「事務職」というと、女性に人気な職種な印象があります。
ただ、事務職と言っても、誰にだってできる仕事なわけではありません。
どんな人が、事務職に向いている人なのか、逆にどういった人は向いていないのか。特徴を見ていきましょう。
細かい事が苦になるかどうか
事務職は、基本的に細かい作業が多い仕事になります。経理であれば、数字とのにらめっこになりますし、人事労務は様々な書類作成が必要になります。
営業事務は、契約に必要なデータをまとめたり、資料作成をしたりするので、大量のデータを扱う事もしばしばです。また、それらは間違える事ができない、重要な処理である事が多く、細かいチェックや見直しが不可欠です。
ですので、そういった緊張感のある、間違えられない処理を1日中行っても、苦にならない方がまず事務職に向いている人と言えます。
逆に、ずっと座って数字をずっと見たり、書類が間違っていないかどうかチェックするのは苦痛であるという人は、向いていないと言えるでしょう。
外出して、クライアントと交渉したり、デザインや制作などクリエイティブな事がしたい人、またどんどん成果を出して給料をどんどん上げて行きたいといった、野心がある人も事務職は向いていないでしょう。
堅実に、コツコツやれる人が求められる職種ですが、事務職に女性が多いのは、こういった細かい作業が得意だからという事も、要因の一つなのかもしれません。
無茶難題もなんとか応える努力ができる
会社は、基本的に受注して納品することで、売上が発生します。営業が受注し、制作が商品を作り、再度営業が納品して金額を請求できるという仕組みです。
営業や制作は、売上を上げるために、クライアントの要望になんとか応えようと、様々な交渉を行って受注することができるわけです。
そうなると、多少のクライアントからの無茶な要望は、受けてしまうという事も出てきます。
通常であれば、その対応はしないという事や、クライアントからちょっとしたワガママを言われて、営業さんが受けてしまう。そして、それを処理するのは、だいたい事務職の仕事になる事が多いのです。
特に、営業事務は、営業から直に依頼が来るので、突然降ってくる無茶難題に、対応しなければなりません。
そういった、イレギュラーなことにも応える努力をすることができる人が、事務職に向いていると言えるでしょう。
逆に、通常のフローに則っていないことをされるとストレスであったり、やってられない気持ちになってしまう場合は、企業を選ぶ時点で、そういったイレギュラーな事が無いかどうかを確認してから、就職するのが良いでしょう。
コミュニケーション能力が高い
事務職は、あまり人と関わらないというイメージがあるかもしれませんが、そんな事はありません。
会社にかかってきた電話は、会社にいる人が出ますので、必然的にバックオフィスにいる事務職が、取ることが多くなります。来客があった場合は、お通ししたりお茶を出す必要もありますので、クライアントと関わることもあります。
また、事務が一番相手にするのは、社員です。経理の場合は、売上に関わるメンバーとコミュニケーションを取ることが多いですし、人事の場合は社員全員がコミュニケーションの対象となります。
営業事務は、営業メンバーはもちろん、クライアントとのやり取りをスムーズに行なえなければなりません。
どんなに苦手な人や、喋りたくないという人がいても、業務上コミュニケーションを取らざるをえないというシーンが、多々出てきます。その時に、きちんと仕事として、人間関係を構築できるかどうかが大事になります。
事務職も、かなりコミュニケーション能力が必要な職種です。人と関わりたくない、電話対応や来客対応などもやりたくないという場合、事務職は務まらないかもしれません。
サポートすることに喜びを見いだせるか
経理・人事・労務・総務・営業事務など、事務職と呼ばれる仕事は、基本的に社員のサポートであることが多いです。
何が一番のやりがいかと言われると、社員をうまくサポートして役に立てた、という事になるのではないでしょうか。
このサポートするという事に、喜びを見い出せると、事務職は俄然面白い仕事になると思われます。
営業は、クライアントから「ありがとう」と言われると嬉しいのと同じように、事務職の場合は、社員から「ありがとう」と言われる事を、目指すとやりがいを感じられるようになるでしょう。
逆に、社員のために役に立ちたいと思えないという方は、事務職は難しいかもしれません。
もちろん、事務職の立場が弱いというわけではありません。ただ、自分がミスを犯してしまった場合、社内に影響を与えてしまう可能性があるのが、事務職ですので、常に社員のために注意を払える事が重要と言えます。
時には、気が合わない社員がいたり、嫌いな人も出てくる事でしょう。
でも、仕事は仕事と割り切り、ミスのない仕事ができる人こそ、事務職に向いている人と言えるのではないでしょうか。
最後に
様々な特徴を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
事務の仕事は、簡単なイメージがあるかもしれませんが、実は色々な事に気を配る事が求められる職種ですので、ぜひサポートするという事に魅力を感じる方は、事務の仕事に挑戦してみてください。
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