採りやすい山菜「ふきのとう」の美味しい調理法

山菜というのは、まさに山の幸そのものです。山菜ならではの独特のクセや苦みというのは、大人だからこそおいしいと感じるものです。

山菜というのはアクも強いため、おいしい料理になるためには、きちんとした調理を行う必要があります。

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そもそもふきのとうとは

ふきのとうというのは、キク科フキ属の多年草であり、全国の山野に自生しています。このふきのとうはつぼみの部分となり、花が咲いた後には地下茎から伸びるフキが出てきます。

知名度も高く、山菜の代表格と言っても過言ではないでしょう。

数ある山菜の中でも、このふきのとうは古くから日本人に愛されてきた食材で、香辛料などにも使用されてきましたが、今では四季を重んじる日本料理には、欠かすことができないものとなっています。

春を迎える早春の時期にとれる食材で、これが食卓に並ぶと春の訪れを感じることができます。春先に一斉に芽を出すのですが、自生している天然ものであれば雪が解けだすころに出始めます。

気温などに左右されるため、とれる地域によって時期に若干の差が生まれます。独特な芳香と、苦みが特徴です。天ぷらのようにメイン料理になることもできますし、和え物などのちょっとした小鉢にもなります。

また、ふきのとう味噌などにすれば、おにぎりの具にもなりますし、幅広い料理に活用することができるというのが、ふきのとうの魅力です。

ふきのとうに含まれる栄養

春の訪れの象徴ともいわれるふきのとうですが、ただおいしいというだけではなく、たくさんの栄養も含んでいる食材なのです。まずあげられるのが、ビタミンB群です。

新陳代謝を高めてくれるので、冬眠から目覚めたクマがよく口にします。またエネルギーの代謝が活発化することによって、アンチエイジング効果も期待できます。

その他には、体内の余分な塩分を排出してくれるカリウムや、整腸作用のある食物繊維も豊富に含まれています。様々な栄養素があるのですが、中でも注目したいのがふきのとうならではの栄養素です。

香りの成分となっているのが、フキノリドです。消化液の分泌が促進されるため、食べ物の消化をスムーズにする手助けをしてくれます。

フキノール酸は、ポリフェノールの一種であり、咳止めや花粉症予防が期待されているので、花粉が気になる春にはしっかり摂取したい栄養の1つです。

寒い冬には、つい食べ過ぎてしまったり、運動不足になってしまったりする人が多くなるのですが、それによって弱ってしまった体の、様々な機能を元気にしてくれる働きがあるのです。

おいしく食べるための下処理

独特の苦みや香りがクセになるおいしさを生み出し、また様々な栄養もあるふきのとうですが、おいしく食べるためには必ず下処理というものが必要となってきます。

山菜は、アクが強いものが多いので、そのまま調理をしてしまっては、おいしい苦みではなくアクの苦みを感じてしまうことになります。

まず必ずやるのは、丁寧に水洗いをするということです。このときについている土をキレイに洗い流し、更には黒くなっている葉などがあれば取り除くようにします。

次に、アク抜きです。鍋に湯を沸かし、5~6分程度茹でてアクを抜きます。こうすることによって、アクによるえぐみがなくなり、おいしい苦みだけを感じることができます。

アク抜きが終わったら、一晩水にさらして下処理は完了です。もし一晩待つ時間がないという場合には、重曹を入れたお湯でアク抜きをすれば良いでしょう。

この時には、茹でた後5分~10分ほど冷水にさらせば、利用することができます。手間なようですが、こういった下処理を丁寧に行うことによって、おいしいふきのとうを味わうことができます。

ふきのとうを使った料理

焼く、茹でる、揚げるなど様々な調理法がありますが、ふきのとうはほとんどの調理法でおいしく食べることができます。もっとも有名なふきのとう料理と言えば、天ぷらです。

春先には、料亭などでもよく見られるメニューですし、衣をつけて揚げるだけという、簡単な調理法でメイン料理になるので、自宅でも簡単に作ることができます。

揚げ物が面倒だという場合には、おひたしなどが良いでしょう。茹でて出汁や醤油、鰹節などをかけて食べてもよいですし、シーチキンなどと和えても良いでしょう。

食卓に、一品プラスしたいときにはうってつけです。また、お弁当のおかずとしても役立ちます。常備しておきたい調味料として、ふきのとう味噌というものもあります。

炒めたふきのとうに、合わせ味噌を入れて一緒に煮詰めていったものです。おにぎりの具にしたり、淡白な魚の上に薄く塗って焼いたりなど、様々な料理に派生させていくことができます。

甘辛い味噌味とは違い、ほのかな苦みが加わっているというのが最大の魅力です。冷凍しておけば、一年中この春の味を楽しむことができます。

最後に

春というのは、遠足やピクニックなど外に出かける機会が増えます。

春の味覚として、ふきのとう味噌を入れたおにぎりや、ふきのとうのおひたしなどで作ったお弁当を持って出かければ、より春を満喫することができるでしょう。

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