の楽しみの一つは、旅行先で食べる各国料理だという人も多いと思います。
イタリアに行ったら、やはりイタリア料理を楽しみたいものです。
イタリア料理は各地域の特産物を使った郷土料理の種類が豊富で、街が変わるごとにメニューの内容ががらっと変わります。
海岸の近くでは海産物の料理が味わえるのはもちろんですが、訪れた土地ごとに他の土地では食べられない生ハムやチーズなどにも出会えるので、事前に情報を集めておくと良いでしょう。
北部の料理はどちらかと言うと、バターや生クリームを使用したどっしりと料理が多い傾向です。
南下するほどオリーブオイルを使用した地中海風の食事が楽しめます。
おすすめ料理は、やはりパスタ。
特に手打ちパスタはおすすめで、トリュフソースと手打ちパスタの組み合わせは日本ではなかなか食べられないのでぜひ試したい一品です。
また、前菜ではチーズや生ハムの盛り合わせがおすすめです。
こちらも各都市ごとに違った内容の盛り合わせを用意してくれます。
海外旅行中は日本ではなかなか目にしない物を食べたいものです。
その土地でしか食べられないチーズやサラミ類を楽しむことができます。
そしてナポリに行ったら、ぜひ水牛のモッツァレラチーズを試してみましょう。
イタリアでも他の土地では味わえない作りたての新鮮なモッツァレラチーズの味は格別です。
その味を知ったらもう普通のモッツァレラチーズが食べられなくなってしまうかもしれません。
フライトは直行便で約12時間
ヨーロッパへの旅行は長いフライトが避けられません。
直行便は所要時間約12時間。
ヨーロッパ内での乗り継ぎ便を利用してイタリアの各都市へ渡航する場合は、乗り継ぎ時間が短いフライトを利用してもトータルで約14時間~15時間かかります。
また、アジアや中東の各都市の経由便だとヨーロッパ乗り継ぎよりも、飛行機に乗っている時間が長くなります。
直行便だけでなく乗り継ぎ便も選択肢に入れると、フライトの選択の幅が一気に大きく広がります。
日本からヨーロッパへの便は種類が大変豊富で、またイタリアの主要観光都市であればヨーロッパの大都市からのフライトの数も多いので、毎回海外旅行で使用しているお気に入りの航空会社があるという人はその航空会社のフライトを選ぶことができるでしょう。
フライトは現地の発着の時間から逆算して選択する方法もあります。
日本をお昼過ぎに出発するヨーロッパへの直行便を利用すると、夜遅い時間に目的地の空港へ到着することになるため、深夜近くにホテル到着ということもあります。
長いフライトを終えた後、疲れた切った状態で大きな荷物を持って夜の町を移動をしなければならないのは、たとえ海外旅行に慣れていたとしても不安だという人も多いと思います。
不安な人は日本からの出発が深夜の便を利用することをおすすめします。
このタイプの便を利用するとヨーロッパに早朝到着できるため、明るい中で移動が可能です。
観光客向けのお店は割高傾向
全体的な物価は日本とは大きく変わることはありません。
公共交通機関の料金や美術館の入場料など、日本に比べて特に値段が高いという印象はなく、飲食店などの料金は使用するお店によって大きく変わるので、表に表示されているメニュー表を見てお店を選べば間違いありません。
観光客が集まる場所にある観光客だけを相手にしたお店では、市民が利用するお店より割高傾向にあります。
特に観光スポットの目の前などで屋台販売しているお店は、観光客が好むジェラートや水などの飲み物を通常のお店の2~3倍の値段で販売していることもあります。
通常500mlのミネラルウォーターのペットボトルは1~1.5ユーロくらいの価格です。
スーパーマーケットでまとめて買えばもっと安くなります。
イタリアにはバールと呼ばれるカフェが町の至る所にあり、コーヒー好きのお国柄を実感しできます。
日本にはない文化ですが、エスプレッソの立ち飲みの値段は各都市ごとに定額で決められています。
つまりどのお店で飲んでも、カウンターで立ち飲みのエスプレッソの値段は一緒なのです。
テーブルに座ってウエイターさんからサービスを受ける場合はお店ごとに値段を自由に設定できるので、観光地の有名な広場にあるオープンカフェで座ってエスプレッソを飲むとそれなりの値段を請求されます。
物価が高いと言われる東京の有名カフェのコーヒーよりも値段が高い場合もありますので、心配な方は最初に席に着く前にお店の外にある料金表を確認することをおすすめします。
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