採りやすい山菜「コシアブラ」の美味しい調理法

山菜の女王と呼ばれるほど美味いコシアブラは、タラの芽と違い、栽培されていないので希少価値もあります。

まだ馴染みのない山菜ですが、美味しい調理法や長く食べられるように保存方法について、いくつかご紹介します。

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コシアブラは山菜でも見つけ易い

コシアブラは、タラの芽やウドと同じウコギ科の木の芽です。成長した樹木は、15mから20mにもなります。8月から9月には黄緑色の小さな花を沢山つけ、春には枝の先に一斉に芽を吹きます。

タラの芽は「山菜の王様」と呼ばれ、コシアブラの芽は「山菜の女王」とされています。開いたばかりの若葉は透きとおるような黄緑色をして、良く似た山菜にタカノツメがあります。

春から初夏に掛けて芽吹き、中部から近畿地方ならば4月から5月下旬くらいまで、東北地方ならば、5月くらいから標高の高い山になると6月いっぱいまで採る事ができます。

枝から芽が出始めると袴の部分から、先に葉と紫色っぽい柄が何本か纏まって、まっすぐ上に伸びて行きます。先に葉をつけた柄が、何本か揃ったところで採るようにします。

柄の先の葉が出始めていないコシアブラは、筆が刺さっているような形に見え、この状態を「筆葉」と呼んで一番美味しい時期でもあります。

調理する場合、出たばかりならば、一緒の調理法で大丈夫ですが、少し時間がたったコシアブラは、太い茎の部分と葉に分けて使いましょう。

コシアブラの調理法は

コシアブラは山菜なので、独特の風味とアクがあります。日持ちがする野菜ではありませんので、できる限り早めに食べてしまいましょう。

食べきれないほどあるならば、乾燥しないように新聞紙にきっちりと包み、呼吸のための穴を開けたビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存します。

長く保存したい場合には、冷凍することがおすすめです。冷凍するときには、薄めの塩を加えた沸騰したお湯で1分半くらい茹でます。その後で、氷水に入れて、そのまま水に晒してアクを抜きます。

それから水分を良く切ってから小分けにし、ステンレスなど金属製のバットに広げて、一気に冷凍します。凍ったら、小分けにしたままラップで包み、保存用の袋に入れて冷凍します。

もっと長く保存するには、塩漬けにしましょう。タッパーウエアなどに、袴を取ったコシアブラ1kgに、塩200gを用意し、塩とコシアブラを交互に繰り返して入れていきます。

さし水200ccを端のほうから入れて、重石を乗せ冷暗所で保存して、15日ほどで完成します。水を1度切って、同じ分量の塩でと水で同様に漬けます。

コシアブラのアクを抜く

コシアブラの調理法では、アクを抜く必要があります。ですが、天ぷらや素揚げにすると、山菜の旨みや栄養素を逃さずに食べることができます。

天ぷらや素揚げならば、下茹でする手間をいりません。アクを抜くには、水1lに対して20%の塩(20g)を加えて茹でます。茹でる時間は2分から3分、そして冷水にとってそのまましばらく水に晒します。

筆葉の場合は出たばかりのものなので、アクはあまり強くありません。ですので、茹でるとしてもさっとお湯に潜らせるくらいで大丈夫です。

この若芽ならば、お醤油やポン酢などを掛けていただいても美味しいです。天ぷらなどは油で揚げるので、アクが旨みに変わります。コシアブラが手に入ったならば、最初は天ぷらで食べてみて下さい。

アク抜きをした場合は、色々な調理法で食べることができます。かつおぶしを掛けておしたしにしても良し、さっぱりとポン酢で頂いても風味を感じられるはずです。

胡麻和えや白和えなど、さまざまなあえものにしても、香りと春ならではの歯ざわりを楽しめる山菜です。

コシアブラを楽しむ調理法

アク抜きしたコシアブラは、和食だけでなく洋食などにも利用できます。特にパスタの具にすると、びっくりするような美味しさを体験できるでしょう。

ぺペロンチーノやカルボナーラなどに加えることで、春のパスタになります。

塩茹でしたコシアブラを、にんにくの香りを移した油で炒めたり、にんにくにみじん切りを加えたオリーブオイルなどであえて、サラダ感覚でいただくことができます。

和食では太い茎の部分を入れた、炊き込みご飯がおすすめです。お釜の蓋を開けたときに、ふわりとコシアブラ独特の風味が香ります。炊き込みご飯の場合は醤油を控えめにして、塩で味を調える方が美味です。

他にも、太目の茎の部分は汁ものに入れてたり、卵とじに入れることも黄色に緑が映えて、見た目にも美味しそうになります。

コシアブラは、太い茎の部分は火が通りにくいので、5mmくらいのみじん切りにしてください。風味も強いので、ふきのとうと同様にコシアブラ味噌にするのも良い調理法です。

おにぎりや田楽につけて焼いても、さらに美味しくいただけます。

最後に

コシアブラはまだ、スーパーでいつでも手に入れられる山菜ではありません。ですが、ホームセンターなどでポット苗として販売されています。

季節を感じられる野菜として、ベランダで育ててみることも、美味しい山菜をいただけるチャンスかもしれません。

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