世界には、その名を知られる有名な美術館が数多くありますが、展示されているコレクションを始めとして、建物や敷地全体にその地域の文化や、歴史が色濃く反映されています。
美術館に一歩足を踏み入れるだけで、別の世界に迷い込んだような気分になることもあります。
世界最大級の規模を誇るルーブル美術館
ルーブル美術館といえば、世界で最も有名な美術館といっても、過言ではありません。
フランスのパリ中心部にあり、毎年フランス国内外から、数多くの入場者が訪れています。
絵画や彫刻、工芸品、素描、版画、古代エジプト美術、イスラム美術など、様々なコレクションが収蔵されており、8つの部門に分類されて、展示が行われています。
収蔵されているコレクション中で、最も代表的な作品は、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた、油彩画「モナ・リザ」です。
レオナルド・ダ・ヴィンチは、イタリアのルネサンス期を代表する芸術家で、史上最高の画家とも呼ばれています。
「モナ・リザ」は、レオナルド・ダ・ヴィンチの代表作で、多くの人々を魅了し続けてきました。
美術の教科書に載っている写真を、見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。
一生に一度は、実際に目にしたい作品です。
幅広いコレクションが魅力のメトロポリタン美術館
メトロポリタン美術館は、ニューヨークのマンハッタンにあり、世界の三大美術館の1つに数えられています。
収蔵されているコレクションは、300万点以上にも上り、コレクションの幅が広いのが特徴です。
古代から現代まで、あらゆる地域の美術品や工芸品が収蔵されています。その中には、日本コーナーもあり、浮世絵も展示されています。
尾形光琳の「八橋図屏風」や、葛飾北斎の「富嶽三十六景」といった作品もあります。また、オランダの画家で、バロック期を代表するフェルメールの「水差しを持つ女」という作品も、展示されています。
全ての作品を見て回るには、1日だけでは足りません。また、ミュージアムショップが充実しているのも、メトロポリタン美術館の特徴です。
展示されている作品に関連する書籍や、雑貨など色々な物が販売されています。
お土産として購入するのにも、最適です。
建物自体が美しいエルミタージュ美術館
ロシアのサンクトペテルブルクにある、エルミタージュ美術館は、建物自体が世界遺産に登録されています。
ロマノフ王朝のエカテリーナ二世が、自分専用に美術品の展示室を建てたのが、起源と言われています。
その後、歴代のロシア皇帝がコレクションの数を増やし、ロシア革命後には、貴族達から没収した美術品なども、コレクションに加わりました。
ヨーロッパの壮大な歴史を感じされる作品が、数多く展示されています。
代表的な作品には、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「ブノアの聖母」や、「リッタの聖母」、ラファエロの「聖家族」などがあります。
また、オランダのバロック期の画家であるレンブラントの「ダナエ」や、「放蕩息子の帰還」といった作品も、収蔵されています。
エルミタージュ美術館は、建物自体が美しく、優美で華やかな宮廷生活を感じることができます。
500年以上の歴史を持つバチカン美術館
バチカン美術館は、バチカン市国に位置しており、カトリック教会の総本山である、サン・ピエトロ大聖堂の北側の、バチカン宮殿にあります。
バチカン宮殿の大部分を占めており、歴代ローマ教皇のコレクションが、収蔵及び展示されています。
古代ギリシャや、古代ローマの彫刻、エジプト美術、エトルリア美術、現代キリスト教美術など、世界の様々な美術品が幅広く収蔵されているのが特徴です。
バチカン美術館の中でも有名なのは、システィーナ礼拝堂で、ミケランジェロの天井画「創世記」と、祭壇壁画である「最後の審判」が描かれていることで知られています。
ミケランジェロは、イタリアのルネサンス期を代表する芸術家で、優れた芸術作品を数多く残しています。
そのミケランジェロの作品の中でも、「創世記」と「最後の審判」は、西洋美術界に大きな影響を与えた作品と言われています。
狂気の画家ゴッホの魅力が詰まったゴッホ美術館
近代美術の父と言われる、フィンセント・ファン・ゴッホは、強烈な個性が魅力の、芸術家です。
現在でも、世界中に熱狂的なファンが多い画家でもあります。
西洋美術史の中において、多大な影響を与えたことでも知られていますが、ゴッホの人生は、狂気と隣り合わせな、とてもドラマチックなものでした。
友人であるゴーギャンと喧嘩をして、自分の耳を切り落としたことは、あまりにも有名なエピソードです。
己の感情を率直に表現し、大胆な色使いが、ゴッホ作品の特徴と言われています。
そのゴッホの魅力を堪能できるのが、オランダのアムステルダムにある、ゴッホ美術館です。
ゴッホの作品を中心に、ゴッホと同時代のゴーギャンや、ロートレックといった画家の作品も展示しています。
また、ゴッホが傾倒していた日本の浮世絵や、ゴッホが模写を盛んに行っていたミレーの作品などもあります。
最後に
美術館は、展示されているコレクションだけではなく、展示している建物や、設備も芸術作品を構成する大切な要素です。
その美術館が持っている雰囲気や佇まいが、展示されている作品と絶妙にマッチし、その魅力を最大限に引き出しています。
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