カジュアルな着こなしができるため、ジーンズは幅広い年齢や男女問わず人気の高いファッションアイテムです。
様々な服ともコーディネートしやすく、耐久性にも優れているので多くの場面で使用されています。
しかし、ジーンズには履く以外にも楽しめる世界があることはあまり知られてないようです。
ジーンズの魅力
ジーンズにはたくさんの種類があります。
例えば基本的なデニム生地で作られているもの、ストレッチ素材、様々なカラーなどです。
他にもあえてダメージ加工を施したものや刺繍やプリントを施したものなど、数えればきりがないほどです。
このようにバリエーション豊かなジーンズだからこそ、楽しみの幅が広いといえます。
ジーンズの魅力の一つは、使っているうちに独特の雰囲気が出てくることです。
使い込むうちに生地がこすれたり色落ちすることで、購入時は同じ商品でも個性が生まれ、唯一無二のオリジナルのジーンズが出来上がります。
どのように使い古していくのかも楽しみの一つと言えます。
また、ジーンズは製造されているブランドによって個性が違っており、その違いを楽しむこともできます。
日本だけでなく、海外ブランドも数多く存在しており、それぞれのブランドがオリジナルのデザインやこだわりを持ってジーンズを作っています。
自分のお気に入りのブランドを決めて、そのブランドの商品を収集する、というのもいいでしょう。
また、ブランドによっては古くからの歴史を持つところもあり、そのような場合はなかなか市場に出回ることの少ないビンテージ物の商品を探してみるのも楽しみの一つといえます。
履いても集めても楽しいジーンズ
たくさんの種類があるジーンズですが、収集という分野ではあまり知られてない世界があります。
通常お店で販売されているものではなく、貴重なレアものを探すのも楽しいです。
ですが、レアものと呼ばれる商品の見分け方や価値は知られてないことも多く、素人では判断が難しいですが、集めいていくうちにその魅力にはまっていくケースも多いです。
例えば、あまりよく知られてないポイントの一つに、生産ロットがあります。
これはポケット裏に表示されていることが多く、この番号を見ることでそのジーンズがいつ頃製造されたものなのかを判別することができます。
初期に製造された生産ロットを持つ商品は希少価値も上がり、マニアの中で人気で高値で取引されることも多いです。
さらに、知られてないレアジーンズの特徴としては、ステッチの違いがあります。
ジーンズのステッチの部分を見ることでもその商品の製造時期が判断できます。
ステッチには二種類あって、シングルステッチと呼ばれるものとチェーンステッチと呼ばれるものとが存在します。
シングルステッチはアタリという模様が垂直・縦に入っているものです。
一方チェーンステッチはアタリが斜めに入っています。
シングルステッチのものは製造が初期のものはシングルステッチが多く、後期になるとチェーンステッチが増えます。
このようにステッチの違いでレアジーンズを判別も可能です。
このほかにも製造時期を判別するポイントはたくさんあり、レアジーンズの世界はとても奥が深いといえます。
自分で判別をしながら貴重な品を探してみるのも醍醐味でしょう。
オリジナルにこだわるならリメイクも
既製品のジーンズを履いたりコレクションするのも楽しいですが、もっとオリジナリティーを出したいならば、リメイクをしてみるのも楽しみ方の一つです。
既製品を自分で使って独特のダメージや色落ちを楽しむこともできますが、それでは個性が出るまでに時間がかかってしまいます。
リメイクならば短時間で自分なりの個性的な一本を作ることができます。
リメイクといっても様々な方法があります。
例えば刺繍糸を買ってきて、自分で好きな場所に刺繍を入れてみるのも素敵です。
自分のイニシャルでもよいですし、花や動物、言葉やマークなどもいいでしょう。
刺繍を入れる場所はジーンズのすその部分でも目立ちますし、左右のポケットなどもアクセントになります。
刺繍のほかにもビーズやスパンコールなどの装飾品を縫い付けてもきらきらと光って目立ちます。
購入時は地味な印象のジーンズでも、ひと手間加えることで目を引く個性的なものに変えることができます。
ほかにも、デニム以外の布を組み合わせるという方法もあります。
具体的には和柄や好きな模様の布をダメージの部分の当て布として使用し、破れたデニム生地の隙間から見えるようにしたり、ポケットの内側の布として使用すれば手を入れる部分から少しだけ違う柄を見せることができます。
このように異なる生地を組み合わせることでも全体の雰囲気を変えることが可能です。
さらに、もう着なくなってしまったジーンズをほかの製品に作り変えることもできます。
一度ほどいて必要な生地をとりバッグなどの小物製品にリメイクしなおせば、履けなくなったものでもまだ使い続けることができます。