春の代表的な山菜で、人気があるのが「たらの芽」です。採りやすいと言われているのですが、調理法を知らない方もいます。
せっかく収穫したものを美味しく食べるには、調理法次第と言われています。どんな方法があるのかを知り、お好みの味に仕上げてみませんか。
アクが少ないので人気も高い「たらの芽」
「たらの芽」は、数ある山菜の中でも人気があるのには、アクの少なさがあることも理由の一つです。
たとえば、わらびを採った場合、正しいアク抜きを知らないままで調理をすると、本来の味を味わえないばかりか、食べにくくなってしまう可能性もあります。
このようなアク抜きは、それぞれの山菜に応じてしなければならないのですが、その手間もそれほどかからないのが魅力の食材です。
アクが少ないので、さらに香ばしい独特の風味を満喫できるので、毎年、春の一定の時期を見計らって、採りに出かける方も少なくありません。
ただ、採る際にはたらの木には棘があるので、注意をしましょう。手袋や作業着を着用して、素肌のままで露出しないように注意をしておくのが賢明です。
毎年、「たらの芽」を採りに行き慣れている方は、それなりの対策を行っているものです。擦り傷にならないためにも、棘があることを意識しておきましょう。
このように、採る際にはやや注意点が必要なのですが、たらの木の先端の新芽になっているので、注意をして採れば、採る行為そのものには楽しみがあります。
「たらの芽」の下ごしらえの注意点
「たらの芽」の下ごしらえを、まず行いましょう。採った際に草などのゴミがついていれば、取り除きます。次に、丁寧に水洗いをしますが、この時、指先に粘り気を感じることもありますが、加熱をするので心配はありません。
そして、根元の固い部分を包丁で切り落とします。茶色い皮がかぶっている部分を見て、切り落とすようにしましょう。
そして、「たらの芽」の大きさにもよりますが、根元の部分から適度に切れ目を入れておくようにして下さい。
加熱しやすくなるので、短時間での処理が出来ますし、食べた時に柔らかく食べやすくなるので、忘れないように注意をして下さい。
ここまでが注意点ですが、洗った後は丁寧にペーパータオルなどで水を拭き取っておくようにしましょう。水が残っていると油がはねることもあるし、うまみが損なわれるようになるからです。
水切りをザルでしてから、丁寧にペーパータオルなどで丁寧に拭き取るようにしましょう。ひと手間ですが、これをしないままでいると後々影響が出てしまうことになるので、手を抜かないようにして下さい。
一番のおすすめは天ぷら
「たらの芽」の調理法で、なんといっても一番のおすすめは天ぷらです。これまで食べたことが無いと言う方が、半信半疑で召し上がった時にも、この絶妙な味わいに感激をすることが多いからです。
特徴は、香ばしさとうま味です。山菜ならではの味わいですし、この時期にしか味わえないのですから、ぜひ、天ぷらにして召し上がってみてください。
調理法は、衣を薄く作るのがポイントです。山菜そのものの味わいを損ねないためにも、衣はうっすらとつく程度で問題ありません。油の温度は180度程度で、短時間で揚がります。
揚げたてを天つゆや塩、しょうゆで召し上がると最高の味わいを感じることが出来ます。ただし、「たらの芽」を含めて、山菜は調理するまでの鮮度に左右されますので、採って来たその日に天ぷらにするのがおすすめです。
翌日まで冷蔵庫で保存しているものは、うま味や香りが落ちて来るからです。この季節にしか味わえないのですから、ぜひ、当日の調理を心がけてみましょう。
天ぷらですので、短時間で完成するのも魅力ではないでしょうか。
和え物も違う味わいがしておすすめ
また、「たらの芽」で違う味わいを感じるのが、和え物です。天ぷらの味わいとはまた違う食感、風味になるところが魅力でもあり、毎年、採っている方は部位によって調理法を使い分けしています。
たとえば、大きくなってしまったものであれば、ゆで加減で調整できるので和え物が適しています。そして、たくさん採れた場合に、天ぷらだけでは食べきれないというケースもあるでしょう。
そのような場合には、和え物であればストックが出来ます。塩を入れてゆでてから、水を切ります。水気をきちんと切るように注意をして下さい。
そして、酢味噌、マヨネーズ味噌などお好みの調味料で和えます。淡白な味わいですが、山菜らしい風味も実感できるのが魅力です。お好みの調味料で使い分けしてみても、色々な味わいを堪能出来るようになるでしょう。
この調理法であれば、2日~3日は味わえるので、たくさん採れた時にはおすすめの調理法です。
酒の肴、普段のおかずにも、天ぷらも和え物も、どちらも適しているのでお酒もご飯もすすむようになります。ぜひ、手に入ったら作ってみましょう。
最後に
「たらの芽」は、山菜でもとても人気があります。下ごしらえをしっかりと行い、天ぷらや和え物にして美味しく召し上がってみましょう。
その季節ならではの深い味わいが出来るのも、日本ならではの魅力ではないでしょうか。
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